「数値計算における誤差について」

 某筋から依頼されていたレポートに前書きと参考文献を追加して公開。
 na_error_diff.pdf
 誤解する人はいないと思うけど,精度保証に対するアンチテーゼとして書いた訳ではない。大体,精度保証グループさんたちが目指している方向と,こーゆー誤差推定術の目的とは全然別物である。数値計算による結果についての「厳密な証明」(=真値を含む区間を保証)をしようというのが前者の方々の目的であるのに対し,後者は合理的(解析的・経験的・統計的)な物差しに基づいた「抜き取り検査」みたいなもんか。数学と工学の考え方の相違って感じもするねぇ。

MPFR 2.1.0 Manual

 でけたので公開します。オリジナルはMPFR 2.1.0のマニュアルです。GFDLの日本語訳は八田氏のものをそのまま利用しました。また,コンパイルに際しては角藤氏のpTeX for Win32とtexinfo.texを利用しました。
 
 [ Sources, DVI, PDF, HTML ]
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