10/19(火) 掛川・雨

 ぐぅおおおおおお,またまた・・・また台風かよぉ。しかも夏のワークショップと同じく,旅先で台風が過ぎ行くのを待つパターン。でも今回は羽田から飛行機を使わねばならないところが深刻である。
 果たして明日の飛行機は飛ぶのか。いや,それよりも東海道新幹線は平常どおりに運行してくれるのか。いやいやそれよりも・・・計算結果だけ何とかひりだして,全然出来上がっていない発表用資料はどうなるのだぁ~(自業自得)。
 何はともあれ,明日は始発の新幹線に乗るので,風呂に入って寝ます。後は何とかなるだろう~。明日は明日の台風が吹くぅ~。

10/17(日) 掛川・?

 何とか今週水曜日からの研究集会でしゃべるネタは仕込めそう。先ほど,MPIバージョンが動作するようになったので,ベンチマークの結果は明日にまとめてしまいたい。さてどうなることやら。
 SciCADE05のWeb siteはどうやら完成らしい。嫁いびりが趣味の舅が,障子の縁を人差し指でこすり,それをしげしげと見つめつつ,「あ~ら,M子さん,まだ埃が残っていますことよ,おほほほほほほ」と言うがごとくの細かい突込みを以前したのだが,それも殆ど治っていたのは感心。
 それにしても,昨今の研究集会は,国内であろうと国際であろうと,業務の殆どをWebで行うようになってしまった。従って,お世話役はHTMLを書くだけではなく,CGIやPHPスクリプトも書かなくてはならない。IT化のおかげで省力化ができる面もあるが,かえって仕事量が増えてしまったってのは皮肉である。
 金がない。残金300円程か。資金繰りが短期的にショートしてしまった上,貯金を下ろす時間が取れなかったためである。明日以降は解消する見込みだが,こんなに金がないのは大学学部生以来である。あの頃は一袋30円のパンの耳をモシャモシャやってしのぐことが出来たが,イマドキ,そんな良心的な店は存在しない。ましてや掛川のような中途半端な田舎ではなおさらである。
 ただ,米も味噌も備蓄があるので,食うには当分困らない。自炊生活に切り替えておいて助かった。とりあえず,味噌汁の具と納豆を216円で購入し,水曜日までは食いつなぐことにしよう。
 今日はもう風呂に入って寝ることにしようっと。あ,その前に,あの本をやっつけておかないと・・・。

10/14(木) 掛川・?

 天気を忘れてしまうほど,あれこれと目まぐるしく用事に振り回された日であった。
 N大の学術講演会の締め切りに間に合わず,参加は断念。その代わり,某研究集会のポスターセッションへ発作的に申し込む。一応査読があるそうなので,通るかどうかは不明であるが,まあ一回ぐらいはやっておきたいテーマである。デモンストレーションも可能なので,ちゃんと動作するところをお披露目しておきたいし。11月中にデータをまとめて締め切り(12/10だそうな)前にupしてしまう予定。さてどうなることやら。年末はもう一つ投稿中の論文共々rejectされてしまって,べそをかくことになりそうな予感。ま,それも人生である。
 今年の三年生向けのゼミは「Spidering Hacks」(翻訳版の方)を読んでいる。まだプレゼンというものがどーゆーものかが全然分かっていない学生さんを相手にしているので手間はかかるが,2回目になってようやっと少し形になってきた。一通り発表すると大分マシになるかなぁ。
 ITリテラシの普及とともに,ソフトウェアやハードウェアがのように動いているのかという内部への関心は薄れ,ネットワークの設定だのプログラミングだのとなると途端に能力差が画然と現れてくる。また,社会全般の傾向もそうなのだが,ガミガミと口うるさく学生さんを叱ったり,講義で締め付けたりといったことをあまりしなくなってきていることも影響しているようだ。「柔らかに突き放す社会」が定着した感がある。教師は楽だし,学生さんも楽なんだろうが,ちょっとまずいよなぁ。嫌な嫌なイヤーな教師は絶滅しつつあるんじゃなかろうか。後から振り返ってみると,そーゆーヤな教師から得るものの方が,反面教師という側面に限らず多かったように思えるのだ。

