5/4(金・祝) 掛川・晴

 昨日のエントリーは,書いてしまってから冷や汗が出てきた代物なので,さっさと流すに限る。ワシみたいな下人にとっては殿上人みたいな存在なので,まあ本人が目にすることもあるまいよ,と高をくくって気楽に書いてしまったが,やっぱり今後も研究会などでご当人とニアミスする可能性が高いってのは厄介である。ワシは知らんぷりをするので,皆さんも「御注進」なぞなさらぬようにお願いしたい。
 次は野崎先生の本を予定しているのだが,こっちのほうが当人と顔を合わせる心配はない分,そんな気遣いをしなくて済むはず。つーても読了するのは当分先。数学の本は,読み流すだけでも時間がかかるよな。
 今朝の「とくダネ!」を見ていたら,今年からGWを構成する祝日に変更があり,
 4/29・・・昭和の日*
 5/3・・・憲法記念日
 5/4・・・みどりの日*
 5/5・・・こどもの日
となったとのこと(*が変更)。ふーん,まあどうでも良いが,祝日の間に挟まれた「国民の休日」という奴が2009年まで登場することがないそうで,そっちの方が寂しい。一年に一度ぐらい,特に何に対してお祝いを強制されることのない祝日という奴があってもよろしかろう。
 先日のGW期間中の平日に旅行代理店と7月上旬のおフランス行きの件で打ち合わせ,大体の日程が決まる。こんな感じ。
 7/6(金) 成田→ANA→CDG/CDG近くのホテル泊(多分Ibisのどれか)
 7/7(土) CDG→TGV→Renne→St.Malo/Eden泊
 7/8(日)~7/12(木) St.Malo滞在
 7/13(金) St.Malo→Renne→TGV→Paris/Monparnasse近くのホテル
 7/14(土) CDG→ANA/飛行機泊
 7/15(日) ANA→成田
 St.Maloで一日潰す必要が出来たので,初めて楽天トラベルから予約したのがEden。さーてトラブラずに無事宿泊できるのか?
 帰りの14日は夜八時発の飛行機なので,少しParis見学の予定。前回は通過しただけだったモンなぁ。余裕がないのでLouvre見学は無理だが,どっかちっちゃい美術館の一つぐらい入ってみたいな。
 あ,忘れていたが,先日投稿した論文がacceptされたら,Eiffel Towerの前でシェーのポーズで記念写真を撮ると決めていたのだった。そうなったら是非行かねばなるまい。最近はシェーのポーズを知らない日本人が増えたので,「ほほう,久しぶりにポンニチがあのポーズをとっておる」と懐かしがってくれるオジサンも一人ぐらいはいるであろう。ま,通ったら,の話である。
 例によって,体が「休日なので休もうぜ」モードに入ってしまって,ちっとも仕事がはかどらない。悪いことに,近頃料理に目覚めてしまって,煮物だのパスタだのと,ヒッキーモードで何やら作ってばかりいる。ほーんと,外食しなくなったよなぁ,近頃は。
 ボチボチやって今日も一日過ごします。

