12/30(火) 掛川・晴

 ピーカン。年内最後のゴミ収集日につき,燃えるゴミを一括して放り込む。
 さて,本日の翻訳は正念場である。気合いを入れて一気にやんべぇ。
 ・・・と,ナガーイ一休み中。大丈夫か>漏れ
 逃避中につき,あれこれうだうだってみよう。
 以前にも書いたが,お休み中のお供はもっぱらLAUNCH。無料の”Awesome 80’s”を流しっぱなしにしている。あ,Chicagoが終わってしまった。
 日本でも同様のサービスを期待したいのだが,音楽関係団体がon the Internetにはまだ消極的なようで,曲ごとにいちいち許諾を取らねばいけないらしい。CCCD(我が家には出入り禁止だ)なんぞで自分のクビ絞めるぐらいなら,さっさと許可してライセンス販売に勤しめばいいのに。
 敬愛する(何人目だよ)武田徹さんが,科学ジャーナリズムについて書いているのを読む。イチイチ頷く。
 一応,そっち方面の内部に身を置く者としては,も少し「政治家を見るように」科学者も見て欲しいって所は確かにある。文系理系というカテゴライズの仕方は乱暴なところもあるが,学問的な相違点が多いのは確かで,日本的文化背景をorしてやると「理工系学科・学部・大学の教授会は概して静か」という所まで行き着いてしまう点など,も少し「予断を持って」「色眼鏡で」科学技術報道をしてもいいのではないか。
 あまりにもトンデモな言説を振り回す理系学者の様を見て,安野光雅が知人の科学者に嘆くと,その人曰く,「科学者がみんな科学的とは限らないよ」。これは正しい。っていうか,自分も顧みて,結構「だまされる」ことが多いんですよ。経験を積めば「声の大きいだけの言説」に振り回されることは少なくなるが,割と「流行に流される」ことの多い業界だけに,道を誤ることはしょっちゅうである。んが,流行もある程度はWatchしていないと不安になるし,やっていることが全く時代から乖離してしまう危険性もあり,いやいやなかなか「ギョーカイの雰囲気」との距離の取り方は難しいのである。
 そーゆー「雰囲気」を体感しつつ,部外者の観点ならではの無責任性を最大限に生かして報道して頂ければ,ありがたいよなあ・・・我ながら勝手なことを言うとるのぅ。
 情報関係だと,オープンソース運動ってのが一大ムーブメントになり(なりかけた?),経産省も法的問題についての検討を行った(これは以前引用したな)が,果てさて実際問題,商売となるとなかなか難しい面がある。
 大体,人間の善意に大半を依存したシステムって,長続きしないケースが多いんじゃないの? わしみたいな陰険ジジイだからハッキリ言うが,「ソースコードをオープンに」と声高に叫ぶ連中の胸の内は,「タダで使えるシステムが欲しい~」ってのが本音じゃないのかね? 「苦労してコード書きたくない」からだろ?GNUだって,Stallmanの「やせ我慢」があるからこそ続いているのであって,彼が死んじゃったら胡散霧消しかねない危うさがある。
 その点,商売するならWindowsの方が,「バイナリパッケージを売る」という慣習が定着している分,やりやすい面がある。M$の商売のやり口が汚いとか汚いとか汚いとかって話は良く聞くしその通りと思うが,じゃあLinux他のUNiX & UNiX Compatible OSがその代替となりうるかというと,現状では甚だ怪しいと言わざるを得ない。個々のアプリは随分良くなったし,Kernelの安定性については昔から折り紙付きである。しかし,主要アプリケーションの「厚み」という点と,アプリ間の「連係機能」については,正直,GNOME or KDEではまだ辛いと感じる(逆にサーバ機能については,「Windowsなんて使ってられっかよ」なんだけどねぇ)。
 FreewareだろうがSharewareだろうがPackageだろうがOpen Sourceだろうが,最終的には市場において機能と価格の最適化が行われて,選択と淘汰が行われるのである。技術を磨くための肥沃な土壌としてOpen sourceが機能した中で,Proprietary softwareがバンバン生まれ,そこで稼いだゼニが一部のcomponentと共にopen Sourceに返る,という循環型共生システムってのが自分としての理想なんだけど,甘いかしらね? Open Source softwareは「イイとこ取り」されてしまう危険が高いので,商品としての魅力には欠けるが,「うちはこんなもんも作れまっせー」という広報活動の手段としてはかなり使える。Open にして広報パンフレット代わりにしつつ,日々の糧を得るためにProprietary softを作ったり,Serviceを売ったりする,と。CathedralとBazaarってのは元々共生関係(上下関係はあるんだろうけど)にあるんだし,どっちが欠けてもまずいだろうから,お互いに競争しつつも,相互メリットを生かす手段をもっと増やすべきだろう。
 ・・・何書いているんだか。さて,翻訳に戻ります。

