1/1(土) 掛川・晴

 天気晴朗なれども風強し。典型的な冬型の気圧配置で,こっちは雲ひとつないピーカン晴れ。
 見逃していたが,JR東海が3月ダイヤ改正の概要を発表していた(PDFファイル)。ふーん,のぞみが12本増発か。こだまは運行していない季節ダイヤがなくなっただけで,ひかりと共に現状維持。これ以上弄くりようがないよな。21:40東京発の浜松行きこだま,もうちっと遅くなってくれるとありがたいんだがなぁ。
 餅三つを突っ込んだ雑煮をすすって年賀状の返事を書く。今年は10枚。家族の写真付の年賀状が多いのは良いことである。勝ち犬が「勝ち!」を堂々と宣言するのはこの機会を逃して他にはないからである。我々負け犬はこれを見て年明け早々に反省させられることになり,勝ちを目指すようになる・・・かもしれない。
 Wordでこれを張り込んでぺぺっとファイルを作って印刷。今時モノクロプリンタを使っているのはワシぐらいのものであろう。来年までにカラープリンタも一台ぐらいそろえておこうかなぁ。安くなったし,Canonの奴はなかなかスタイリッシュである。
 さて,これから書いた返事をポストに放り込むとするか。
 ただいま。掛川郵便局はワシと同じく年賀状を投函する人でごった返しておった。ずぼらなのはワシだけではないようである。デニーズやマクドナルドも人でいっぱい。何だよ,みんな正月は自宅でのんびり・・・ではないのか? 元旦営業が増えるのもわかる気がする。
 先立つものがないので(またかよ),Acrobatの代わりにPrimoPDFをインストールしてみる。で,Copyrightを見ると,ん?,Aladin?,でインストールフォルダを見ると・・・なんだこりゃ,高性能なRMon+GS8.13じゃぁないか。
primo_pdf.gif
 こういうビジネスもありなんだろうか。ちょっと解せない気がするが。
 スケジュールを更新。こうしてみると,2月から3月中旬までのスケジュールはかなりタイトである。やんなきゃいけないプロジェクトが二つも走っていて,大丈夫なんだろうか? かなり不安。こりゃまたスポーツクラブ通いをしなくちゃ駄目かしらん?
 ・・・とよしなしごとを考えつつ,元旦の夜は更けていくのであった。

12/31(金) 掛川・雨後曇

 九州から関東,東北にかけて,太平洋側は押しなべて雪景色となる。静岡のこのあたりだけが例外のようである。こちらは午後まで単なる氷雨が降るばかり。つくづく温暖なんだなぁと感じる。
 予定通り,順調に教科書執筆作業は遅れております。気張って書きすぎたせいか,2章まだ終わらず。これからIEEE754と桁落ちの解説を書かねばならない。しかしすでに年越しそばを2杯も食って腹いっぱい。もうだめであろう。また仕事は越年越しである。
 何はともあれ,大過なく今年も過ごすことができた。来年もこの調子で過ごせますようにと祈念しつつ,毎年恒例の挨拶でこのWeblogを締めさせて頂くことにする。

本年は大変お世話になりました。
来年も一つよろしくお願い致します。

12/30(木) 掛川・晴

 昨日は魚介類の水炊きなどという,オスの負け犬にあるまじき贅沢をしたせいか,午後からはいつもの偏頭痛が起こり,そのため今日の午後までずーっと寝床でうーうーうなる羽目となった。おかげで予告していたぷちめれどころか日記すら書けない状態であった。もちろん仕事は一行も進まず。
 これはいかんと午後からはまだ少し痛む頭を抱えて大晦日に備えた買い物へ出かける。鶏肉・ごぼう・乾燥シイタケ・三つ葉・刻みねぎ(一本では多すぎるので)・かまぼこ・ちくわ・料理酒とそばを買い込んで,明日の年越しそばと正月以降の雑煮用汁を作るのである。さすがに大晦日一日前のスーパーはそれほど人ごみもなく,明日の大騒乱に備えてか,新入りバイトのレジ打ち研修がのんびりと行われていた。
 帰りがけにガススタンドへ寄ってガソリンと灯油を買い込んで帰宅。さすがに腹が減ったので作りおきのご飯と味噌汁をがーっとかきこむ。それでも足りないため,数時間後には最後の稲庭うどんをゆでて年越しイブうどんを作ってすする。美味なり。
 昨日のブランクを埋めるべくぷちめれ2本をあげ,教科書の続きを執筆するも,2章の途中でダウンする。うーん,コンピュータの説明に来ると面倒である。今日はここまでとし,明日がんばることにしよう。どうせ紅白も見ないしな。
 昨年は何をしていたのかなぁと,見てみると,WindowsにGMPを移植していたようだ。進歩してないなあ。来年早々にはわしのMPIBNCpackのWindows移植版についてポスターセッションをすることになっている。一年経ってこの程度かよ・・・という気がしないでもない。ま,ゆるゆるやりましょう。・・・あ,トップページのカウンタが20000を超えている。
 では寝ます。明日こそはバリバリ書くぞ~。年内に半分は終わらせてやる~。

