3/30(日) 掛川・曇

 天気がいいとは言えないが,雨が振りそで降らない微妙な天候である。ちょっと肌寒いかな? 軽く暖房をかけていないと室内でじっとしているのはちと辛い。
 久々に図書館通いの休日の習慣を取り戻すべく,散歩。掛川城の桜は見頃である。
cherry_blossom_at_kakegawa_castle20080330.jpg
 図書館で,文學界4月号の座談会「ニッポンの小説はどこへ行くのか」を読む。中原昌也の鬱々ぶりが面白い。しかし筒井康隆も今年74歳になるんだなぁ。老けたなぁ・・・と思っていたら,ワシも爺になったのであった。
 爺と言えば,何でも某大数学教室が創立50周年とのことで,記念行事の発起人になってくれというお電話を先日頂いたのを思い出した。発起人なんて死にかけのジジイがやるもんだと思っていたら,ワシ自身が死にかけジジイになっていたのである。全く月日の過ぎるのは早いものである。
 引越以来,始めてまともな休日を過ごしている。最後の懸案だったデスクトップマシンの設置も終わり,日常を過ごす,通称引きこもり部屋となった寝室(6畳)が完成したからである。
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 コピー機兼用のプリンタを設置したりする都合上,既存のPCデスクよりは使いやすそうなレンジ台を購入して設置したのである。スチームオーブン対応というだけあってでかくてガッチリしている。1.5万円もする割にはネジ穴が割れていたりと作りに荒っぽいところが見られるが,まあ引きこもり部屋の片隅のスペースにはぴったりの大きさであり,一応満足はしている。何よりプリンタ設置板が引っ張り出せるのがいいやね。
 忘れていたが,今日はワシの誕生日であった。年は・・・あれ? 計算できなくなったので,プログラムの力に頼ることにして,教えてもらった。39歳になったのである。大台まで後一歩。今後は老後のことを心配しながら生きることにしよう。イヤ,マジで。
 しかしこんなツマラン内容なのに,きちんと書くと以外と面倒だったな>age_show.c 和暦対応にしようとすると更に面倒なことになるのであるなぁ。何かの課題にしよっと。
 ちかごろえみこ山へのアクセスがちらほらあるなぁ・・・と思っていたら,ググるとトップになっちゃったのね。妙齢のおねーさま(=おばさん)方,ワシみたいな商業誌デビューからの新参者の紹介文などに負けずに,もうちっとBL以前のやおいを紹介すべく,頑張りなせぇよ。イワエモンさんがご存命ならもっと色々情報を貰えたろうになぁ,残念である。
 しっかり電波が届くようになったK-MIXを聞きながら,ぼちぼち過ごします。

3/28(土) 掛川・?

 ふひ~,久々の午前0時越えである。それもこれも全てはメインマシンをおにゅぅなVistaに移行しようとしたせいである。いや,正確に言うとVistaに罪はなく,さすが腐ってもCore2Quadだけあって動作は軽快なのだが,問題は満身創痍の旧メインマシン(P4+XP)。バックアップを取るだけでもえれぇ時間がかかってしまい,まだ終了していない。年度末には必ずDVD-Rにバックアップを取るようにしているのだが,今回は4枚組となり,しかもイメージファイルを作るだけでもんのすごぉく待たされるのである。・・・で,2枚目を作り始めたところで諦めて終了したのであった。それがPM11:30。
 おかげで夕飯を食いに行ったカレー屋のねぇちゃんから「こんな時間にも来るんですねぇ」などと感心される始末。うーん,教員の方々は揃って休暇を取っているというのに,何やっているんだか>ワシ
 ついでにMUAをWinbiffからThunderbirdに変更したのだが,定型文を含めたテンプレートを作る機能がイマイチワシの好みではない。仕方がないので,Quicktextというプラグインを突っ込んで凌ぐことにする。
thunderbird_quicktext.png
 一応これで元の環境に近いものが出来た。これで大量のメールが溜まっても動作が遅くならなきゃありがたいのだが,こればっかりは半年ぐらい使ってみないと何とも言えないな。
 面倒といえば,spamfilterをまた一から鍛え直さなきゃいけないこと。以前はPOPFileを使っていたのだが,折角3年間に渡って蓄積したノウハウが伝えられないと言うのがイヤ。もちろんThunderbirdにPOPFileを噛ませればいいんだろうが,あんまし常駐プログラムを増やしたくないのでパス。Thunderbirdのspamfilterに頑張ってもらわねばならないのであった。信用してまっせ!
 Vistaマシンは今まで使っていた19inch LCD2枚をそのまま伝承して使うことになる。しかしAeroの3D rewind機能はメインのLCDでしか表示できない。
aero_dual_display.png
 ちょっと間抜け。まあ殆ど使う必要のない機能だから,どーでもいいけどさ。
 疲れたので寝ます。

