梅雨入りと宣言されたわけではないのに,どんよりした日が続く。5月の日照時間はかなり少ないようだ。
大阪に着いたら,掛川より湿気がすごい。
SACSIS2006のポスターセッションに参加。といってもワシは完全に冷やかしで,全ての解説はO先生の院生Fさんが全てこなしていた。
初めての学会参加なのだが,どっしり構えてしっかり説明していたのはさすが。
終了後はさっさと帰宅。さて,運動して寝ますか。
あ,唐沢俊一さんの日記(5/20(土))に,いしかわじゅん批判が。唐沢さんが誰かに絡むのはいつものことだけど。
しかし,自分の感性を売り物にしている書き手に『「業界、もっと言えば時代全般の中で、その人とその芸や作品がどういう位置づけで認知され評価されているか」という視点』を求めるのはどうなんだろう。ちなみにいしかわじゅんもことマンガに関する限り,ちゃんと時代の空気と流行を踏まえた発言もBSマンガ夜話ではしていたよ。
東浩紀の文章に絡んだ時も,学者なんてのは文章の読みやすさで勝負するモンじゃないだろうと思ったもんだが,どーも唐沢さんの絡み方は時として「いいがかり」に近いものがあるな。これだけ売れっ子になってもまだ若造のように振舞うってあたり,精神が若いのかしらん。
寝ます。
5/21(日) 掛川・晴
久々の五月晴れだが,鬱のため,一日中ヒッキー生活を送る。重い腰を上げて,ようやっと某テキストの新章執筆に取り掛かるが,果たして出来上がりはいつになるか? 結局,兄弟子のきっちりした論文を読み解かないと解説どころではないことに気が付いたところで今日の仕事おしまい,となる。うーむ,先は長そうだ。
どうにか失踪は取りやめて,金曜日はおとなしく出張したのであった。往復とも,新富士駅からの移動となった。
初めて降りる駅であったが,どーせ掛川と同じく,こだましか止まらないショボイところなんだろうと高をくくっていたら,改札機の数が段違いに多いし,社用族と思しきスーツのリーマンな方々が多数,次々にタクシーで移動していくのを見て,おみそれしてしまった。製紙工場が集積しているだけあって,平日昼間の乗降客数は掛川よりずっと多いようだ。
出張講義の方は,初めての資料を使ったので説明はヘロヘロだったが,まあ先方のTAな方からは,前回よりも今回の方がずっと良かったと言ってもらえたので,改善の効果はあり好評だった(?)としておきたい。ホントはこの次にこれをVideoにしたいのだが,シナリオを書くのが面倒そうなので,逃避行動したい時まで先送りしたい。Excelの操作法を静止画で教えるよりは,動画で実際の画面を見せた方がいいだろうと思っているので,ぜひ試してみたいのだが,今はそれどころではないのだ。SWoPPの予稿をしっかり挙げるまでは,おとなしくそっちの仕事をメインとしたい。
鬱な頭を抱えて寝ます。
5/19(金) 掛川->富士宮->掛川・曇
梅雨入りかと思うほどの曇天が続く。気温は先週とは打って変わって低く,肌寒さを感じる。このまま冷夏に突入してくれると,個人的には有難いのだが,そーすっと日本経済に影響が出てくる。世の中ままならず。
本日は高大一貫講義のため富士宮へ出張。シラバス訂正するの忘れていたことに今更気がつく。だって資料上がったのって一昨日だぜ? 鬱のため,追い込まれないと何もする気にならない・・・ってのは言い訳だな。
どーも,吾妻ひでお先生の転落の道筋を忠実に辿っているような気がする今日この頃。パッタリとここの更新が一月以上滞ったら,失踪したな,と思って頂きたい。
先日の数学論文数減少という報道に関する続報。朝日新聞の記事はまともだ。「数学者の活躍の舞台は、大学中心の日本に対し、欧米では産業界への進出が盛んで、日本も数学振興のための産学連携が必要」。何故かと言えば,「他分野の研究者が数学に寄せる期待は大きい。アンケートで自分の研究テーマに数学研究者の協力がほしいか問うと、3人に2人がほしいと答えたほか、「半導体回路の設計やコンピューターのソフトウエアなどの設計で数学は欠かせない」「数学と他分野研究との交流の場が必要」などの意見があ」るそうな。
応用に関係してくれる研究者は歓迎,ということか。それなら納得。
でもそゆこと言っていたら,生物は物理は化学は・・・と際限がないような。
では行ってきます。
5/17(水) 掛川・曇
沖縄は入梅。梅雨前線が活発に活動しているようなので,今年も平年並みの時期に入梅となりそうである。
昨日は鬱な頭を絞って,金曜日に行われる高大一貫講義用の資料を作る。遠隔講義用の資料は既に2つ作ってあるが(これとこれ),今回は出張講義として先方に出向いて行うものなので,話よりも実習重視の内容となる。Newton法は微積をまるで知らない学年向きではないと悪評なので今回はパスし,中点法とRegula-Falsi法のみ。って,実習の手間はこっちの方が上かも。
鬱時の逃避行動の一環として,気になったことをちょろっと調べてみた。町山さんのコラムを聞いていたら,「アメリカ合衆国におけるパスポート所持率は20%」という発言があったのだが,じゃあ,わが日本国の所持率はどんなもんじゃろうという疑問が湧いてきたのである。ググってみても,ドンぴしゃりのデータはなさそうなので,信頼できる統計値から計算してみることにした。
