3/30(日) 駿府・?

 ここのところ,日中は急激に暖かい日が続き,桜の蕾を刺激したようで,一気に満開に近づいた。この土日が見ごろで,来週の駿府祭りの時には散り始めているんじゃないかと予想。大御所様にはそちらの方がふさわしいかな。

 駿府市内で転居した関係上,新居からの更新がこれが最初になる。今度は以前と違ってフレッツ光+OCNというみかかグループから,commufa光という中部電力グループへと全面移行。auが安くなるというので,テレホーダイ(死後)以来の長い付き合いをバッサリ切ったのである。まぁ他の選択肢がないということが一番の理由なんだが,最近は光ファイバ経由の回線品質に関してそれ程差がなくなっているのかなと思っているので,無理してみかかに義理立てする必要もないと判断しているのである。

 つーことで新居は家庭内有線LAN(100BASEだけど)が入っているので,デスクトップはそちらに移行,無線はタブレットとノートで使うようにした。標準で無線が使えるのはありがたいが,試しにルータに入ってみたら管理者パスワードの設定がなくて仰天,慌てて設定することになった。無線で繋がなきゃアクセスされることがないってことなのかな?

 神さんは年度末の仕事のドタバタと引越しの疲れが重なったのか熟睡中。ワシなその間にシコシコと線型代数のテキストの下書きを打ち込みつつ,土日開庁してくれている区役所に転居届を提出する予定。快適になったのでボチボチこちらの更新もやんないとねぇ。

 んでは。

3/7(金) 駿府・晴

 3月上旬だというのに強烈な西高東低冬型の気圧配置。おまけにシベリア寒気団が日本列島をすっぽり覆ってしまい,晴天なれども風強く寒い寒い寒い。まーったくなんでまた研究集会の最中にこういう気候になるのか。初日は土砂降りだったし,よっぽど今回1時間講演した人の日ごろの行いが悪いのであろう。

 つーことで水曜日から始まった研究集会は無事(じゃないけどそういうことにしておく)終了した。参加者の皆様お疲れ様でした。表向きの記事はこちらに書いたので,大いにあきれ返っていただきたい。

 今回2回目となるこの集会の主催だが,方法論を確立して気を抜いてしまったせいか,不必要な懇親会費収集はするし,重鎮のT先生の宿泊を失念しているしでかなり間抜けなミスをしてドタバタしてしまった。それこれも今回1時間講演した人の普段の行いと人徳のなさに起因するものなので当方に免じて許して頂きたい。

2014-03-06 12.55.05

 しかしまぁ,前回も驚いたが,今回も「うなぎパイ」の売れ行きが良すぎて困ってしまう。前回の失敗に懲りて,今回は8袋も買ってあったのだが,二日目終了時には全部の袋が開いてしまった。今回1時間講演した人とは異なり,遠方から来られた方々にチョコレートやらムースやら萩の月やら生八つ橋やらをご提供いただいたのだが,それも最終日には殆ど無くなっていたのだから,なんつーかこー,みなさん甘いものに飢えているんですかね? ここで声を大にして言いたいのだが

食い過ぎです。

若い人ならともかく,四十路過ぎたら間食は控えるべきである。さんざん出しておいて今更だが。

 つーことで1時間講演した人に対する恩義は全部お返ししたので,ワシの気分はサイコーである。情報処理学会の論文誌編集委員のバトンタッチも済ませたし,アカデミック業界での一定の役割は終わったな~と。今後の余生は好きなことだけして,もう二度と研究集会の会場世話なんぞしない。金輪際しない。ここで宣言しておくのである。まぁ回ってくることもないだろうけどねぇ。

 さて,次は20日の研究部会の講演の準備しなくちゃ。ストーリーはできているので,しゃっきりしたスライドを作るのである。できるかな?

