3/24(月) 掛川・雨後晴

 朝は土砂降り。夜は快晴。気候の変動が激しい季節になりつつある。
 仕事,予定通り全く進まず。昼間は眠いし,引越の気疲れが全然収まってない。年寄りの引越はボケを引き起こしやすいと言うが,今のワシはその状態である。そのうち同じことを何度も何度もblogに書き付けるやもしれず。あ,既にそうなっている?
 ふーん,45nmプロセスのQuad-core CPUが出たのか。しかも,出たてだというのに価格が安い。こうしてどんどん並列化が容易なPCが出回るんだなぁ。2年後には32PE構成の実験が個人研究室レベルでも可能になりそう。良きかな。
 現実逃避ツールとして,ここのアクセスログをつらつら眺めている。で,思うのだが,

> xxx.hatena.ne.jp – – [24/Mar/2008:11:09:34 +0900] “GET /weblog/index.rdf HTTP/1.1″ 304 – “-” “Hatena RSS/0.3 (http://r.hatena.ne.jp; 6 subscribers)”

 ま,これはいいとして,

> xxx.hatena.ne.jp – – [24/Mar/2008:17:36:35 +0900] “GET /nasoft/ HTTP/1.1″ 206 2477 “-” “Hatena Bookmark/0.1 (http://b.hatena.ne.jp; 37 users)”

ってのを見ると,こういう商売をしたくなる気持ちも理解できるな。しないけど。
 お若い方からの「セキュリティ関係の勉強をしたい」というご相談メールを頂いたので,それに対するワシの回答を書いてみた。
—- ここから

 ご回答,遅れましてすいませんでした。xxxx先生の方から,お話は伺っています。一応,サーバマシンの管理業務や,セキュリティ関係の卒研テーマを持った経験がありますので,それを踏まえてお答えしたいと思います。
08/03/19 に xxxx さんは書きました:
(省略)
 ちょっと難しい問題を含んでいますが,要点のみを簡潔にまとめてみます。
 まず,さまざまなサーバへの攻撃手段を集めておられるようですが,その手のものは基本的には学問ベースに乗らないものが殆どです。つまり,体系的なカリキュラムの上には乗りづらいものですので,アタック手段を科目として教えているという大学は聞いたことがありません。唯一,アタックも防御のための手段も体系化されているのは暗号の分野ぐらいではないでしょうか。
 ご指摘のbuffer overflowは,OSやアプリケーションの正当でない使い方を場当たり的に調べて利用してやろうというものですから,対象となるソフトウェアのbug fixが行われれば意味のないものになってしまいます。従って,セキュリティホールは基本的には開発側の人為的ミスというべきもので,情報技術というよりは,「失敗学」というものに分類されるものと,私は考えます。
 残念ながら,今の日本で,情報技術に特化した「失敗学」の専門家という人はいないように思えます。現在,セキュリティ関係の専門家と呼ばれる方々は,オーソドックスな情報理論・技術を習得し,その知見をベースにしてセキュリティのことについても意見が言えるようになった,というのが普通ではないでしょうか。
 ですので,個人的にアンダーグラウンド情報を収集されるのは大いに結構(他人に害を与えない範囲での話)ですが,それを当学も含めた大学における研究に位置づける,つまり私も含めた教員に「学問」として認めてもらうには,既存の正統的な情報理論・技術を身につけることが一番の近道だと私は考えます。
 余談ですが,セキュリティ専門を謳う中小のベンチャー企業にはかなり怪しげな方々も混じっていて,個人的には就職先としてあまりお勧めしたくありません。普通のネットワーク関係・情報処理関係の会社に勤め,そこで必要に応じてセキュリティ関係の知識を生かすというのが一番のように思えます。そのためにも,まずは正統的なコンピュータの勉強をされることをお勧め致します。これは本学は当然として,他大学の情報関係学部・学科でも普通に勉強させてもらえます。
 また,ご指摘の通り,最近はOSやソフトウェアの品質が上がり,セキュリティホールも事前公開されなくなってきています(fixした後で報告される)。人間がソフトウェアを開発する限り失敗はつきものですから,セキュリティホールが皆無になることは当分ないでしょうが,場当たり的なアタック手法の寿命はさらに短くなっていくと考えます。
 ご質問の意図に沿う回答になっているかどうか分かりませんが,不明な点などありましたら,またご質問下さい。