12/29(月) 東京->掛川・晴

 昨日よりは寒さが和らいだ一日である。帰りの新幹線はこだまとはいえ,さすがに混雑していた。
 結局,昨日,本日併せて,今までで最高に翻訳が進んだ。どーなっているのか。これから更に本格化させる。頑張るべ。

12/28(日) 掛川->東京・晴

 これから出かける所。帰宅は明日。今年の帰省ラッシュは分散されているので,それ程ではないということだが,果たしてどんなもんか?
 んでは。

12/27(土) 掛川・晴

 朝から調子が悪く,鼻水が止まらず。いつも通りのご飯とみそ汁だけの貧相な朝食を取った後は軽い頭痛も出てくる。バファリンを一錠だけ飲んで3時間程午睡を取ったらちょっと軽くなったのでこれを書いているという次第。
 GPUスパコン,ねぇ・・・。まーったく次から次へといろんなことを考えつくわい。ドンガラガッシャン様辺りがまたぞろGPU対応ATLASとか出すんじゃないかと。既にあのグループとの接触を図っているかもしれないな。モノが出るまではわしみたいなパンピーは模様眺めだが,出たら試してみたいぞ。
 昨日は企業の方が来られて,開発用PCキット一式をぽーんと置いていかれる。・・・お金って,あるところにはあるのねぇ・・・。「コンソール用です」とか言って15inchとはいえ液晶ディスプレイまで付けて頂くとは・・・いやぁ,誠にありがたや。しかしこれで後には引けなくなりそうである。あれこれ役に立ちそうな提案はしているが,はて,どーなることやら。
 小生御大からは,昨日の翻訳サボりを叱責するが如く,某国際研究会 Local Comittee発足のお知らせがダイレクトに届く。冷や汗たらたらよ。予定通り行けば,翻訳完成と研究会と中部国際空港と花と緑の万博とが一気に来襲することになる。・・・はふぅ・・・胸一杯(って,末端使いっ走りに過ぎないクセに)。
 明日から東京だが,ボチボチコミケともお別れかなぁ。年末に仕事が立て込むようになって,正直,体がきつい。見学に行くだけなら冬のみにして,夏はお休みさせて頂こう。
 ちぇっ,Hokke-2004の申し込みは既に終わっておりました。Webの案内ばっかり見ていて,MLの案内を見逃していたのが敗因。今回はおとなしく見学だけしていようっと。
 「お正月を潰そう計画」、ここまであっさりたどり着く。むー、詰まらん。
 調子に乗ってここまでたどり着く。まあ今年はこんなもんかい。自分としてはこの辺で十分なのだが、アプリを作ろうとすると,もちっとやっておく必要があるよな。
 明日からの東京行きに備えて翻訳をプリンタに打ち出し,そのあまりの道の遠さに途方に暮れつつ,ちみっとだけ進める。ああ,もうぼんやりしている暇はないぞ~。

12/26(金) 掛川・晴

 冬晴れ(という言葉はあるのか?)。ちょっと気管支の先っちょがいがらっぽい。空気が乾燥してウィルスやら細菌やらが感染しやすい状況になっているのだろう。ここで一気に高熱を発して寝込めばいい骨休みになるのだが、あいにくと栄養状態も精神状態も問題ないようで、こうして朝から日記を書いているという次第。しかし昨日の日記は見るに耐えませんな。ま、面白いから残しておこうっと。
 昨年の日記を読むと、今と同じく忙しがっている様子が伺える。でもねぇ、自分で言うのもなんですが、全く覚えがないのよ。昨年末は研究も煮詰まっていたし、何をそんなに気張っていたのかなぁ。もう昨年の自分は信用ならない。この嘘つき>昨年のヲレ
 眼鏡新調の身代わりになったおにゅぅ P4 2.8CGHzのマシンを自宅に持ち帰って調整中。んでそのマシンからこの日記を書いている。MTUの値をちょこっと直した以外は順調。でもねぇ、さすがに865Gのグラフィックは正直、よろしくない。画面更新のタイミング次第でチラツキが出てしまうのである。RAMに確保したバッファからの転送が追いついていないのかなぁ。こいつはいずれMedia Streaming専用マシンとなる予定なので、3月までにコツコツと部品を追加していくことになる。グラフィックカードも必要だな。