まず,外務省のWebページから,2005年12月28日時点における有効旅券の数を調べてみる。このPDFファイルの11ページ目にそれが載っており,計34934463,とある。約3493万券ということだ。
次に,総務省統計局のWebページから,ほぼ同時期の日本の総人口を得ることにする。ぴったり2005年12月28日時点の正確な数字はないようなので,2005年12月1日時点における推計値,約12779 0千人,で代用する。12779万人ということらしい。現時点でも大体1.2億人いるそうだから,1ヶ月程度の差異は殆どないと見てよい。
するってぇと,日本のパスポート所持率は,3493 / 12779 = 約27.3%,となるわけだ。
日本が27%,アメリカが20%。諸外国と比べてみないと何ともいえないけれど,7%程度の差では,アメリカがモンのすごく低い,と言える訳ではなさそうである。
雇用保険3事業が抜本的見直し,という記事が出た。毎日新聞の記事から引用してみると,詳細は次のようになるらしい。
「雇用保険3事業は、事業主が従業員給与の0.35%の保険料を全額負担し、これを財源に「雇用安定」「能力開発」「雇用福祉」を実施する仕組み。仕事と子育ての両立を支援する「育児・介護雇用安定助成金」(同34億6300万円)なども含まれるが、規模が小さく、児童手当に代表される子育て世代への経済支援には使えない。このため、同省は3事業の内容を全面的に見直し、「少子化対策」としての予算を1000億円単位で支出できる枠組みを作る具体案の検討を始めた。
同3事業は00年度まで勤労者福祉施設の整備費にも充当され、現在それらの施設が投売りされるなど、無駄遣いぶりが指摘されてきた。昨年12月には「3事業は廃止も含め徹底的な見直しを行う」と閣議決定されている。」
厚生省と労働省が合体した時から,いずれは,と思っていたが,とうとうその時が来たか。しかし過去何度も雇用保険勘定の使い道について見直しが叫ばれてきたけど,結局名義変更だけで乗り切ってきたもんなぁ。旧労働省の巻き返しがどれぐらいのものになるのか如何で,再編の行方も変わってくるのだろうな。
では行ってきます。
ただいま。
高大一貫講義資料(PDF,MHT),一応完成。いくらでも丁寧に資料を作ることは出来るが,それと反比例してモチベーションは下がっていくのである。最適化した結果,このあたりがbetterか(bestではない),ということで打ち切り。これを膨らませて,ブルーバックスでも書いてやろうかしらん。
あああごめんなさい,NAS2006幹事団から「はよ予稿提出せんかいワレ」的催促メールが届く(実際の文面は至極穏当です,為念)。あと一歩,T.Kouya,あと一歩でございます。最後の,最後のお願いにやってまいりました,T.Kouya,T.Kouya,よろしく,よろしくお願い申し上げます。T.Kouya,よろしくお願い致します・・・(Fade out)。
SEOと見なされなければよいがのう。
では運動してきます。
ただいま。書き忘れがあったので追加。
数学博士や国立大学の数学専任教員が減っているそうな(読売新聞)。だから何? 増やせっての? 情報にも工学にも数学プロパーは結構入り込んでいると思うんだけど,それは数に入らないの? 大体,少子化で大学数が多すぎるってんで,この先潰れる私大が山ほど出るって言われているのに,数学教員だけ増やす理由ってなんかあるの? 産学連携が叫ばれる昨今,そんなもんに目もくれず純粋数学に邁進する天才肌の人間を優遇してくれるっての? そもそも純粋数学を盛んにしていったい何を期待しているの? 期待するほどの産業振興に繋がるオコボレは殆どないかもしれないのに,そこんとこ分かって言っているの?
何を言いたいのかよく分からん記事。日本数学会は喜ぶだろうけどねぇ。
寝ます。
5/15(月) 掛川・?
天気を忘れるほど用事の多かった日は久しぶりだ。鬱がようやく薄れてきた模様。
本日も企業さん(人材派遣)が来訪される。年を経るごとに,人材派遣会社が増えてくる。そんな傾向にぶつぶつ言う人もいるが,そーゆーのに限って自分がどっかの人材派遣ではない企業を開拓しようという意欲もなければ人脈もなかったりする。まあ口だけの人をまともに相手にしていても仕方がないから,こちらも黙って聞き流すのみ。しかし○○○○○がここにも出てきたのか,という指摘は正しい。打開策は学生さんがバリバリ勉強してくれることだけである。それが達せられていないのは教師の力不足も一因であるから,当方も教育力を挙げるべく精進しなければならないのだな。
2年ぶり(?)にスポーツクラブ通い復活。今回は前回の轍を踏むことを避けるべく,ナイト会員として安上がり(一般会員より\2500安い)に済ませる。三日坊主になる可能性も高いが,なに,三日坊主を繰り返せば三日坊主でなくなるのであるから,懲りずにチャレンジするのみなのである。
久々のクラブは
・マッチョなおじさん連中が減り,ワシみたいな腹回りの中年が増えた
・駐車場の中に島のように残っていた2軒の民家がなくなり,駐車場が広くなった
・シャワー室にシャンプーとボディソープが常備されるようになっていた
・洗面台に櫛が常備されるようになっていた
という小変化があったのみ。どうやら会員数もそれ程増えていないような雰囲気。ま,利用者としてはその方が有難い。
筋肉痛の来襲に恐れながら寝ます。