10/12(火) 掛川・曇後雨

 厚いんだか寒いんだか,寒暖の差が激しく動く気候に,どういう格好をしていいのやら迷うこと多し。このまま暖冬に突入するのかしらん?
 Scilab3.0を使って懸案の大規模(っても50次元足らずだが)を解いてみる。便利ではあるが,パラメータを弄くるのが面倒で隔靴痛痒の感があるな。
scilab30-ode.jpg
 数値計算の機能に限ると,Matlabに比べてどうなのかなぁ。あんなド高いソフトを買う余裕なんぞないから,当分はこれで我慢しよう。あんまし不満もないしな。Octaveよか,よっぽど使いやすいし,Win32環境でもインストールがめっちゃ楽だし。
 寝ます。

10/7(木) 掛川・晴

 もうTシャツ一枚で寝るのは止めにしようと決意した朝。また台風が来襲しそうだというニュースが。もうどうでもいい。
 再来週の本荘出張と,11月下旬の京都出張のために,「旅の窓口」を使って宿の確保を行う。楽天に買収されて以来,いつこのブランドが無くなるかなと思っていたら,最近,ダイレクトに個人ページにアクセスできなくなった。アクセスしようとすると,「楽天トラベル」に移行してくれよというお誘いページが表示される。面倒なのでずーっと「旅の窓口」のIDを入力して使っていたが,この度は三木谷社長の熱意に押されて移行措置を行った。で,やっとcookieを使って個人ページへの直接アクセスが出来るようになったという次第である。使い勝手が全く変わってないのは幸いであった。これからもよろしく。
 あ,昨日のWeblogに訂正があります。講演数をチェックしていたら10に届くか,せいぜい9止まりであることが判明致しました。「10を越える」というのは査読論文も加えてのことであります。それでもワシにとっては空前絶後の数であることは間違いない。
 「多倍長数値計算」についてのまとまった本ってないよなあ・・・とぼんやり思案中。これについて論じようと思えば,

  1. 固定精度と多倍長精度
  2. 多倍長数についてのアルゴリズム・実装両面の記述
  3. 多倍長数値計算を実行するためのソフトウェア環境
  4. 多倍長数が必要となる事例の紹介(悪条件問題,任意次数アルゴリズム等)
  5. 並列線型計算の有用性とベンチマーク
  6. 大規模な多倍長数値計算の事例

についての記述は絶対に必要になる。理論・実装・ソフトウェア環境の三本柱のどれが欠けても,「多倍長計算はπの計算だけではないぞ」という,actual宣言が出来なくなってしまう。
 そーゆー話題なら,ワシよりもっと相応しい先達者がおられるのであるが,皆さん学術論文を書くのに忙しく,過去の話題をまとめる作業をやって下さるとはちょっと思えないのである(短い記事なら幾つかあるけど)。有言不実行になる可能性大だが,ボチボチ自分がやってきた所ぐらいは(それが上記の項目なのだが)まとめておく時期であろう。本年度のお仕事が一段落したら着手したいなぁ。
 ↑・・・というようなことを以前にも書いたよーな気がするぞ。同じ事を考えつつ,時に堂々巡りしながら,時にちょっと摂動が入ったりして,最終的には何らかの形になっていくのであろう。そういや,Tutorialはこれを目指そうとして挫折した結果できたものであった。まだ未完なんだけどさ。ま,商業出版をしようというのではないから,自分が楽しめるものを,西川きよし師匠のように「小さなことからコツコツ」積み上げて行くしかなかんべよぉ。
 お掃除の神がご帰宅なされるので,それを見送ってあとは終日自宅に籠もる予定。んでは。