一松信「数のエッセイ」ちくま学芸文庫

[ BK1 | Amazon ] ISBN 978-4-480-09041-6, \1000

数のエッセイ
数のエッセイ

posted with 簡単リンクくん at 2007. 5. 3
一松 信著
筑摩書房 (2007.1)
通常2-3日以内に発送します。

 一松信,という存在を最初に目撃したのは,多分,日本数学会の年会,もしくは数値解析シンポジウムだったと思う。ワシが修士の頃だから,今からえーと・・・(脳細胞の劣化が激しいのでしばしお待ちを)・・・15年ほど前になるのか。数値解析シンポジウムに初めて参加したのは大学4年生の時だから,ひょっとするともうちっと前かもしれない。まあ,そんなことはどうでもいい。ともかく,一松は大変に目立つ存在だった。
 常に講演会場の大体最前列に座り,研究発表の最中,ずーぅううっと「うんうん」と例の甲高い声で頷きながら話を聞いている変なオジイサン。それが一松なのである。もちろんワシもその「うんうん」攻撃にさらされた一人であるが,慣れるとそれほどイヤではない,とゆーか,一松が居るのにあの「うんうん」が聞こえてこないと逆に不安になってくるのである。一度,某M君は講演中に「そうかな?」という一言が聞こえてきてギクリとした経験があるそうだが,ワシは羨ましいなあと思ったものだ。つまり一松に疑問を抱かせる話題を振った,という事でもあるんだから。
 聞くところによると,あの「うんうん」の癖は若い頃から続いているそうで,若かりし一松が御大から「うるさい!」と怒られたこともあったらしい。ふーん,てぇことはつまり,相手がどんな若かろうとベテランだろうと分けて立てなく攻撃(?)していたってことだ。これは,かなり凄いことである。そしてこの徹底した平等精神が,一松の存在を一種独特のものにしていると言えるだろう。
 コンピュータへの応用も広く視野に入れ,(たぶん)60年以上も縦横に活躍し,今も現役であり続けている一松の業績を,ワシごときが把握することなぞ当然できる筈もない。しかし,その「ケタ違い」の仕事ぶりの一端を知ることが出来るものとして,ワシは「数学とコンピュータ」(ちくま学芸文庫に入れてくれませんかね?)を挙げておく。これは「数学」を「コンピュータ」に載せるための2大流派「数値解析」と「数式処理(記号処理)」それぞれについて,ほぼ等分に論じた新書サイズのコンパクトな本である。だから読了するにもそれほど時間がかからない・・・と思ったあなた,それは甘い。まーなんとゆーか,話題が豊富すぎるのである。最初は「とっちらかっている」としか思えなかったが,何度も再読しているうちに,単純に知識をひけらかしているのではなく,一つの考え方に対してカウンターとなる考え方を引っ張り出してきたり,そこから派生する別の問題を引き出してきたり,つまり,実はとっちらかっているどころか,ちゃんと話題の間には繋がりがあったのである。
 大体,人間の脳に詰め込める情報量というのはそれほど多くない。それ故に,覚えておくべき情報を取捨選択する必要がある訳だが,そのためには「方便」が必要である。「バカだから覚えていられませーん」という正直さをもった人間はマレであり,普通は「なんとか主義」という奴を取捨選択のフィルタとして使用し,「ワシの主義に反する」とかなんとか言っちゃって,知識量を意図的に制限する。そうでないと脳がパンクしてしまうからである。情報が右から左へだだ漏れしてしまうのである。
 「数学とコンピュータ」は,このようなフィルタを取っ払い,字数制限いっぱいに知識を詰め込んでしまったため,ワシみたいなバカは一読してもそれを把握できず,何度も読み込まなければならない本になってしまったのである。なので,「話題の繋がり」を理解できるようになったのは三十路過ぎた頃になってしまった。不幸なことに,現在の出版状況はこのように「手強い」本の版を長期に渡って保有することが出来ず,ようよう評価が定まって来た頃には絶版になっていたりする。
 本書は30年前に出た単行本を文庫化したものであるが,さすがに一般読者を相手に書かれた短いエッセイが主体なだけあって,ワシがだだ漏れさせてしまった「話題の繋がり」を気にすることなく読むことが出来る。・・・とはいえ,π(円周率)の計算など,ワシにとっては既知の話題ならともかく,「正多角形のタイル張り」なぞは,一日潰して絵を描きながら「えーっと,これがこう繋がって・・・」とやらないと,ちゃんと理解できたとは言えそうもない。この手の結構歯ごたえのある問題も含まれていて,しかもコンピュータと数学との結節点上にあるものが多いのは,やっぱり一松らしいよなぁ,と感じる。
 ヤノケン(矢野健太郎)の「角の三等分」も先頃,ちくま学芸文庫に収められたが,そこに現代代数学からの長い注釈をつけたのも一松だった。そういや,20世紀の終り頃,岩波から応用数学のシリーズ本が出ていた時に,執筆者の一人が予定していた分が出せなくなり,急遽,引っ張り出されたのも一松だった。中国に出張中だった一松の所に電話がかかってきて大いに慌てた,というエピソードを自身が前書きに書いていたが,困った時には一松に頼め,というのは今も続く出版界・学界の伝統のようである。まあそれだけ懐が深く,書いたものに信頼がおける,という証でもある。最近はあの「うんうん」があまり聞けなくなってちょっと寂しいが,執筆活動ではまだ当分引退ということはありそうになく,心強い限りである。すいませんが,もう少しこのバカにも理解するための時間を頂きたく,末永くお付き合いさせて頂きたいと思う次第である。

5/2(水) 掛川・晴

 ほんとは一日有休の筈が,午後はずっとお仕事となる。まーしゃーねーけどさ。
 Movable Typeを3.35にupdateしようとしてハマる。テンプレートの初期化をすると,何故が文字化けが発生し,初期化後はテンプレートにアクセスできなくなる。どうやら日本語の一部がShift-JIS(サイト設定はUTF-8)になっているようだが,原因がつかめず。面倒なので元のVersionに戻してしまった。試行錯誤している最中にここを覗いた人はさぞかし面食らったことであろう。どーもお騒がせしました。
 やっぱりupdateするなら,dbディレクトリの中身をすっぱり消して,クリーンインストールすべきだと思いました。
 松尾スズキが体調不良のため舞台を降板とのこと。本人のblogもしばらく更新が止まるらしい。才能はあるんだろうが,あんまり体は丈夫じゃないのかなぁ。初めて見た時から何か腺病質な感じがしたが。何はともあれ,首をくくったりせずに無事復帰して欲しいものである。
 今日はこのぐらいにして寝ます。

