5/30(月) 駿府・雨後曇

 この5月はGW依頼暑い日が続いていたが,本日は肌寒く雨がそぼ降る朝となった。今週は明日以降晴れが続くようで,梅雨入りは来週になりそうとのこと。気候不順で風邪をひいたのか,ゴホゴホ咳き込む奴らが目立つ昨今である。

 本体と共に注文したつもりのSurface Pro 4用キーボードパッド,注文が通ってなかったことが判明して手続きを取り,ようやく本体とくっついた。おかげで快適快適。MacBook Airに比べてちょっとキーが固いが,十分実用に耐える。純正日本語109キーボードだけあって,Mac独特のキーなどない分,スムーズに打ててなかなか良い。鹿児島の霧島温泉NAS2016では活躍しそうである。

 LAPACK/BLAS入門(仮),まだ手元にゲラも来てないのだが,本年9月以降に発行と相成った。よろしくお願い致します。

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 多倍長数値解析入門の方も早く上げなきゃいかんなぁ。6月は頑張らないとえらいことになるのである。つーことで何とか本日で整数演算アルゴリズムのところをざっと書き上げて次のステップに進むことにするのである。

 あ,そうそう,M先生のご尽力により,職場のメールがOffice365で運用されることになった。つーことでおにゅうなアドレスを使い始めている。どこにいても送受信できる職場ドメインのアドレス,ほしかったんだよねぇ。ありがとうございました。つーことでおにゅうなOffice365のアドレスはおいおい告知していくことにして,Webには極力出さないようにしよう。プライベートなやりとりはGmailかYahoo! Japanメールで十分だしねぇ。

 もっとまめに書かねばならんなぁと思いつつ,余裕がないと書けないのである。ま,気長に付き合っていくことにしよう。

 寝ます。

4/17(日) 駿府・雨後雲

SurfacePro 4を入手したので,ペン入力を使いながらこの日記を書いている。正直、キーボード入力の方が速いのだが、物珍しさが優って、イラつきながらタッチパネルに文字を書いているのである。

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大体、年と共に漢字を忘れるからICTに頼っているというのに、齢40を越えてまた書き文字入力に戻れというのも御無体な話ではないか。両手を使ってのタッチタイピングに慣れるまでどんだけ苦労したと思っているんだこのM$野郎!しかもこの書き文字入力、割と滑らかに文字を認識していくのである。やっぱ、少し無理してCore i5にしたのが良ったのかなぁ。Atom だともう少しモタついていたかも。

 ここまで書くのに30分,やっぱキーボードは使いやすい。ただ,文字認識の精度が思いの外良いのは感心した。そのうちWordとかExcelとかで直接画面やセルに手書き文字入力できるようになるんだろうな。その頃にはすっかりロートルになったワシが一人寂しくでかいdisplayに向かって時代遅れのキーボードをカチカチ打っているのであろう。

 仕事はとりあえずノルマを果たす程度には行ってはいる。それ以外の部分が完全に停滞中。ま,ボチボチやろう。

 そろそろ神さんが戻ってくるので今週はここまで。今週中にはカバーキーボードも届くかしらん? 別便で送ってもらったんで遅れているようである。

4/10(日) 駿府・曇

 4月中旬にさしかかり,ようやく気温は例年並みかそれ以上に上がってきた。朝早い出勤時には薄手のコートがあった方がいいかなぁとは思うが,帰宅時にはもはやコートなしでも十分暖かく,速足で歩くと上着ありではちょっと汗ばむぐらいになる。今ちょうど満開の桜が葉桜になる頃にはもうすっかり春,衣替えの季節になるだろう。

 ということで新年度開始,仕事のは順調に遅れつつあり,まずは目前の査読〆切までにやらないといかんがちょっと遅れるかも(Editorさんごめんなさい)。
 「多倍長数値計算入門(仮)」,下書きをボチボチ貯めつつある。多倍長整数の話を書くついでにプログラミングもある程度はしておく必要があるので,そっちにかまえて本論が一向に進まない恐れあり。つーことでこの辺の話はRSA暗号の説明ができたところで切り上げてさっさと浮動小数点数の話に進まねばならぬ。頑張ろう。
 数値解析シンポジウム,本年度はポスターセッションがなく,その代わりにPC使って説明するセッションを設けるとのこと。一般公演にするかPCセッションにするかは後で決めるとして,とりあえずStrassen使って高速化したGEMMライブラリの話でもまとめておくとするか。

 ちくま学芸文庫の新刊,吉田耕作「私の微分積分法」,パラパラ読んでいたら何となく数値解析っぽいにおいがプンプン。関数電卓叩きながら収束性の良しあしを確認しつつ執筆してたらしい。宇野利雄より7歳年下だけど,志向に似たところもあったのかしらん。

 ちょっと気になっていたBash on Ubuntu on Windows,実験室のWindows10マシン,10台あるうち1台だけInsider Previewに参加させていたので,そこでインストールして使ってみた。