12/28(火) 掛川・晴

 仕事納めの日。すっかり冬型の気圧配置が定着したようで,太平洋側のこちらは真っ青な青空が広がるよい天気である。しかし,あまりにも暖かいためか,まだ年の瀬だというのに温州みかんの季節は過ぎ去ろうとしており,スーパーでは八朔のスペースが増えつつある。ああ,今年も十分ミカン星人になりきれずに,あのかぐわしいプチオレンジともお別れとなるのであるなぁ。
 午前中に「ボスは風邪引いて寝込んだそうです。僕のせいじゃありません」といういいわけメールを小生御大に送り,約束どおり中途半端な成果を某FTPサーバにアップして,今年のお仕事は終了である。cs-pccluster2の火を落とし,仕事用マシンのバックアップを2重に取って職場を後にする。さらばいい加減な仕事に明け暮れた2004年よ,来年はもっといい加減な仕事を数多くこなすことであろう。標語は

質より量。

一つよろしく。
 昨日書きそびれたことを書いておこう。来年度担当する某科目の中身のについてアドバイスを受けようととある先輩の所へ行き,「情報系学科における数学とはいかなるものであるべきか」という深遠かつacademicな話題に一くさり突いた後,「ところでKouyaさんはいつ結婚するの?」というワイドショー的かつ極めてprivateなほっといてくれ的話題を向けられて往生したのであった。先輩曰く,「今はいいが,50過ぎて一人はさびしいぞ~」とのこと。もうミミタコな文句であるが,できないものは仕方がない。
 しかしまあそんなことを言われてしまうと,今年も寂しく(には程遠く仕事を抱えているが)正月を過ごすことになるのであるなぁと改めて思い知らされる。ここは一つ,西炯子の「ひとりで生きるモン!」に登場するOL連に習って
家庭

と書初めをすべきであろうか。
 さて,今日はどこまで書けるかなっ,と。
 ふー,とりあえず第一章の導入部(まずは全章の導入部だけあげる予定なのだ)は終了。あまり気張って書きすぎると後になってくじけるので,加減が難しいが,A4レポート用紙6枚分で収まってやれやれである。講義でがーっとしゃべるより文章にまとめるのは難しいものである。精進しようっと。
 明日からは一日一冊ぷちめれを書きます。たまっちゃったからなぁ>読了済みで誉めたい or 貶したい本
 寝ます。温泉入ったので気持ちよく寝られそうである。よきかな。

12/27(月) 掛川・?

 必死こいて翻訳の最終チェックを完成させてボスのお出ましを待つ体勢でいたが,待てども待てども来ない。代わりにチマチマと来客があったりして,「待ち人来ず,待たぬ人来る」状態になる。午後になっても来ないので自宅に連絡しても誰も出ない。PM6時ごろやっと電話が繋がって,「何しとんじゃあ,おらぁあ」と叫ぼうとしたら奥様が出られて,ボスは風邪で寝込んでいるとのこと。怒髪天を突く勢いだったのが一気に萎み,「お大事にとお伝え下さい」とまっとうな社会人が使うオトナ語で電話を切る。確かこれで今年2回目の風邪の筈であるが,全く肝心な時にねぇ。仕方がないので,小生御大にメールでお伝えしたとおり,自分の分だけでも明日upしておくことにする。
 しかし風邪でノウノウと寝込んでいられるというご身分は正直うらやましい。わしも今年は2度ほど風邪に見舞われたが,累計2日ほど動けなくなっていただけで(それも日曜日だけだ),ロクに休む間もなく働きづめである。別に自慢するわけではなく,最近の大学のセンセーたるものこれが普通なのである。昨日も日曜日でありながら某東京の情報の大学(匿名じゃねーなこれ)の先生にメールしたら即座にお返事が返ってきた。今日も年末どん詰まりながら,秋田の某先生にProceedingsの原稿を送ったら即座に「ありがとうございました」メールが返信されてきた。返ってこないのはHPCSポスターセッションの原稿送付先ぐらいなものである(返している暇すらないという状況かも)。よく家庭崩壊しないものである。
 さーて,これで心機一転,別の仕事に取り掛かれるぞ。今年こそ仕事三昧の正月を送って進ぜよう。というわけで数値計算テキストの下書きをシコシコやっているところでございます。
 ・・・ふと「そーいや,sin xのMaclaurin級数の計算で,xに度(°)を使っている奴がいたなぁ」と気が付いて,「なぜ弧度法(radian)を使うのか?」というコラムを書いてしまう。そもそもxを度にしておいて(sin x)’ = cos xとやってしまうこと自体,radianのメリットをわかっていないという証拠であり,書いてしまってから馬鹿馬鹿しくなったが,案外盲点かもしれないなぁ。ゆとり教育批判をする暇があるなら,その時間を使ってしっかり教育して欲しいものである>教養数学の先生方
 ということで寝ます。