12/31(土) 掛川・晴

 年末に入ってこのかた,ずーっと冬型の気圧配置になりっぱなしのようで,ここ掛川では遠州名物空っ風が吹きまくっている。乾燥した空気が好きなワシにはありがたいぐらいだが,寒いのは苦手。そのせいか,掃除が後回しになってしまったまま,とうとう大晦日になってしまった。日常的な掃除の後,どこまで模様替えとか台所の換気扇の掃除とかに手が回るか。今年もあきらめておしまいかもしれん。しかし頑張りましょうぞ。
 先日投稿した論文,無事受理されて査読プロセスに回ったというご報告を頂く。遅かれ早かれ3か月以内には結果が出るようだが,初めて投稿する論文誌なのでレベルが分からず,この努力賞程度の内容で通るのかどうか,さっぱり予測がつかない。まぁ投稿できただけでも良しとしよう。ダメなら幾つか再投稿先のあてはあることだし。
 この辺の融通が効くってのが,英語論文のありがたいところだよなぁ。日本語で書いちゃうと投稿先が限定されて再投稿できないことが多いし,したところでどのみち同じ人が査読者になる確率も高い。リジェクト即シュレッダー行きってことになっちゃうからもったいないことこの上なし。日本語コミュニティの中で科研費取得をアピールしたい向きには国内向け発表も重要なんだろうが,ワシみたいに一人で独立愚連隊やってる奴にとっては発表場所のバリエーションがあることが重要で,なるべく読者の多いところに投稿した方がいい。
 っつーことで,今年は2本も英語論文書いて投稿しちゃったのである。本当ならもう一本,いやもっと大量にガツガツ論文生産できるはずだったのだが,見通しが甘かったなぁ。課題をクリアすべく,来年1月2月は頑張らねば。当分,コンスタントに英語論文を生産していければ良しとするのである。
 さてそろそろ起き出して(これは寝床で書いている。寒いし),大掃除に取り掛からねば。おせち代わりのうま煮と紅白なますと昆布巻きと雑煮&年越しそばの汁は昨日作ったので,台所の片づけからやることにするか。
 つーことで,毎年恒例の〆のあいさつで今年最後の日記更新を終了したい。

 本年も多くの方々にお世話になりました。来年もよろしくお願い致します。

12/26(月) 掛川・寒波

 ひょえ~,寒い~。冷え性の事務の方はでかい毛布を腰からぐるぐる巻いていたが,同じく冷え性のワシもヒートテックのご加護を得て何とか午前中の講義を乗り切ったのであった。関ヶ原以西では雪が降っており,新幹線が倒木による停電で遅れたようだが,ここ遠州でもちらちら雪がぱらついたようだ。積もるほどではないが,寒波が去るまでは朝晩の路面凍結は気にしないとイカンなぁ。
 努力賞論文,何とか本日午後に投稿。先方からはまだ返事がないけど,ちゃんと届いているのかしらん? 締め切り日になっても返事がないようなら催促せんといかんな。門前払いだったら悲しいが,さてどうなるやら?
 しかし,本来ならここからバンバン論文量産体制に持って行くところを,全然予定が進まず,かえって別の問題を誘発してしまったからなぁ。1月は少し調べてみないと先に進まんぞなもし。 
 つーても,正月は次年度以降に担当する予定科目のテキスト作りに勤しまねばならぬ。GPGPUばやりの昨今だが,まずCPU上でのScilab & LAPACKの解説を書かなきゃなぁ。夏までにはOpenCLとCUDAの知識を仕込んでおく必要もあるし,は~,computingの道のりは果てしないぞえ~。
 さて,ぷちめれ祭りの仕込みは大晦日分を除いて全部完了。文章がアレなのはいつものことだが,まぁとりあえず書けたって事は褒めておきたい。今年最後の本は・・・まぁ,これしかないなぁ,という奴。今年を振り返るに,東日本大震災と福島第一原発事故以上のトピックはないからなぁ。
 さて,大晦日分の仕込みが済んだら寝ます。

12/22(木) 掛川・?