—– ここまで
 さて,もう一頑張り・・・したいけど,そのまま寝付いてしまいそうな夜なのでした。

3/23(日) 掛川・晴

 朝晩はちょいと冷えるが,日中はポカポカ陽気。車中では暑いぐらいである。この調子で尻上がりに暑くなっていくのだろうな。そろそろ桜も咲く頃だが,まだ一報がないな・・・と思ったら,昨日開花していた模様。入学式まで持つかしらん?
 新居にまだ馴染めないでいる。ベッドが届くまでは6畳ほどの和室でせまっ苦しく過ごさねばならず,本棚が設置されるまでは大量の資料やマンガのたぐいの梱包を解くことも出来ない。入居してから初めて気が付く事象も多く,細々としたものを泥縄式に揃えていかねばならない。特に日当たりなんて全く期待してなかったから,リビングの一角にPC作業机を置こうとしていたのだが,実はそこには午後から日が差すことが判明したのである。予定通り机を置くと,貴重な日光を妨げることになるから,今のところは臨時で寝室の地べたにデスクトップマシンを置き,普通の机に液晶ディスプレイ一枚だけ設置して使っている。こうなると,折角担いできたCRTも,それを格納できる広いPC机も不要になるやもしれず,またぞろゴミが増えてしまう可能性が出てきた。
 あー,イライラする。まあ半年ぐらいはこのイライラと付き合って克服していかねばならないのだろうなぁ。
 注文していた大物の絵が届く。計ってみたら,50号というサイズになるようだ。
a_farewell_to_the_vagabond.jpg
 こんくらいあっても,高大な壁面を埋めるには小さいぐらいである。窓代わりの絵として買ったものだが,満足である。
 そんなこんなで本日もロクに仕事進まず。みちっと資料を集めてやる気を奮い立たせる準備をしたところで終わってしまった。イカンなぁ,明日から一週間は必至で勧めねばならない。
 つーことで英気を養うために寝ます。

3/22(土) 掛川・晴

 掛川はいい天気。
kakegawa_castle20080322.jpg
 青空に栄える天守閣がいいね。そのうち見飽きるだろうが,新鮮な感覚で楽しめるうちは楽しんでおかないともったいない。
 怒濤の引越作業を終えて4日目,やっと落ち着いて人心地つき始めた。いつものように,飯と味噌汁と焼き魚という質素だが飽きがこない朝飯メニューを食するようになったし。これで仕事環境が復活できればいいのだが,本棚が設置される次週火曜日までは無理だな。
 折角の20畳リビングだが,今は単なる物置としてしか機能していない。今日はでかい絵が届く予定なので,それを据え付ければ少しは殺風景さが薄れるかなぁ。
 初体験のIH調理器,思っていたより火力(電力?)が強いので感心する。ガスだと味噌汁を温めるまで5分ぐらいかかっていたのが,IHで中火(中電力?)にすると3分ぐらいで沸騰してしまう。真っ平らな耐熱ガラス面に,肉厚のIH対応鍋というコンビネーションはカロリーを逃さないってのは本当だったんだな。これで電気代がド高くなければありがたいのだが,世の中そうそううまくは行かないんだろうなぁ。来月の支払いがちょっと怖い。
 少しずつ生活環境を整えながら,今日も過ごします。

3/21(金) 掛川・?