 神さんとしみじみしつつ寝ます。

御手洗直子「31歳BLマンガ家が婚活するとこうなる」新書館

[ Amazon ] ISBN 978-4-403-671272, \850(+税)
[ Kindle ] ISBN 978-4-403-671272, \595(税込)

The_documentary_how_she_31_years_old_boys_love_comic_writer_act_for_her_happy_marrige

 本書は2012年10月下旬に発売されたコミックエッセイなので,すでに新刊書店からは消えている。近頃はだいぶKindle本が増えてきたが,どうやら売れ行きが止まった旧書から電子化しているようで,本書も今はKindle本として購入することができる。ワシは書籍版より300円ほど安くなった後者を購入して読んだのだが,この度,神さんより「妙齢(便利な言葉だ)の友達向けにお勧めの婚活(マニュアル)本はないか?」と問われて本書を思い出し,Amazon経由で書籍版を取り寄せて神さんのお友達にプレゼントすることになったのである。・・・怒られたりして。

 本書はどうもタイトルと出版社(ゆるいBL本出版が多いところ)から誤解されやすい面があるが,きわめて真っ当なネット婚活本であり,特に同世代の女性にとってはお役に立つ情報が分かりやすく述べられているのだ。確かに著者はオタクなBLマンガ家であるが,商業作家として荒稼ぎしているわけではないようだし,ファッションセンスが優れている超美人では決してないようだし(円山応挙の幽霊画に似ているそーな・・・そこそこ美人かな?),つまり普通に過ごしている三十路前後のスタンダードな女性なのである。その普通の女性がダラダラ付き合っていた彼氏に振られたことを切っ掛けに普通にネット婚活(サイト名は不明)を始めたところ,大変なこと(後述)になったものの,まぁ何とか当初の目論見通り1年で相手を見つけて入籍に漕ぎ着けた,というところはかなり多くのアラサー女性には参考になるところが多いと,ネット婚活経験者のワシも神さんも判断しているのである。

 どの辺が参考になるかというと,次の3点だ。

  1. ネット婚活は期限を区切って短期決戦で臨むべし。
  2. アラサー女性には大量の男性からのお誘いメールが押し寄せることを覚悟すべし。
  3. 高収入の売れ残り男性は何らかの問題を抱えていることを認識すべし。

 1については婚活に限らない話で,目的がはっきりしているなら,まず期限を区切って全力を賭けろということである。婚活の場合,いい相手と出会うには,メールだけでは分からない情報を引き出すべく,沢山の相手と直接会って言葉を交わす必要がある訳だが,いい歳の男女が落ち着いて話すならレストランか喫茶店が普通であり,さらにディープな話をしたければちょっとアルコールを交える居酒屋なりなんなり,ともかくショバ代を払う必要のある場所が不可欠だ。会うなら多少なりとも身なりに気を使う必要もあるし,とにかくコストがかかる。気合を入れて活動するなら短期決戦でドカンと金をつぎ込むことを覚悟せよということが,本書を読むとよく分かるのである。

 2については,メールを送る側(貰うこともあるが,かなり少ない)である男性には気が付かないポイントだ。つまり,ネット婚活の際のオファーのやり取りは圧倒的に「男性から女性」が多くなる。どっかの掲示板では「男は狩人」と形容していた女性がいたが,まさしく女性側は狩られる側,つまり獲物なのである。著者の場合,300通ものメールがサイト登録直後から押し寄せてきたということであるが,うちの相当妙齢(ホントに便利な言葉だ)な神さんですら,大量にメールが来たそうなので,サンプル数2なれど,それが普通の状態であることを覚悟すべきなのであろう。最初はメールの到着を喜んでいた著者であるが,大量処理のためにさっさと男どもを割り切っていくところなぞ,さもありなん,という気がする。しかしこの過程を経ることで,自分が意識していなかった「男性の好み」が分かってくるのだから,何事も経験しておくに越したことはないのである。

 3については,具体例については本書を読んでご確認下さい,ということに尽きる。非情なことであるが,「性格の良さを取るか,金をとるか」の選択が待っているということは覚悟しておくべき,ということが本書を通じて学ぶことができるであろう。これも「自分が結婚に対して何を求めているのか?」ということを考えさせられる良い経験に繋がってくるのであるから,婚活とは結局,「容姿」「性格」「収入」の3要素の「最適解」を探索する自分探し,ということになるのである。