 長かった~。論文書き,とりあえず一段落。いい結果が出せない上に,新たな問題が発生して殆ど諦めかけていたのだが,まぁここ2年ばかりの集大成とばかりにやっつけでもいいから出来たところを纏めておこうと方針転換,努力賞程度でいいと開き直って何とか本日丑三つ時にインド人英文校正業者に投げたのであった。しかし英語もメタメタ,やっぱ使い慣れてないとダメだなぁ。本来ならゼミとかで無理矢理にでも英語文献読ませるべきなんだろうけど,ね。まぁ,自分の研究に学生さんを巻き込むのは最小限にしようと思っているので,致し方なし。
 とまれ,26日に原稿が戻ってくるまでは小休止。27日には徹底した見直しを行って,28日午前中に投稿,という予定であるがさてどーなりますやら。初めて投稿する雑誌だしなぁ。HPC崩れの努力賞論文,コテンパンにやっつけられるかも。その時にはMさんに慰めて貰おう。
 しかし改めて永らく更新が止まっていたことに驚くばかり。何と,2011年も残すところ10日もないではないか。いかんいかん,ここで一気に貯まったぷちめれを書いてしまうのである。とりあえずここで第一弾をぶっ放したらドカドカと打ち込・・・めたらいいなぁ(弱気)。
 公私ともに波乱が待っていそうなこの年末,どーなりますやら。まずは寝ます。

12/3(土) 雀田->掛川・曇時々雨

 昨日は午前中看護学校での非常勤講義を終えるやいなや新幹線に飛び乗って新山口へ移動。未だに「小郡」と言われないとぴんと来ないあたりが旧人類の印である。
 で,本日は
DSC_0720.JPG
に参加。我が儘こいて二日の研究集会の初日に割り当てて貰ったのである。例によって漫談に終始する。いや,最近ますます笑いの取れない講演は寂しく感じるので,つい噺家口調になってしまうのである。ま,終わったからいいや。本年度の研究発表はこれでしまい。あとは月末に控えている論文投稿を済ますだけ・・・なのだが,さてどーなるやら。
 帰りの新幹線に間に合わせるべく,早退させて頂いて,雨の中,会場最寄りの雀田駅に移動。そこで見事な虹と対面した。
DSC_0723.JPG
 帰りの電車車中でも若者がこぞって写真を撮っていた。キレイな円弧で,これだけくっきり7色が見えているものは確かに珍しいね。
 つーことで,移動に8時間,滞在時間は5時間程という慌ただしい研究出張を終えたのであった。
 ・・・もっと記事更新したいけど,論文投稿まではちと厳しいかなぁ。年末には流石に貯まりに貯まったぷちめれをガシガシ書きたいのだがなぁ。
 とりあえず今日の所は風呂入ってから寝ます。

11/17(木) 掛川・?

 ふひ~,ギリギリで何とか予稿は仕上がった~。単なるPthreadによる直接解法の並列化なんだが,サボって前進・後退代入の部分をほったらかし。ベンチマークしてみたら,次元数増やしても精度増やしても見事にスケールしない。慌てて作って何とかスケールするようになったのが今週の話。
 しかし,Phenom II X6よりCore i7 950の方が超トロイってのはどーにかならんのか。これはやっぱりFX-81xxとかCore i7-3930Kを買ってベンチマークせねばならんのか。・・・金がいくらあっても足りんワイ。
 つーことで,ドガチャカでプログラム作りとデータ取りに勤しんでいた合間に,河野太郎がまたスパコン京に噛み付いていたので質問に答えてみた牧野先生も解答していたが,比べてみると面白い。
 にしても,学者っていつから国会議員を鼻であしらうほど偉くなったのかしらね? まぁ,自分が心血注いでいる分野の研究にケチ付けられて憤る気持ちは分かるが,これはないだろう。確かに世間アピールのために騒ぎ立てる輩がいるのは理解するが,河野太郎,今度は国会の決算行政監視委員として問いただしているのである。日頃から税金で研究も生活も支えている学者が,自分の研究(に関連する事項も含めて)の意義の説明をしないというのは怠慢でしかないし,そのうち有権者から「スパコン村」ってことで総スカンを食うことになる。
 しかしまぁ,ベクトル計算機での成功体験が,今のマルチコアCPU & GPGPUスパコンへの移行を「スポイルした」ってのは皮肉だねぇ。まぁ近い将来,中国に抜かれること確実なので,ワシはせいぜいトレンドに沿った方向で自分の研究を生かしていきたいモノである。税金ジャブジャブマシンにしがみついていられるのもいつまでなのかしら? 流石にボチボチ民間資金を募る方向で動き始まっているようだが。
 さて,明日は怒濤の金曜日5コマ講義&実習日である。それも明日も含めて2回でおしまい。それが終わったら本格的な論文書きに専念せねば~。
 寝ます。