February 29, 2004

2/29(日) 掛川->浜松->掛川・雨後曇

 むぅ,朝一で出かけなければならない日はきちんと目が覚めるようになってきたな。責任感が出てきたという事なのか,単なる老化現象か。

 TVゲーム離れ?(朝日新聞)。あーんなに技術とセンスと金をぶち込んで作り上げたモノなのに,イイモンとして語られた事がなかったな>TVゲーム。画面よりも人間に向かえという時代の圧力かしらん?

 ではボチボチ行ってきまーす。

 ただいま。滑舌の悪いorganizerで失礼致しました。さて,風呂に入って寝ます。明日も早いし。

 あ,Kernelをupdateしなきゃ。と言う訳で,ここを参照してrpm -Fvhする。showさんが言う通り,Linuxもすっかりmajor OSに成り上がってWindows化しているのかも。

 ふーん,Clustermaticなんてのがあるんだ。SCoreのお仲間ね。これを使ったDisklessのClusterのお値段が・・・げげげ。ちなみにワシのcs-pccluster2はトータルで80万円なり。・・・商売しようっかなぁ~(笑)。

 いい加減,寝ます。

Posted by tkouya at 11:28 PM

February 28, 2004

MPIBNCpack

The Newer MPIBNCpack has been released. It includes two extrapolation routines for IVP of ODEs. Please refer "test_mpiex6.c" as the sample program in detail.

In addition, Bugs in "mpi_linear.c" have been fixed.

Posted by tkouya at 10:26 PM

日本語文書追加

 文書追加。

Posted by tkouya at 10:17 PM

2/28(土) 掛川・?

 何だかやるべきことが次から次へと思い浮かんで,一日中浮かれっぱなしであった。ついでに,○○○○○○がムクムクとわき上がってきて,金輪際○○には○○しまい,○○は○○に○○○○,ことに○○の○○に対しては,と決意する。2度目のような気がするが,ま,いいか。

 リリースする文書多し。恥をばらまいているような気がするが,もう中年だからいいのである。

 ここんとこずーっとMPiBNCpackを弄っているが,さすがにC onlyではプログラムがごちゃごちゃ,見づらいったらありゃしない。とはいえ,今更Fortran77で書く気にもならないし,Fotran90なんてコンパイラがバカ高いので敬遠したい(Omniは別)。g95は道半ばのようだし・・・。C++という手は今更だしなあ。折角やるんならスクリプト言語とかませたい・・・ということでRubyをチラチラと眺める。

 明日はJeLA2004である。どーなることやら。

Posted by tkouya at 10:03 PM

February 27, 2004

2/27(金) 掛川・晴

 紀要原稿,無事(?)入稿する。はぁ~,これでまた目前の締め切りがすっきりさっぱり。あとは翻訳・・・が,頑張りマース。

 何だかんだで今年の仕事が見つかりつつあるのが嬉しい。さて,気合いを入れ直して頑張りますか。

 毎年恒例の異動の季節となった。うちでも二人が退職され,一人が新年度から着任される。そーいや,奥村先生も異動されるようで,あれだけ賑わっていた「日本のTeX情報」や「TeX Q&A」はどうなっちゃうのかな?

Posted by tkouya at 08:29 PM

February 25, 2004

2/25(水) 掛川・晴

 日中は19度まで気温が上昇したそうだが,ドタバタしていたので全く気が付かなかったな。
 若い力の助力を得て,cs-pccluster2のお部屋をすっきりさっぱりさせる。あー,これでようやっと隙間が出来た。しかし,一見すると,普通のPCルームにしか見えない。夏休みのOpen Campusまでに,clusterにもなるんですよーという分かりやすい記号が必要だな,どうすべぇか。

 紀要原稿鋭意執筆中。今日中に打ち込まねば。明日には校正せねば。明後日には提出だぁ~。

 非対称実行列向け並列Lanczosってのはどうかと思いつく。・・・気が多いからまとまらんのだよな。しかし,SWoPP向けにはいいネタかも。今年は論文の種になりそうな口頭発表を3~4回はこなせそうである。さぁ~,頑張るぞ~。

 このサイトのアクセスログを見ると,段々favicon.icoの登場回数が増えてきた。嬉しいが,T大とかT大とかK大とかK大とかからfavicon.icoをアクセスされるとビクビクものである。全く,これでは自分の業績を誇る事は力一杯やるのだが,他人の業績をきちんと評価する事には無頓着な老大家の悪口なぞ,書きたくても書けそうにないではないか。困った事だ。

