一応太陽は出ているものの,空にはうっすらと白い靄がかかっている。暑いことは暑いが,いつぞやのような猛暑には至っていない。平年並みの暑さというところ。
昨日夕方より職場が全面閉鎖,機械警備に移行したため,本日より再来週月曜朝まで強制的にお盆休み。まあ休みったって家でもやることは変わりないんだけどな。今年は何せ並列計算環境も自宅に整っちゃったし。PSBをガンガン流しながら投稿論文チェックやら,テキスト執筆やらをこなすのみ。
ほほう,PentiumDベンチがGoogle Scholarから引っかかるようになったのねん。やっぱりエーゴで書くと参照数が違うよなぁ。
愛読している夏目房之介さんのblogが移行した・・・のはいいんだけど,字が小っちぇ~。唐沢俊一さんのページも同様。教祖様のページも,移行当初は小さかったよなぁ。まあユーザ側で調整すれば済むっちゃ済むんだが,ユーザ様を大事にしなきゃいかんページなら,せめてIEやFirefoxのデフォルトサイズで読みやすいフォントサイズにして欲しい。以前も書いたが,欧米のアルファベットと違って,特に漢字は字体が複雑だから,若干大きめにすべきなのである。ことに近年は文庫でも大きな文字サイズが一般的になっており,ほーれみろそれこそ学力低下だと騒ぎ立てるバカ団塊世代親父どもはさておき,人に読んでもらいたいものを書くなら,「プレゼンはでかい声で」という常識同様,「blogの日本語は若干デフォルト設定より大きめに」はusabilityなんて横文字を持ち出すまでもなく,当たり前のことと認識すべきなのだ。
折角の休みだから,ここで溜まったCDやらDVDやら本をぷちめれってみよう。第一弾は昨日upした統計本だが,今日はどうしようかなぁ。ま,テーマが決まったら書きまする,カキまする。
中野美枝子ほか「Excelで楽しむ統計」共立出版
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-320-01758-7, \2300
共立出版 (2004.2)
通常2-3日以内に発送します。
情報セミナーIという,小規模ゼミを二年生対象に行うことになり,さて何をしようかな,Excelでもやろうか,でも自分でテキスト作るのもしんどいなぁ,何か手頃な教科書がないかな?・・・という訳で選択したのが本書である。
本書の目次を,Amazonの紹介ページからコピペして以下に貼り付けておく。
第I部 ホップ
データの入力
Excelの利用法
基本統計量
グラフの利用
ヒストグラム
第II部 ステップ
ピボットテーブルによるデータの整理
相関係数
散布図
第III部 ジャンプ
母集団と標本―代表的な分布
統計的推定 その1―母平均の区間推定
統計的推定その2―母平均の推定(近似的な方法)と母分散、母比率の推定
統計的検定 その1―仮説検定
統計的検定その2―分散分析
回帰分析―単回帰分析
わかりやすい報告書のまとめ方
いわゆる,数理統計学,統計解析,統計学,と銘打った大学学部レベルの内容を扱った教科書であり,もちろんExcelの機能を使って実習を行うことを前提としている。それが第I部~第III部に分割されている訳である。
と,まあ,ごく普通の教科書なのだが,ワシが気に入ったのは,Excelの操作に関しては結構複雑なものが多く,それでいて本文の解説をキチンと読み進めば,その操作がしっかり辿れるようになっている点である。実際,2年ばかりこれを使って,自学自習を行ってみたが,Excelの操作が分からない,と言った学生は一人もいなかった。よって,ワシの教育実践の経験から,本書の教育的レベルの高さは保証できるのである。
ただ,ワシが使用したのは第II部までなのである。ここまでは,一応統計量の解説なんかがあったりするものの,9割以上が単なるExcel操作練習として流せる内容なのだが,さすがに著者らは大学の講義としてそれではイカンと思ったのか,第III部の冒頭に確率の定義,事象といった,一番数学的かつ学生さんたちからは嫌われる内容を短くまとめてしまっている。そして推定・検定へと雪崩れ込むのである。ここに至っていきなり定積分なんかが出てくるんですぜ。そりゃぁ,今までは単なるExcel練習だと思っていた学生は戸惑ってしまうのである。やむを得ない,かなぁ,と思いつつも,もう少しこの第II部から第III部への不連続さを和らげる手段を講じることはできなかったのかなぁ,というのがユーザとしての偽らざる感想である。
