ふひー,本日の講演,1/4以上の方々の沈没者を出して終了した。うーん,だから講演じゃなくって実習にさせてくれと言ったのに〜。
・・・と言い訳するのは見苦しいな。こーゆー内容をおもしろがって聞いてくれるかどうか,まずは考えるべきであったのである。ま,覚悟の上ではあったけど。自分としては,考えがまとまって,良い機会ではありました。
引率の先生は平身低頭されていたけど,ワシも悪い訳ですから,お気にされることはないですよ〜。だから来年こそはリベンジの機会を下さいね(懲りない奴)。
ACS論文,ハードコピーだのTeXソースだのをまとめて送付。これで一安心である。さて,次は何やろっかなぁ〜・・・って,早く計算中の論文まとめて出さなきゃな。これから暫くは論文執筆モードに入るぞ〜。
ふーん,Leopardは予定通り今月下旬に出荷か。しかし既存ユーザに対する値引きは一切ないのね。VMwareを入れちまったし,今更Boot Campが標準搭載と言われても食指は動かないなぁ。まあ評判をじっくり聞いてから判断しても遅くないよね。Vistaみたいな話もある訳だし。
/.Jによれば,著作権分科会がパブコメを募集中とのこと。早速中間答申案を印刷している。時間があればワシの意見をまとめて送りつけてやろう。サーチエンジンがらみの話もあるようだし,勉強の一貫として読んでみるのも無駄ではなかろう。一番よろしくないのは,異論があるくせに黙っていることだ。「発言するってぇのは大事なことなんですねぇ(@風雲児たち)」という言葉,じっくり噛み締めましょうぞ。Webっつーもんもある訳だしな。
今日はゆっくり溜まっていた新刊を読みながら寝ます。
10/15(月) 掛川・?
秋が深まっていく。今週は全国的にどんどん寒くなっていくらしい。今年は石油ストーブの出番はないな,と思っていたが,こりゃ暫定的にでも出さざるを得ないな。それもこれも,4ヶ月も完成が遅延しているマンションのせいである。金返せ。
煮詰まっている。煮詰まると,現実逃避したくなる悪い癖が出て,ついつい本日〆切の研究部会に講演を申し込んでしまった・・・また11月は出張3回・・・今年はもう研究費も尽きているというのに,ワシのバカ。
本日の三年生ゼミはMySQLのconsole clientを使ってSQL文演習・・・の筈が,MySQL serverを起動させる解説をすっかり忘れていて,そのフォローに手間取ってしまった。うーむ,やっぱりテキストは使ってなんぼだなぁ。終了後,いそいそと修正をかける・・・こうしてまた3ページ増えてしまった。ただいま117ページ。1月中にはほぼ完成の目処が立ったが,こりゃ130ページは越えるな。一通りできたら4月には印刷をかけてしまおうと思っているのだが,いくらかかるのやら。かけばいいというもんではない。ワシのバカ。
11月上旬の研究集会関連のメールが立て続けに3通も来る。しかも夜中の11時過ぎ。本日〆切の研究部会の申し込みのお返事も深夜に届いたりして,一体このお世話役の方々はいつ寝ているんだろうと不思議でしょうがない。特に後者のS先生は,「よく死にませんね」とご挨拶申し上げると「いやーそろそろ限界じゃないか」といいながら,あっちのワークショップ,こっちの研究会,むこうのコンテスト・・・と恐ろしいほどの仕事をこなしておられる。体力が違うんだろうなぁと,感心することしきり。日本の科学技術はことほどさように,真面目な一部の方々の不眠不休のサービス残業によって支えられているのである。感謝せねば。
感謝しつつ,不真面目なワシはもう寝るのであった。
10/14(日) 掛川・?