 アクセスは順調に単調増加している。でもRobotが増えたから,大して嬉しくもない。Rankingが上がらなければ,サーチ結果のトップページから遠く離れた所にしか登場せず,忘れ去られるだけだしね。・・・ま,それもまたよし。

Posted by tkouya at 08:45 PM

February 24, 2004

2/24(火) 掛川・晴

 紀要原稿鋭意執筆中。scalabilityを持たせる事の出来る大規模線型ODEを試すところまで行き,どーにか並列分散任意精度solverについて述べる事が出来そうである。しかしつくづく,IVPってparallelizability(んな英語あるのか?)に欠けるよなぁ。

 「負け犬の遠吠え」,既に今月のクリック数ランキングトップ10入りを果たす。むぅ,だめ押しする必要があるな・・・そしてもっと日本に「負け犬」が増えてくれれば幸い(わしにとっては)。

Posted by tkouya at 08:44 AM

February 21, 2004

2/21(土) 掛川・曇り後晴

 PC Clusterを本格的に初めてから一年になるが,段々とやる事が増えてきて,土日が一番働ける日とばかり,ずーっと仕事をしている。今日もMPIで並列補外法のプログラムを書いてしまった。研究者としては正しいあり方だが,世間一般からは外れているような気がする。
 昨日は,帰りの新幹線車中で「負け犬の遠吠え」を吹き出しつつ読了する。「オスの負け犬」で,典型的な「ダレ夫」(オタ夫もブス夫も混じっているな)であるわしは,土日も休まずパチパチとキーボードを叩いている間にも,ますます負け犬度を増し,長谷川町子路線(んなにかっこいいモンにはそうそうなれないが,目標としては,ね)をまっしぐらに突き進んでいるのである。このまま朽ち果てるところまで走ってみるとするか。

Posted by tkouya at 09:07 PM

February 20, 2004

2/20(金) 掛川->東京->掛川(予定)・晴

 今日は東京行き。日帰りの予定。一ヶ月ぶりかな。では行ってきます。

Posted by tkouya at 08:23 AM

February 19, 2004

2/19(木) 掛川・晴

 ピーカン。それ程寒くはない。日も長くなってきた。

 「Intel以外はみんなハッピー」(PC Watch)ねぇ。IA-64とかもてはやしていたのに,これでは次のコンシューマー向けPCの主流はIA-32e/AMD64路線で決まったようなモンである。量産によるコスト削減が見込まれることを勘案すれば,わしんところのcs-pccluster3はこれで決定かなあという気がする。この記事によれば,IntelがAMD64互換(という言葉は屈辱的かしらん)路線に踏み切ったのは,M$の働きかけが大きいということである。
 なんか,強大な軍事力を持つUS(M$)が「悪の枢軸」(Intel)に圧力をかけて問題解決を図るってパターンに似ているような。サヨクが嫌悪する図式だが,結果を見れば「圧力もまた良し」と思わせる面もある。わしみたいな小市民ウヨクはそこに期待しちゃう所もあるんだよなあ。世の中複雑である。

Posted by tkouya at 08:58 AM

February 18, 2004

2/18(水) 掛川・晴

 卒研発表会終了。同時に,査読をサボっていた論文を,著者が取り下げたという連絡が来る。ふへぇ~,これで当分,締め切りがある仕事は紀要原稿だけとなる。さーって,心機一転,自分の仕事に邁進しようっと。
 でもぷちめれはまだお預け。ああ,もう,本が貯まって崩れそうである。早く再開したい~。

Posted by tkouya at 09:24 PM

February 17, 2004

2/17(火) 掛川・晴

 昨日っつーか,今日の朝方までGrapherLibraryを扱っていた。作った本人が読めない事を書くのは気が引けるので,以下は下手くそ英語で書く。Because I'm reluctant to write Japanese comments that the author can't understand, English comments follows.

This library creates a Postscript file and a TeX file attached to it. Both files are used to be embedded in a TeX document. Although it is similar to PGPLOT, GrapherLibrary is a more primitive tool to draw very precise mathematical 2D graphics.

The current GrapherLibrary is written in old C++ coding style, and cannot be compiled by g++ 3.x. If you will compile it by using newer g++, you would see many warning messages. It is easy to delete these warnings by using std namespace. This is my first modification for it.
Secondly, "GPATH" environment variable is made unused. Lastly, I made "libggg++.a" from compilled GrapherLibrary.
Whole modifications are very easy. But modified GrapherLibrary is just fitted in my current Linux environment. This will not be opened, of course.