一応,統計を講義したことのある者としては,どうせ数学の道具立てを使わなければ説明できない内容なのだから,大なり小なりそれを毎回使いながら説明し,少々の脱落者があっても仕方がない,君たちはこれに慣れてもらわねばいかんのだ,と説教をかましながらやるぐらいであったほうがいいのではないか,と思ってしまうのである。そこのさじ加減をうまくできないもんかなぁ,と日々悩んでいる教師としては,本書の説明の不連続さは一種,爽快ではあるものの,他の教師サンたちも同じ問題を抱えているんだろうなぁ,と消極的連帯感を覚えてしまい,その悩みの解決策が本書でも示されなかったことに,少し失望したのであった。
8/9(水) 掛川->東京->掛川・曇後晴
台風7号が浜松から御前崎あたりでウロウロしている最中に新幹線で東京へ。途中雨がぱらついた程度で遅延もなく東京着。大師匠の話では,午後には房総半島沖へ抜けたとのこと。人騒がせな台風である。
いつものように丸善丸の内本店をざっと流し,アキバヨドバシを上下に散策,その後,書泉ブックタワーへ移動し,IT書籍とマンガの新刊を物色する。一松信先生の新刊が出ていてびっくり。引退してからのご活躍はものすごいものがある。研究費で買おうっと(ひどい奴)。
購入したのは,月刊アスキー30周年号(休刊・リニューアル宣言)と,コロナ社の「C++プログラミング入門」。他にも買ったが,まあそれは後でレビューします(いつになるやら)。
前者は保存資料用として買ったのだが,ちょっとそれにしては内容が薄いのが残念。まあ付録DVDがあるから許してやろう。
後者は,次年度の情報セミナーIの教科書候補として購入。C++の入門書は腐るほど出版されているが
・版形が小さく,厚みは1cm程度
・それなりにリファレンスとして使用可能な資料付き
・Cの説明とC++(Object)の説明が半々ぐらいの割合になっている
・サンプルプログラムが短い
・やさしめの演習問題が豊富で,解答はなくてもいい(ヒントどまりがbetter)
という条件を満足するものは少数である。版形のでかい分厚い奴は,懇切丁寧すぎる「読み物」になっていて,基本的には自学自習書,ワークブックである。ワシが欲しいのは,自分で手を動かしてサンプルプログラムを動作させることが楽にでき,なおかつそれをちょこっと改良するだけで解ける演習問題がいっぱいあり,しかも解説が懇切丁寧すぎず生身の教師の出番が必要になる,そんな「教科書」なのである。
買ってから気が付いたのだが,このテキストのシリーズって,日大(理工・電気)関係者が多いような気がするなぁ。つーことは○○○○○がワシとおんなじぐらい,どーりで分かりやすい(ヒドイ)訳だ。
テキストで思い出したが,今年まで3年間使い続けた統計のテキストがあったな。お礼の意味も込めてレビューしておかねば。明日にでも早速(アテにしないように)。
大師匠からは,ワシの原稿に対していっぱいの赤を頂く。ありがたや,と同時に,このまま出していたら間違いなくrejectだったな,と肝を冷やす。添字の統一が取れずにバタバタと改変したせいである。明日の職場閉鎖前にこの修正を行わねば。今週末には最終稿を叩き出して,休み明けに今度こそ投稿である。溜まっている査読はその後ね(ヒドイ)。
東急目黒線は,武蔵小杉から目黒間の地下化・高架工事が終盤に入っており,線路が既に切り替わっていた。うーむ,昔の目蒲線を知っている者としては感慨を覚えずにはいられないぞ。

風呂入って寝ます。
8/8(火) 掛川・雨
予定外に,台風7号が東寄りに進路を変えて迷走し始めたらしい。おかげで,今日から明日にかけて,この静岡が台風の直撃を受けるかも。それでなくても台風の東側に雨雲が集中していて,東海から関東方面に被害が出そうだというのにぃ。明日は東京行きだってのにぃ~。12日も東京行きだってのにぃ~,それまで去ってくれるかどうかも分からないのである。ワシが一体何をした(思い当たるところ多数)。
昨日はガンガンと某疎行列固有値計算プログラムを開発していた。途中嵌ったが,何とか夜中までには主要部分が完成し,今朝完璧な動作を始めた。ふっふっふ。有名な馬場さんの例題を解かせてみると
$ ./webrank baba_example.txt
Webrank: 7 URIs
Convergent!(Iterative Times = 35)
0, 0.303514
1, 0.166134
2, 0.140575
3, 0.105431
4, 0.178914
5, 0.044728
6, 0.060703
max_eig : 1.000000
CPU time(sec): 0.000000