2016-04-08 (2)

 gcc, g++, gforgranはapt-get installで普通にamd64バイナリを入れることができる。GMP 6.1.0, MPFR 3.1.4をソースからコンパイルしようとするとmake, m4, autotoolsがないと怒られるが,これもapt-get installで入る。bashから/を除くと通常のUbuntu環境同様に/etc, /usr, /var, /proc, /home等のディレクトリがあることが確認できるのだが,実態がどこにあるのかは皆目不明。Windowsのファイルは/mnt/c経由でCドライブにアクセスできる。コンパイルはrootユーザで行い,C:\users\ユーザ名\documents以下に置くようにしたのだが,scpコマンドで./の指定が効かず往生した。それ以外にもsshでの接続にやたらに時間がかかったり,動きにおかしなところがいくつかあったが,上のmpfr-benchの結果を見ると,CPUのパフォーマンスに関しては遜色ない様子。とりあえず普通のUbuntuのCUIの感覚で使用できることは確認できた。
 とはいえ,bash上でコンパイルして作ったバイナリはWindowsでは動かないようだし,Cygwinやmingwより有意性があるといえるかどうかは今のところ微妙。少なくともVMwareやVirtual PCよりもパフォーマンスの点では良さげではあるが,不具合がある上にdaemonがどうなっているかも分からず(topコマンドは動作しなかったし)完全にUbuntuと同一環境とは言いかねる。どういう用途に使うのかといわれるとちと困る感じ。面白かったけど,まずは夏に出る正式版まで様子を見ることにしよう。

 つーことでボツボツ仕事してますという言い訳でした。明日からまた頑張ります。

3/31(木) 駿府・晴

 ようやく気温が春らしく20℃を超え,朝晩もコートが不要になりつつある。ソメイヨシノは東京より少し遅れており,満開にはまだちょっと早い。今週末ぐらいかしらん?

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 この春休みにできたこととできなかったことを,年度末どん詰まりの本日書いておくことにする。

  • ○ 研究室の掃除・・・本棚の多くを占めていた紙資料を廃棄し,写真の通り随分と余裕ができた。PCパーツも古いものを大量廃棄,テーブルもPC用と来客用を逆転し,後者にでかい方を割り当てて最大6人着席できるようにした。人づきあいが良くないワシでもこの歳になると何かと来客があるもんで。
  • ○ 「LAPACK/BLAS入門(仮)」入稿・・・これが完了し安心しすぎて気が抜けたため様々な業務に支障を来すことに。
  • △ 査読レポート執筆・・・一つ終わったと思ったらまた次のが来たよ。
  • × 某ライブラリマニュアル翻訳・・・とりあえず1/5ぐらいは終わったところで放置状態。前期を目途に何とかしたい。これができなきゃ死んでも死にきれない(大げさ)。
  • × 「多倍長数値計算入門」原稿執筆・・・ちょろっと手がかりをつかんだところで年度末を迎えた。
  • × 次の研究テーマ・・・どーもうまくいきそうでいかないので行き詰っている。ボツボツやろう。

 イレギュラーで掛谷宗一「微分学」「積分学」公開という作業が入ったけど,これは行き詰まり打開のための気分転換みたいな半日仕事。ホントはこれをネタに微分積分のテキストを自分流に書いてみたいところなんだけどそんな暇なし金なし甲斐性なし。まぁ隙見てチマチマやろう。

 つーことで新年度を迎えるにあたり反省文を書いてみました。明日から頑張ろう。

3/12(土) 駿府・晴時々曇

 本日は職場の卒業式。無事(でもないか)内定も取れて卒業していってくれたのが何よりの教師孝行である。次期4年生も大いに孝行してもらいたいものである。

 で,毎年卒業式の後は管理しているサーバのシャットダウン作業に追われる。今年は卒研用のデスクトップマシンを全部Windows 10に変更するという作業も加わって面倒が増えてしまった。あまり利用することもなくなったので,本年度限りでDreamSpark Premiumの契約を終えるつもりでいるので,まだ権利が残っている3月いっぱいで作業しちゃおうという魂胆なのである。ま,何とか本日で作業も終わってシャットダウンもでき,ついでに安定動作が必須のサーバ2台をUPSに繋ぎ直して全作業終了。これで月曜日に全て元通りに動作してくれればいいのだが,トラブルも頻繁にあるので油断禁物である。

 本blogで散々経過報告をしていた「LAPACK/BLAS入門(仮)」がようやく入稿となり,ワシの手を離れて出版社に引き渡された。前回の入稿時もそうだったのだが,今回も入稿直前の激昂騒ぎがあり,我ながら精神的に追い込まれやすいなぁと反省しきり。でもまたやるぞきっと。
 ゲラが上がってくるのが二か月後ということなので,それまではすっかり忘れて「多倍長数値解析入門」の方に集中しようそうしよう。つか,真面目にやらんと8月上旬までに上がらんからなぁ。
 そーいや別件で微分積分のテキストも書いてくれという依頼があるのだが,こちらの方は担当の方からのコンタクトがないので見なかったことにしている。大体腐るほど出ているジャンルだし,今更ねぇという気分が強いんだよね。ワシ一人の担当科目じゃないので,他の皆様方のご意見を聞いてから判断することにしよう・・・ってのもメンドクサイしどうしようかしらねぇ。

 この職場に来て以来,ちょうど本年度でワシの現役職業人としてのキャリアの半分が終わったことになる訳だが,問題はこの先17年無事過ごせるかどうかということなんだよな。まぁ外部環境についてはワシ個人がどうこうしたところでどうしようもない訳だが,研究・教育についてはここでふんどし締め直して少なくともあと10年以上は少しずつでも成果が出せるようにしておかないといかん。ということでここで一つ自分のやってきたことをまとめておこうという次第なのである。キャリアの仕切り直し。あとは研究室に停留している不使用の紙資料とガラクタパーツの大量処分だな。これはあと半月でチマチマやることにする。

 明日は東京にて坂田靖子展を見学,銀ブラとしゃれこむのである。高速バスで往復,のんびり昼寝しながら揺られる予定。

 寝ます。