先週から急激に寒気がシベリアから降りてきたらしく,平年並の寒さになってきた。日本海側はドカ雪に見舞われて関越自動車道が通行止めになり,自衛隊にお出まし願うという有様。コロナ大流行に陥った旭川や大阪でも自衛隊に助けを求める状況で,かなり末期的な感がある。ワクチン接種は来年から少しずつ開始されるようで,夏までにはだいぶ良くなるかなとは思うが,それもこれも東京オリンピックのためと思うと,何だかやるせない気分になるのは気のせいかしらん。何かとこの手の公共事業でしか金の使い道が見つからないという老齢化社会日本を象徴しているように思えて仕方ないんだよなぁ。

 何とかシコシコ間に合わせて「Python数値計算入門(仮)」,入稿しましたよ全く。PEP8に合わせてソースの書式変更が一番面倒くさい上に不毛っぽくてイヤんになってきたが,関数定義の後は2行明けという規則のおかげで行数は稼げるという,著者にとってのメリットはある訳で,痛し痒しかな。何にしろ,次週には第一校が到着するとのことで,正月は暇を見ながら校正作業に勤しむことになる。全く,額縁よ〜なのによー働くなワシ。しかしこれで当面本を書くこともなさそうだし,プログラミングに勤しむことにしよう。

 とゆーことで,何とか「AVX2によるマルチコンポーネント型多倍長精度行列乗算の高速化」が形になってきた。

まぁ先達のある研究なので二番煎じ的ではあるけれど,Strassenとの組み合わせて最高速を目指すというところは売りになるかと。第一校が到着するまでには日本語の下書きは終わらせて,ヘボ英語DraftのArxiv登録は済ませてたいところ。どーなりますことやら。そろそろ線形計算の飽きてきたんで,直接法と疎行列の実装終わったらいよいよアレに着手したい。夏休み以降の課題なんだろうけどねぇ。

 つーことで,次年度の実験講座向けの資料の作成,大体材料は揃った。

Flaskで計算させようという実験資料

 どーせ全部は終わらないので,これに追加する形でDeep Learningに繋げるような内容にして,卒研ネタにできればいいかなと。要素技術の追求は個人的には面白いし,定年後もやりたいお仕事ではあるんだけど,若い世代にそれを押し付けるのは老害もいいところ。やりたい向きが自発的に取り組むのはいいけど,総合的な技術の積み重ねの小山に登らせる経験なしで盲目的に下積み的テクニック習得に時間を使わせるのは教育機関としてはよろしくない。ま,FlaskでMVCの習得をさせてPythonにも慣れて貰うというのは一応その方向ではあるので許してもらえるかなと。

SIRモデルで,平均感染期間2週間(14日,左図)と3.5日にして計算したものを題材の一つとした。やっぱり感染者数(オレンジの線)が違うんだなと再認識。

 さて,コロナ禍でドタバタの本年もあと2週間,今週末で職場も仕事納めに入る。今年末はぷちめれ祭りする暇もなさそうなので,数冊,現実逃避がてら紹介することにしようっと。

 山下達郎の朗々としたクリスマスソングを聞きながらの,穏やかな日曜日でございました。ひと段落済んだらまたなんか書こうっと。

T.Kouya

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