とばっちり固有ベクトルが計算できる。しかも早い。Octaveよか早い(あたりまえだっつーの)。早速,T君に激励と恫喝の意味を込めて送りつける。ふぅ,これで一仕事完了,と。
A君は先日の花火大会の動画コンテンツ編集を精力的にこなしてくれて,時間の異なる3つのバージョンが完成した。本日そのお披露目を行いまする。つーことで一番短い奴を下に張り込んでおく。
ちなみに,遠景のない花火のみのアップはワシがEverioで撮ったもの,遠景つき引き画像はA君がワシの(重要)Sony DCR-SR100で撮ったものである。編集は全てA君が行い,ワシは後ろでふんぞり返って「タイトルつけろ」「Copyright表示もつけろ」「予告編みたいなモンなんだから短く編集しろ」と指示していただけである。
さて,明日に備えて今日は早く寝ます。
8/7(月) 掛川・晴
本格的な夏到来。梅雨が長引いた7月は夏ではなかった。しかし8月に入ると「暑中見舞」ではなく「残暑見舞」なんだよな。残暑という言葉には,「今の暑さは峠を越えており,後は一直線に秋へ向かっていくのだよ」というニュアンスが込められているが,まーしかし,8月いっぱいは平年並みの暑さが続くようであるからして,それを「残暑」とは呼びたくないよなぁ。
さて,書きそびれたネタをここでご披露したい。まず,先日の高知出張の際に乗ったアンパンマン列車の件である。往復とも全てJRを使ったので,岡山から特急南風(みなみかぜ,ではなく,なんぷうと読むことを初めて知った)を使ったのだが,行きはたまたま全車両これアンパンマンという奴だったのである。全日空のポケモンジェットより当たる確率は高いのか低いのかはよく知らんが,やっぱり目立つらしく,途中駅ではパチパチ写真を撮られていた。
概観はこんな感じ。
![]()
瀬戸大橋を渡るまでは徳島行きの特急と連結されているのだが,こうして比較してみるとその派手さが良く分かる。
![]()
側面も・・・
![]()
どたまも・・・
![]()
頭あて(正式名称はなんてーの?)もアンパンマン。
![]()
まあこの辺まではポケモンジェットと同じであるが,徹底しているのは天井までアンパンマンキャラクターが占領していることである。
![]()
全日空も見習って欲しいものだ。
しかし高知出身の有名漫画家はやなせたかし以外にもいるのだから,鬼太郎以外に出しようのない境港の真似をするのではなく,もっと沢山のキャラクター列車を走らせればいいのに。西原理恵子の描く「ぼくんち列車」(ぐらまーな姉ちゃんの胸にうずもれる二太を是非)「まあじゃんほうろうき列車」(尾羽打ち枯らしたとりどんを描かずしてこの列車の価値はない)とか,くさか里樹の描く「ケイリン野郎列車」(経済産業省をスポンサーに!)「ヘルプマン!列車」(・・・)なんかは,現在の世相にジャストフィットしているからコアなファン層がこぞって乗りに来るに違いない・・・ま,ファミリー層には受けないかもね。
高知に行ったからには,まずは桂浜を見ねば,とSWoPP開催前日(重要! 数値計算のセッションをサボって出かけたどっかの教授と一緒にしないように!),遊覧バスの切符を買って,古きよき時代のボンネットバスに乗って出かけたのであった。物持ちいいぞ>土佐電鉄バス
![]()
どーせ皮だけの最新型なんだろうと思っていたら,ウィンカーは旧型の飛び出すレバーだったし,山越えの時にのエンジン音のすごさったらもう。白い煙まで吐いていた。かなりの旧型と見ましたぜ。
そーいや,何か偉い人の銅像があったのだが,正面は逆光で顔も見れず,バックのみ。誰だったのかなぁ? ま,いいや。
![]()
桂浜はこれ全部玉砂利で埋まっているのかと思いきや,玉砂利エリアはものすごく小さい。全体の2割程度か。この写真で言うと,画面右側の岬の突端部に近いところのみ。残りは普通の砂浜と岩場。
![]()
でもさすがに玉砂利海岸はきれいだった。-> MPEG(2.7MB)
帰りのバスまで時間があったので,桂浜水族館を散策。こじんまりした施設だが,館内の写真撮影は自由とのこと。但しフラッシュはダメ,とのことで,感度の悪いデジカメではあんましきれいな映像が取れなかった。ま,これで勘弁してや -> MPEG(1.9MB)
ちなみに,動画はもともと全てQuick Time(mov)形式だったのだが,サイズがでかいのでTMPEncのフリー版を使ってMPEGに変換して圧縮したものをアップしてある。どうやったかはこちら参照。
高知の話題はこんなところか。ではメシ食って行って来ます。