 本日もドタバタし通しの一日であった。
 まず,初のゴミ出し。町内会supportedなゴミステーションに出すのは久しぶりだったのでドキドキして行ったら,あっさり受理されてしまった・・・つーか,どなたも見張っていらっしゃらなかったな。「グリーン推進員」とか言う,新井素子の「グリーン・レクイエム」の主人公を彷彿とさせる緑の帽子を被った方がいるのかと思ったのである。あれは資源ゴミの時だけなのかな?
 午前中はみかか西の方々と,回線敷設準備のための下見ツアーにご同行する。へ〜,うちの職場の配管はこうなっていたのか,と感心する。小一時間見て回って,何とか光ファイバを引っ張り込む目算が付いたのはありがたし。さて,次年度は家でも職場でもフレッツ光プレミアム三昧となるのであるなぁ。楽しみである。それにつけてもADSLは(以下略)。
 次に,職場にて遅れまくっていた書類の提出を済ませる。ああ,めんどくさ・・・などと罰当たりなことを言っていてはいけませぬ。何せ学内研究費の報告書なのであるからして,ありがたく頂戴して使わせて頂いたのであるから,本来なら〆切り前に揉み手しながらお持ちすべきものなのである。申し訳ございません。
 それが終わると今度は研究室のプレ大掃除。能登半島で使っていた中古の(ソフマップの中古ショップで買ったのだよ)ダムハブ,いやリピータハブを捨てる。最近はファンがやかましかったのだが,とうとうパケットも送れなくなってしまったのである。
long_good_by_dumb_hub20080321.jpg
 近頃はリピータとブリッジの区別も曖昧になったよなぁ。売っている製品はほぼ全部,スイッチ(リピータ+ブリッジ)になっちゃったからねぇ。そんな区分があったの?なーんて言われそうである。年寄りだな。
 その他,色々捨てさせていただく。お手数おかけしますがよろしく>お掃除担当の方
 あ,以前に書いた文章Webに転載されていた。原稿料,ありがたく使わせて頂きまーっす。
 最期は,じゃない,最後は10年近く住んでいた前の住居の引き渡し。畳に大穴を空けてしまったり,冷蔵庫の下が汚れてしまったりしているので,さて,修繕費用は敷金の範囲で収まりますかどーか。不動産屋には「10年も住んで,一度も敷金が戻ってきたこともないんだから,何とかしてよ」と念押ししておいたが,敵も然る者,言質を取られるようなことは一言もなし。来週には見積もりが出るらしい。それまでは死刑囚の心境である(大げさな)。
 さて,風呂入って一仕事して寝るとしますか。

3/20(木・祝) 掛川->浜松->掛川・雨

 あーめあめふーれふれ・・・どのあたりまで歌うとJASRACが飛んでくるんだろう? ともかく,ちょっと肌寒さの残る,雨の春分の日なのであった。
 午前中は引越挨拶のための買い物(500円のタオル)をして,無印でベッドを購入する。掛川だと配送の日取りが限定されてしまうそうで,本棚設置とかち合わないようにした結果,次週末に届くことになった。来週末には人間らしい生活を送りたいものである。
 午後は引越挨拶。マンション全体を回るのも大儀なので,同じ階の方と,ワシの真下の方のみにご挨拶。ついでに町内会の組長を拝命したので(任期は一年),町内会長さんにタオル持参でご挨拶に行く。毎年総会が4月中旬ぐらいにあるそうだが,今年はマンションの住民も揃っていないので出席は免除されるとのこと。8月の町内大掃除と10月のお祭りがメイン行事なんだそうだが,ワシがそんなに出られるはずもなく,出張の多い仕事であることをご説明しておく。うーん,この年まで人付き合いを極力控えてきた萌えるひとり者にはシンドイ仕事である。前途多難を覚悟しておこう。
 おおおっ,何てこったい! 毎週楽しみにしていたImpress TVが無くなってしまうだとうっ! 動く!改造バカ一台スタパトロニクスTVインターネット落語会も見られなくなってしまうとは・・・。人生の1/100が失われたようなもんである。悲しい。
 まあインプレスグループ再編の一環のようだから,今後新たに別の形で番組制作をしてくれることを期待するしかないなぁ。せっかく職場でも自宅でも光ファイバ構成になった(なる)ってのに,ちえっ,世の中ままならない。
 さて,明日は初のゴミ出し。段ボール類は資源回収をしているホームセンターに持ち込むとして,それ以外の雑ゴミが多数出る模様。さて,無事済みますかどーか。