 通じるかしらん? ま,一応義理は果たしたってことで。

Posted by tkouya at 08:14 AM

February 14, 2004

2/14(土) 掛川・晴後雨

 春一番が吹いたそうな。

 Valentineだが,もう縁がなくなって随分になる。昨日,静大の学食で一口チョコレートをサービスしていたので思い出したぐらいである。今日はGoogle Toolbarが祝ってくれた。

google-valentine.gif

 もはや空しいとも思わない。枯れたってことかしらん?

 久しぶりに「平滑化」を使ってみる。まーねー,A stable解法が定着してからは,あんまし御利益はないんだけど,ま,やっておくかってことで。

今日の格言: 「ギャグ漫画家と果物は腐る(or 白いワニを見る, 失踪する, 海外に逃亡する)直前が一番おいしい」

Posted by tkouya at 08:42 PM

February 13, 2004

2/13(金) 掛川->浜松->掛川・晴

 暖かい日。日中は薄手のジャンパー一枚で十分。

 浜松にて非常勤講義の定期試験を実施する。ちょっと甘すぎたかなあ,と反省。学生さんはもっとヒーヒー言わされるべきなのである。
 一枚だけ残ったJRの回数券の有効期限が今日までであったので,久しぶりにJRとバスを乗り継いで出かけた。あー,やっぱり乗り物の運転は人にやって貰うに限る。つくづく自分には運転の才能がないなあと思う。自家用車の必要がない生活に憧れる今日この頃。

Posted by tkouya at 07:47 PM

February 11, 2004

2/11(水) 掛川・?

 天気健忘症がすっかり定着した今日この頃である。

 日本が出来た日らしいが,こういう,週の途中に入った休日を本当に休んでしまうと調子が狂うので出勤する。DKA, 補外,JeLA原稿に明け暮れる。

 最後の牛丼を眺める(朝日新聞,WMPファイル)。結局,「280円の」牛丼が愛されていたのか,280円の「牛丼」が愛されていたのか,どっちだったのだろうか? ちなみにわしは前者7割,後者3割である。

 ぐわーっ,Vine 2.6r3のインストールが終わったと思ったら,2.6r4が出てしまったぁ~。といっても,kernelは2.4.24に上げてあるので,そのままでもまあ大丈夫だろうけど。
 こういうことがあるんで,OSのメンテってのは大変だよなあ,とつくづく感じる。同じLinux Kernelを使っているとはいえ,Distributionごとにユーザ数が異なるから,どうしても世界規模で共通に使われているものが勢力を伸ばす事になる。M$の一社独占やら,商売が汚いとか商売が汚いとか商売が汚いとか(前にも言ったかな?)ってことはよく言われるけど,ここまでシェアを伸ばしたのはそれなりに理由のあることなのである。Win2Kが発売されるまでは随分待たされたが,悪戦苦闘ぶりはチラチラと聞こえてきていた。全く,インフラ整備は誰がやっても手間暇のかかることよ。

 新聞社も大変だなあ(毎日新聞)。

Posted by tkouya at 10:09 PM

February 10, 2004

2/10(火) 掛川・?

 晴れていたよーな,曇っていたよーな。

 あれほど意気軒昂だった安部英被告は,もう心神喪失状態だそうである(Yahoo News)。きちんと決着を付けて欲しかったが,これでこの裁判も終わりかしらん。

 目前に控えたやるべきことを逃避しつつ,別の仕事を進めてしまうという方法は,極めて非効率ながら,わしみたいなひ弱なズボラ人間にジャストフィットしている。ということで,JeLAのプレゼン資料を作らねばならないのに,Romberg/harmonic sequanceを使ったODE用補外ルーチンを作ってしまう。計算してみると,これが面白い結果をもたらしてくれた。今年の仕事のメインはこれになりそうな予感。

Posted by tkouya at 09:12 PM

February 07, 2004

2/7(土) 掛川・曇

 日中,ちょろっと雪がちらつく。

 頭痛。バファリンを1錠だけ飲んで昼寝。夕方,復活。
 復活ついでに,B.ROOT-SERVERS.NETの変更手続きをする。しかし,旧アドレスでもreplyを返すってのはありがたいが,renumberingの意味があるのか?