3/27(木) 掛川・晴

 日中は暖かい日が続く。桜は一日ごとにどんどん咲いていく。昨日は
cherry_blossom20080326.jpg
こんなんだったのに,今日はもう
cherry_blossom20080327.jpg
こんな感じ。明日には8分咲き,来週早々には満開になりそうである。
 ほー,YouTubeと音楽著作権団体の一つが曲の包括利用許諾契約を締結,とな(Internet Watch)。記事によると,JASRACとの契約も近いように感じるな。何にせよ,大手著作権ホルダーが一方的に有利そうなネット権の提唱よりは「最適化」的な解決である。よきかな。
 桜以外は,雑事をぼちぼち片づけて終わってしまった一日であった。明日も頑張ります。

3/25(火) 掛川・晴時々曇

 有給休暇を取って,本棚設置にお付き合いする。
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 お若い方お二人で壁一面に純白の組み込み本棚を設置している傍で,施主のワシは居たたまれなくなってblogを更新しているという次第である。どうもダンナ然とした態度が身につかなくて困る。嫌みなく,さりとて適度にふんぞり返っているには,どういう修行を積めばいいのだろうか?
 ディスプレイも大型化しているし,ハイビジョンも定着してきたようなので,ぼちぼち液晶TVをPCのディスプレイ兼用にしてしまえ計画を進行させている。出所は当然これ(2008-3-5放送分)。ふーん,結構綺麗じゃない,と思ったと同時にこの計画が10秒程で立案され発動されたのである。
 で,困った時の2chって訳で,まとめスレを眺めている訳だが・・・うーん,中々難しいところがあるようだ。HDMI/IF付きのグラフィックスカードなら何でもいいってことにはならないようだし・・・うーん,もう少し悩むことにしよう。どーせ,先に洗濯機の更新をせねばならないしね。先に研究室の方で買って(REGZAなら失敗はないだろう),さんざん試してから自宅に揃えるようにしようっと。
 大学の第三者評価,初の不適合判定が出たそうな(読売新聞)。他にも判断保留となった所がチラホラ。ワシの職場は今年度無事認定が降りたが,褒めすぎちゃう?ってぐらいの内容である。日本の場合,評価機構は三つあるようだが(大学評価・学位授与機構大学基準協会日本高等教育評価機構),認定結果報告を読むと,それぞれ個性があって面白い。
 本棚工事,朝10時から始めて,終了したのは午後4時過ぎ。お二人で他の仕事も掛け持ちしながらこなしていたようである。お一人は花粉症がひどくてお気の毒だったので,お帰りの際にはサラ金ティッシュをお持ち帰り頂いた。
 つーことで,大量の段ボールを解体できる体制が整い,残り5箱となって何とか人心地付く。
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 コレが済んだら次はベッド,最後にデスクトップPCの設置場所を決めて,4月中旬のお掃除の神来襲に備えるのである。
 風呂入って一仕事して寝ます。

3/24(月) 掛川・雨後晴

 朝は土砂降り。夜は快晴。気候の変動が激しい季節になりつつある。
 仕事,予定通り全く進まず。昼間は眠いし,引越の気疲れが全然収まってない。年寄りの引越はボケを引き起こしやすいと言うが,今のワシはその状態である。そのうち同じことを何度も何度もblogに書き付けるやもしれず。あ,既にそうなっている?
 ふーん,45nmプロセスのQuad-core CPUが出たのか。しかも,出たてだというのに価格が安い。こうしてどんどん並列化が容易なPCが出回るんだなぁ。2年後には32PE構成の実験が個人研究室レベルでも可能になりそう。良きかな。
 現実逃避ツールとして,ここのアクセスログをつらつら眺めている。で,思うのだが,