4/30(月・祝) 掛川・晴

 関東では日中かなりの暑さになったようだが,こちらではそれほど感じず。それにしても朝昼の寒暖の差が全然縮まらないのは困ったものだ。その割には風邪もインフルエンザにもならず,どうしたことやら。せわしなく動いていると病気になる隙もない,ということかしらん? いや,単にバカ度が増しているだけとか。
 GW真っ最中の連休の筈であるが,ワシの職場は出勤日。おかげでGWという気が全くしない。ワサワサと講義してゼミをして仕事をする。
 VistaでApache + PHP5の環境を作ろうとしてドハマリ。そもそもApacheのMonitorがまともに動作しない辺り,かなり怪しい。一度は動いたPHP5も弄くっていたらApacheごとダメになってしまった。ログを見るとphp_mbstring.dllがcore dumpしているようで,完全にお手上げ。かといってセキュリティ機能をOffにしたVistaなんてXPより存在価値がないしなぁ。ああメンドクサ。やっぱりうちのゼミではLinux onlyにした方が幸せであるな。
 明日からは気分を切り替えて,週明けに控えている某シンポジウムの講演予稿upに励もうっと。どこも出かけられそうもないのが悲しいが,まあ仕方がないか。
 風呂入って寝ます。

4/28(土) 掛川・曇

 えーと・・・今日は何にも用事がない・・・んだよな。どーも4月入ってからドタバタ慌ただしく用事が入ったり入ってきたり入れてしまったりしていたので,本当の休日っちゅー奴が突然入ると戸惑ってしまいますな。
 昨日のストリームPodcastingでは,トヨザキ社長の渡辺淳一ネタ,例の「鈍感力」への愛情あふれる語りに魅了されたが,それでちょっと思い出したことがあるので書いておこう。
 某北国の旧帝国大学で開催された某学会年会で,同大学の女性俊英研究者が招待講演をしたのだが,その研究者を紹介するその旧帝国大学教授の口上の中に,「美しい○○さんが数学を考えている姿はさらに美しい」旨の発言があった。まあ確かに美人だったが,あんた,研究業績の紹介をするのに容姿の美醜に触れるっつーことをセクハラの一種と考えない訳? とムカついた覚えがある。さすがセクハラ教授と毎日同じ職場で過ごしているだけのことはあって,その女性研究者は淡々と講演をこなしていていた。大人だなぁ~と感心させられたものだ。
 ああ,鈍感力って,この旧帝国大学教授に備わっている力なんだなぁ,と思い出してしまいました。老人力は欲しいけど(欲しがらなくても勝手に付くけどさ),鈍感力はまだいらねーな。
 卒研でApache+MySQL+PHP+Perlの環境をWindowsに導入する必要があり,Y君がどうしてもApacheがまともに動作しないと言ってきたので,ちょいと試してみたら,確かに2.2.4は全く動作せず,2.0.59は最初動いたものの,再起動したらPHP環境がダメになってしまった。多分,導入したばかりのウィルスバスターがガンなのではないかと思うのだが確証が持てないので,我が家のVMwareでそれを検証する予定。
 ついでにとVistaでもやってみたら,ものの見事にダメ。こちらのページによれば,管理者モードでコマンドプロンプトを起動し,msiexecコマンドを使う必要があるらしい。確かにこれでApache, MySQLは無事起動した。ただPerlは普通にmsiファイルをダブルクリックしてインストールしても正常に動作する。多分,前者がWindowsのService(UNIXのDaemonに相当)として動作する必要があるので,それの登録がセキュリティ機能によって妨げられているせいだろう。あーめんどくせ。かといってこの機能をoffにしてしまうとそれもまたマズイしな。
 TAをお願いしているT君曰く,「サーバアプリをWindowsで動かすもんじゃない」ってのが正論なんだろうなぁ。OSのインストールもせず,Officeは最初からプリインストールされている奴を使うだけ,ファイルを適切なアプリケーションで開くという頭はなく,全てダブルクリックすりゃいい,というバカユーザモードじゃないとWindowsとは平和に付き合えない,とゆーことか。まあLinuxも同じ道を辿りつつあるから,これも世の流れか・・・ああジジ臭ぇ愚痴をかましちまったい。
 久々にまったり過ごします。