 のわはははは。某論文の著者が主張してたことを崩す計算が終了した。ふっふっふ。P4 with HT Clusterの勝利である。査読中なのでまだ公開できないが,論文掲載が決まったら早速公開しようっと。

Posted by tkouya at 06:22 PM

February 06, 2004

2/6(金) 掛川・晴

 いい天気。

 MACからMACへ転身・・・同ネタ多数だな。/.Jには二桁台のタレコミがあるに違いない。あ,やっぱり記事になった。

 では最後の非常勤講義に行ってきます。

 ただいま。大分Typoや間違いがあったので修正。ちみっと加筆したところも。これで次年度後期まで休眠状態かな。

Posted by tkouya at 09:25 PM

February 05, 2004

2/5(木) 掛川・晴

 帰宅途中に見た,まだ少し青みがかった天空に浮かぶ満月は見事であった。冬の乾燥した空気は限りなく透明で,目の前に灰色のブチが入ったボールが浮いているように見えた。文人なら気の利いた俳句でも短歌でもひねり出すところだろう。

 卒研,一段落。あとは頑張って発表練習をしてくれたまい>ゼミ生
 しかし,論文のリテイクを出しまくるのって,体力がいるよなあ。もっとも,変に弄くりすぎて,自分のミニチュアみたいなものばかり量産させるのもいかがなモノかとは思う。人間相手の商売はこの辺りの加減が難しい。

 Knuthの本が新訳されて出版されるようである(BK1)。元が変わった訳ではなし,新訳する事にどの程度の意義があるのかしらん? でもちょっと楽しみではある。

 微分方程式だけの数値計算法の本って,案外ないもんなんだよなあ。ことに,多倍長計算や,MPIベースのモノって,あまり見た事がない。今年はこれを目標に,いっちょ頑張ってみようかしらん。

Posted by tkouya at 11:31 PM

February 03, 2004

2/3(火) 掛川・?

 晴れていたよーな気がするが,自信がない。

 小生御大の還暦祝いが3月にあるので,会費を振り込む。わしは参加するだけなので気楽なモンだが,お世話役は大変である。何人ぐらい来るのかなあ。
 何にしろ,お年寄りのお祝い事は楽しくて良い。これから団塊の世代の先生方が続々と赤いチャンチャンコを着せられる事になるから,こういうパーティーも増えるんだろうなあ。

 FIT2004に投稿しようかと思っていた並列DKAだが,Originalityはほぼゼロだから,多分また落っこちるに違いない。Technical Reportと同時投稿にしておこうっと。3月中にまとめる予定。頑張り末世(古い)。

 さて,そろそろ紀要原稿向けの,並列分散多倍長補外ルーチンに着手せねば。まずは仕様をまとめてしまおう。これをやっておけば,秋口にあると思われるODE研究集会にネタが提供できるしねぇ。

 去年の12月から1月にかけて,このWeblogに記事書いて登録しようとすると,エラーが表示されて更新できないという事態が頻繁に起こった。特にアクセスが増加する午後8時以降に書き込むとてきめんにおかしくなった。
 それが,今月に入って急に収まった。更新にかかる時間も短くなったし,画像をuploadすると,サムネイルも登録できるようになっている。どうやらサーバを弄ってパフォーマンスを良くするついでに,Perl moduleも追加したようである。よきかな。

Posted by tkouya at 08:53 PM

February 02, 2004

2/2(月) 掛川・曇

 灯油の備蓄をMAXにした途端,不要になるという法則は,昔マーフィーという人が唱えていなかったか?

 今回のだら日記,1/30の記述を読んで,「春琴抄」を読んでいた時と同じく自分の目を押さえてしまった。うひー,ぐわーっ。・・・とり・みきによるイタイ話の中でも目に関するものは特段ダメだったな>ヲレ
 わしは一生コンタクトなんて付けないと決意を新たにする。

 期限を大幅に超過し,催促の葉書まで頂戴した論文の査読報告書を書き上げ,メールする。問題なければ即通しなのだが,見過ごせないごまかしがあったので条件付き採択に格下げとなる。あとは著者からの回答待ち。ま,よほどの事がない限り大丈夫でしょうけど。

 一日で並列DKAの再計算が終了する。ああっ,もうこのP4HT Clusterから離れられないぞ。

cs-pccluster2.jpg

 末永く頑張って欲しい。うん。間もなくPrescottが登場するようだが,もうIA-32には興味がないので,わしには関係ない。あと5年はこのClusterと共に研究しまくるぞ~。