> xxx.hatena.ne.jp – – [24/Mar/2008:11:09:34 +0900] “GET /weblog/index.rdf HTTP/1.1″ 304 – “-” “Hatena RSS/0.3 (http://r.hatena.ne.jp; 6 subscribers)”

 ま,これはいいとして,

> xxx.hatena.ne.jp – – [24/Mar/2008:17:36:35 +0900] “GET /nasoft/ HTTP/1.1″ 206 2477 “-” “Hatena Bookmark/0.1 (http://b.hatena.ne.jp; 37 users)”

ってのを見ると,こういう商売をしたくなる気持ちも理解できるな。しないけど。
 お若い方からの「セキュリティ関係の勉強をしたい」というご相談メールを頂いたので,それに対するワシの回答を書いてみた。
—- ここから

 ご回答,遅れましてすいませんでした。xxxx先生の方から,お話は伺っています。一応,サーバマシンの管理業務や,セキュリティ関係の卒研テーマを持った経験がありますので,それを踏まえてお答えしたいと思います。
08/03/19 に xxxx さんは書きました:
(省略)
 ちょっと難しい問題を含んでいますが,要点のみを簡潔にまとめてみます。
 まず,さまざまなサーバへの攻撃手段を集めておられるようですが,その手のものは基本的には学問ベースに乗らないものが殆どです。つまり,体系的なカリキュラムの上には乗りづらいものですので,アタック手段を科目として教えているという大学は聞いたことがありません。唯一,アタックも防御のための手段も体系化されているのは暗号の分野ぐらいではないでしょうか。
 ご指摘のbuffer overflowは,OSやアプリケーションの正当でない使い方を場当たり的に調べて利用してやろうというものですから,対象となるソフトウェアのbug fixが行われれば意味のないものになってしまいます。従って,セキュリティホールは基本的には開発側の人為的ミスというべきもので,情報技術というよりは,「失敗学」というものに分類されるものと,私は考えます。
 残念ながら,今の日本で,情報技術に特化した「失敗学」の専門家という人はいないように思えます。現在,セキュリティ関係の専門家と呼ばれる方々は,オーソドックスな情報理論・技術を習得し,その知見をベースにしてセキュリティのことについても意見が言えるようになった,というのが普通ではないでしょうか。
 ですので,個人的にアンダーグラウンド情報を収集されるのは大いに結構(他人に害を与えない範囲での話)ですが,それを当学も含めた大学における研究に位置づける,つまり私も含めた教員に「学問」として認めてもらうには,既存の正統的な情報理論・技術を身につけることが一番の近道だと私は考えます。
 余談ですが,セキュリティ専門を謳う中小のベンチャー企業にはかなり怪しげな方々も混じっていて,個人的には就職先としてあまりお勧めしたくありません。普通のネットワーク関係・情報処理関係の会社に勤め,そこで必要に応じてセキュリティ関係の知識を生かすというのが一番のように思えます。そのためにも,まずは正統的なコンピュータの勉強をされることをお勧め致します。これは本学は当然として,他大学の情報関係学部・学科でも普通に勉強させてもらえます。
 また,ご指摘の通り,最近はOSやソフトウェアの品質が上がり,セキュリティホールも事前公開されなくなってきています(fixした後で報告される)。人間がソフトウェアを開発する限り失敗はつきものですから,セキュリティホールが皆無になることは当分ないでしょうが,場当たり的なアタック手法の寿命はさらに短くなっていくと考えます。
 ご質問の意図に沿う回答になっているかどうか分かりませんが,不明な点などありましたら,またご質問下さい。

—– ここまで
 さて,もう一頑張り・・・したいけど,そのまま寝付いてしまいそうな夜なのでした。