2/5(木) 掛川・晴

 帰宅途中に見た,まだ少し青みがかった天空に浮かぶ満月は見事であった。冬の乾燥した空気は限りなく透明で,目の前に灰色のブチが入ったボールが浮いているように見えた。文人なら気の利いた俳句でも短歌でもひねり出すところだろう。
 卒研,一段落。あとは頑張って発表練習をしてくれたまい>ゼミ生
 しかし,論文のリテイクを出しまくるのって,体力がいるよなあ。もっとも,変に弄くりすぎて,自分のミニチュアみたいなものばかり量産させるのもいかがなモノかとは思う。人間相手の商売はこの辺りの加減が難しい。
 Knuthの本が新訳されて出版されるようである(BK1)。元が変わった訳ではなし,新訳する事にどの程度の意義があるのかしらん? でもちょっと楽しみではある。
 微分方程式だけの数値計算法の本って,案外ないもんなんだよなあ。ことに,多倍長計算や,MPIベースのモノって,あまり見た事がない。今年はこれを目標に,いっちょ頑張ってみようかしらん。