 3/1~3/4のHOKKE2004に参加すべく(講演はしない),航空券を予約する。28100円なり~。

Posted by tkouya at 08:43 PM

February 01, 2004

2/1(日) 掛川・晴

 急に寒くなったと思ったら,ここんとこ数日は暖かい。このまま春になるのかな。

 並列DKA法は,P4HT Clusterにて,P3/Celeron Clusterより10倍速く終了した。正確に言うと,8CPUのP3/Celeronでの計算時間は,4CPUのP4HTでの計算時間の5倍かかっている。即ち,単純計算で,同じ8CPU使うと10倍違う事になる。ぐはーっ。プログラムは全く同一のものを使っているから,これは所謂「札ビラで問題解決を図る」典型例なのだが,それがこれほどとは。金持ち喧嘩せず,なのが理解できるような気がする(何を言いたい)。
 ちまちまとベンチマークを積み重ねてみると,いろいろな事が見えてくる。例えば,正方行列の積をIEEE doubleで計算する場合,Cacheミスによる速度遅延はP3/Celeconマシンの方がヒドイ。最高性能と比較して1/15になる。それに対してP4HTマシンではせいぜい1/4程度である。逆に,最高性能だけを比較するとどちらもそれ程変わらない。つまり,P4HTマシンではメインのRAMとCPUとの転送速度が劇的に改善されていることになる。・・・そりゃぁそうだよな,FSB 133MHz対400MHz(×2)だもん。単純計算で約3倍高速になってるのだから,この結果はほぼ説明が付く。逆に,L2 Cacheとの転送性能やIEEE754 double演算そのものの改善は,CPU clock数の比に対して殆ど見られないと言える。ここ数年のCPU Clock数の向上も打ち止めになりつつあるようだし,限界なのかしらねぇ。これからはCache consciousなアルゴリズムとそうでないバカアルゴリズムとの差が縮まっていくことになるのかも。

 出勤途中にはとあるゴルフ場の入り口がある。その少し先に見事な蓮池がある・・・というより,あった,というべきだな。
 今も池はある。しかし水がないのである。以前は水面にびっしり蓮の葉が茂っていて,誰が放流したのが,ルアーロッドを操ってバス釣りに興じる人がちらほら見られた。確かにブラックバスの生育条件としては申し分ない場所であったろう。
 それが災いしたのか,ある日突然,池から水が無くなった。勿論,釣り人も消えたが,同時に,春には満開の美しい花を開いていた蓮も大部分が枯れてしまった。今では,たまに雨水が貯まるごくわずかの部分で,枯れ果てた茎の間から若い蓮の緑がチラホラする程度になってしまった。
 池から水を抜いたのは,どういう理由なのか,正確な事は知らない。無責任な野次馬であるわしは,自分の所有物である池で他人がバス釣りをタダで楽しむのが許せなかったのだろうと,邪推している。以下は,この邪推の基づく勝手な感想である。
 ゴルフ場の経営者が頭に来て水を抜き,蓮を枯らしたのは,果たして賢明な判断だったのか? ゴルフに来る親父ども(とオバハンども)には,入り口に咲く蓮の花には興味のない連中が多いのかもしれない。しかし,無惨に枯れ果てた茶色い蓮の池は,以前にも増して目立っている。あったモノがなくなってしまったことに気が付く客は少なくないと思われる。サービス業として,入り口に枯れた植物をほったらかしにしているのはいかがなもんだろうか? とても「来客歓迎」の意をを表現しているとは思えない。せめて,池を埋めて別のものを作るとか,植えるとかすればいいのに。
 カッとなって辺りのものに極端な八つ当たり行為をぶつけてしまう事は,わしにもよくある。さすがに三十路を越えると,行動をとる前にそれがどの程度の後遺症をもたらすのかを計算することができるようになる。それでも後になって公開する事は続いており,それを反省するたびに,あのゴルフ場横の枯れた蓮池を連想するようになってしまった。

 こと,他人に情報を公開するという面ばかり強調されるWebだが,無視されている,と感じさせてくれることも多い。自分の書いた事に対する反応がない,ということは,普通に暮らしている市井の人間にとってはごく当たり前の事だが,それ故に「無視されるメディア」としてのWebの性質は見過ごされがちなことである。
 大人数が集まる匿名掲示板に罵詈雑言が多いのも,Webサイトに掲示板が設置される事が多いのも,Replyを貰いやすいWeblogが増えてきたのも,無視されたくないという心理の裏返しと言えるのではないかな。

 ぷちめれは翻訳終了まで封印する。早くても再開は3月以降になる。紹介したい本は山になっているが,まあ仕方がない。

Posted by tkouya at 05:49 PM