 「BLマンガ家」にしてはシャープかつシンプルな画風で,とても読みやすい。時系列でその都度その都度著者が出会った・考えたことがまとめられているので読破するのに時間は要しないところもGoodだ。しかし何より一番感心したのは著者の確固とした「男選びの軸」である。「他人に敬意を払えない人とか」は「私すっごい嫌いなんです」(P.98)と,きっぱりした信念があってこそ,1年でbestではないかもしれないがbetterな出会いが実現できたのであるから,結局のところ,本書から得られる一番の教訓は,「一番嫌なところは断固拒否する」ということなのである。

 つーことで,ちょっと古いがKindleでも読める本書は,アラサー女性向けのスタンダードな婚活マニュアル本としてお勧めする次第である。

2/16(日) 駿府・晴

 先日来の大雪で首都圏がワヤになっている。静岡県の場合,沼津より西は雨になってしまって影響は全然なかったのだが,御殿場付近までは大雪に見舞われてしまい,東名自動車道が全面通行止めとなった。今夜中には開通する見込みのようだが,予定は外れまくっているらしい。関係者の努力に任せるしかないのだが,今週中にはもう一度雪が降るかもという予報が出ており,どこまで持つのやら。流通を司る神さんの仕事にも影響が残りそうで,当人はヤキモキしておられるようである。してみれば,静岡においても幸谷家の家庭内には雪の影響が色濃く出ているということであるな。離婚の原因が大雪,ということにならないことを切に祈る。

 さて,卒研発表も無事(だと信じている)終わり,なんだか訳のわからん行事は残っているみたいだが,無関係のこちらとしてはつかの間の平和を満喫している。といっても今月中に何とかしたい書き物2章分と紀要の原稿があるので,次週末の札幌行までひーふー息つく暇もない・・・ハズ。ちなみにTwitterは息継ぎなので止めるわけにはいかないのである。決して暇つぶしではないのである。世間には誤解があるようなのでここできちんと佐村河内守氏のように表明しておく次第である。

 今月初旬にはコミティアで収穫してきたし,卒研作品公開用サーバの設定もしてきたし,研究集会の準備作業もしてきたのだが,その辺の成果についてはおいおい書いていきたい。書けたらいいな。そのうち書けるであろうと思いたい。

 つーことでぷちめれとか書いてたら相当につまっていると思ってつかぁさい。

1/30(木) 駿府・雨後曇

 ふ~,色々な締切が押し寄せてきて,しかもそれぞれ適当にサボっているから,ケツカッチンになったものから順次処理していくしかない今日この頃,皆様いかがお過ごしでしょうか?

 今日は朝晴れていたものの,午前中から雨が降り出し,午後からは土砂降りざんざかざんざか。体育館で外部の方々を招いての行事があったんで,○普請な屋根に雨が当たる音がけたたましいことであることよ。

 つーことで,明日で研究集会の参加・公園申し込み締め切りとなるので,我こそ輪と思う方々は是非とも講演をしてくださいまし。懇親会への参加者は前回以上になりそうなんだが,肝心の講演が少ないのである。まぁ頑張ってプログラムを考えてみるが,一日目,三日目は短縮して誤魔化すしかないかなぁという感じ。人望のない奴が幹事役などやるもんじゃないなぁとつくづく思う。もうやらんぞ。

 さて,明後日までに査読レポートあげて,二週間でテキストを2冊仕上げて,頑張ってCUDAに親しみつつチャレンジングなことをしたいなぁと念願だけはしているのであるが,さてどーなりますやら。何せ,HPCS2014でXeon Phiの悪い噂を散々吹き込まれたでなぁ。まず先に安定的にどーにかなりそうなCUDAでやっておこうということなのである。Xeon Phi入手が来年になりそうってのもあるけどね。

 ぱっつんぱっつんのまま寝ます。