8/18(土) 駿府・快晴

 爽やかな気温と湿度,まだ8月半ばなのに秋が来た。このまま推移してくれると個人的にはありがたいが,暑い夏で儲けようとしていた飲料・氷菓業界にとっては天国から地獄へ真っ逆さまに転落していくわけで,世の中ほんとにままならない。そういう前提で生きる力を磨かないとなぁ。

 職場の独自回線切り替えも,本サーバのWeb環境移行も問題なく順調に終わって,どちらも平常通り使えている。このサーバについては前に書いた通り,いずれCentOS 7かUbuntu 18にしなきゃならんのだが,WebArenaがいつ「正式サポート」するのかどうか不明なため,今年度はこのままだなきっと。

 そーいや,OpenBLASっていつの間にかLAPACK/BLASも取り込んで,ATLASを凌駕して完全に代替物として使えるものになっちゃったのね。QDもMPFR/GMPも取り込んだMPACKっぽい。この貪欲さは見習って頂きたい。

 世の中には「棺桶枠」というものがある。その枠に座っている人は死ぬまで,つまり棺桶に入る(直前)まで居続けることができる,というものである。ざっと見知っているメディア関係のものでいうと

  1. 「笑点」大喜利レギュラー枠(司会:5代目円楽→歌丸→昇太(現),小円遊→好楽(現)など)
  2. 広報誌「ちくま」の巻頭エッセイ枠(堀田善衛→なだいなだ→橋本治(現))
  3. 「徹子の部屋」「タモリ倶楽部」司会枠(クローズアップ現代もかつてはこの枠かと思ってたが)
  4. 私立大学理事長・学長(日本大学はどうなるかな)
  5. オーナー社長(ソフトバンクがそれっぽくなってきた)

あたりかな。大別すると,3,4,5は「その枠に座っている人の力によるもの」だが,1,2は「枠そのものが持つ伝統によるもの」と言える。従って,その枠に座っていることが当然視されるのは前者,「なんであいつがあんなところに」とジェラ心もたれがちなのは後者であろう。もっとも笑点の場合は,芸人としての力量があってのものなので(三平もそれなりに面白い落語をやる),前者に近いものではあるかな。近年では問題が起きると交代される可能性も高いから,身ぎれいでないと続かないかもしれない。

 まぁ棺桶枠に入りたい人は頑張ればいいとは思うが,年寄りの既得権があまり増えるのもどうかと思うので,枠自体をぶち壊すダイナミズムがほしいところ。世界的には特権階級的金持ちに資産が集中する動きが定着しつつあるから,これが固定的棺桶枠にならないよう,ピケティ提案通り,国連が資産税を徴収するシステムが必要だよなぁ。

 ボチボチ神さんが美容院から帰ってくるのでこの辺で。