ふ〜,やれやれ,ようやく講演のための下書きを書き上げる。A4用紙2段組み12ページ・・・書き過ぎだって。しかも書きながら論旨がずれてきやがんの。それでも結論まで一気に書ききったおかげで,ようやく自分の言いたいことをすっきりまとめられそう。あとはこれを土台にしてPowerPoint資料を作るのみ。これは火曜日かな・・・間に合うのか>ワシ
資料に使った中に,藤子・F・不二雄のSF短編があったのだが,今入手できるのは全部小学館から出版されているのね。ワシが持っているのは1994年に出た中公文庫の奴で,これには4巻に納められている「征地球論」。今ではこいつに載っているようだ。
PowerPoint資料にはここから4コマ分スキャンして使うつもりだが,これってWebに出したらまずいのかしらん? 書籍だと引用扱いで良さそうだが,小学館からなんか言われるのも嫌だよな。どーもこの辺りの権利関係を考えると面倒である。まあ仕方のないことではあるものの,段々とこの権利関係がこんがらがってくると,ついテロを支持してしまいたくなる自分がいる。
大体,著作権保持団体が何かワシらユーザの役に立つサービスを生み出した試しがあったのか? ユーザや家電メーカーを締め上げて一番得をするのは,著作権を持っている盗品ではなく,その中間にいる弁護士とか保持団体役員連中だろうが,こういう搾取者に自分の権利を一任して普段はロクに発言もしない輩を尊敬しろと言われてもなぁ。ニコニコ動画が支持される訳だよ,全く。
著作権を70年に延長しようという話はまだ審議が継続中のようだが,仮に70年になったとして,権利者団体が何もサービスを提供しなければホントに暴動が起きるぞ。いやムシロ旗立てて「権利者様お願げぇしますだ」と直訴するというんじゃなしに,著作権など無視しまくるテロが跋扈しかねない。そろそろ権利者も要求するだけの態度を改めるべきだ。
明日は講義とゼミだらけなので,早く寝ます。
得能史子「まんねん貧乏2 年収19万円編」ポプラ社
[ Amazon ] ISBN 978-4-591-09915-5, ¥1000
まさか第二弾が出るとは思わなかったのだ。昨年,閉店間近のなにわ書房本店で第一弾と邂逅し,「貧乏の悲しみ」を白い簡素な絵で描いていることに感動したことをここに書いたのだが,それが何と,今でもググるとトップページの上位に表示されているのである。
マイナーだ。
マイナーの証拠である。平均以下のページランクしか与えられていないこのblogの記事がトップに来るなんてありえね〜。しかも発売から一年以上もたっているのにこの記事の少なさ。第二弾が出るぐらいだから,それなりに読者はいると思うんだが・・・みんなWebに記事を書かないのね。
以前,BSマンガ夜話で「事件屋稼業」を取り上げた時,夏目房之介さんが,「これ(事件屋稼業)好きな奴はアンケート出さないんだよ」と言っていたが,どうやらこの「まんねん貧乏」ファンも同じことが言えそうである。出版社に感想文は送るのに(得能がそれを読んで喜んでいることが本書に描かれている),それ以上の主張も広報活動もしない奥ゆかしい人々。それが本書のターゲット層たる女性たちなのであろう。恐らくは得能と同じように,旦那を送り出して家事をこなし,午後のゆったりとした独り身時間にごろんとソファーに体を横たえ,本書を紐解いて「そーなのよねー」と共感したり,くすくす笑ったりしているだけで幸せなご仁たちが多いのであろう。
平和だ。日本のこの自堕落なまでに平和な日常の象徴,それが得能のまんねん貧乏生活なのである。ワシはこの事実を,数少ないオスの負け犬読者として,Web広報活動家として声を・・・まあ普通程度の音量にして,ボソボソとお伝えしようと思うのである。
第一弾はビンボー負け犬生活を送っていた頃の得能の回顧録みたいなもんであったが,第二弾はラブラブ新婚生活ビンボーだけど幸せです的なほのぼのライフの紹介がメインである。ワシはこう見えても新婚生活に憧れを抱いており,結婚したての奴が不幸せそうな表情をしていると「もっと幸せそうにしやがれ!」とカツを入れてしまう悪い癖があるのだが,得能にはその必要はなさそうである。いわゆる「等身大の幸せ」という奴の模範生であり,旦那(New Zeal人)の給料が合算されてもボロアパートに住み続け,毎月の千円単位のやり繰りに腐心し,チマチマとささやかなイベントのための予算を積み立てることに喜びを覚えている得能は,多分,一人で暮らしていた頃よりも幸せなのだ。特に生活が豊かになった訳ではないが,一緒に暮らしていくこと,それだけが唯一の喜びの源泉であり,それさえあれば,飢えない程度の稼ぎで充分なのだ。
二人で暮らしていくことの大切さ,という大変ベタなテーマを,軽やかでシンプルな描線でユーモラスに描いている本書は,負けただの勝っただの上流だの下流だのといった格差論を軽やかに受け流す強さを持っている。残念ながら得能は前作と今作の原稿料と印税で,少なくとも中流以上の所得を得ることになってしまい,下流の悲しさで勝負することは今後できないだろう。そのことは得能も充分承知した上で,本作を「らぶらぶ」路線にしたのだろう。結果,「下からの目線」による勝負はできなくなったが,人間社会を包括する,ベタだが大切なテーマを獲得することができたのは幸いであった。しかも得能の「らぶらぶ」は肩肘張らずに受け取ることがきるまったりしたものである。安心してご購入され,くすくす笑ってそれを自然に受け取って頂きたいのである。
10/12(金) 掛川->浜松->掛川・晴
急激に冷えてきたなぁ〜。涼しいのはありがたいが,日中は結構気温が上がるので,出かける時にはどういう格好をしていったらいいのか,少し迷う。上着の要不要の判断をしながらの毎日がしばらく続きそうだ。
うう・・・煮詰まってしまった。次週水曜の中学生向け講演の下書きを作っていたのだが,構成を練って固めて文章を半分入れたところで力尽きた。あー,あとちょっとなんだがな。ゴールが見えてしまうと,ガクっとペースが落ちる悪い癖は一生治りそうもないな。
来週末には採録論文の原稿を送らなきゃいかんし(なんで今時電子入校じゃないんだぁ〜情報処理学会のくせに),週末には何とか完成させて,PowerPoint資料を作らなきゃなぁ。月曜夜は偉いさんの送別会,火曜午後は会議で時間がないしな。
ノーベル文学賞,今年も村上春樹ではなかった。ワシはどうも村上春樹とは相性が悪いようで,小説を読んだことはなく,内田樹経由で「そーゆー作品なのか」という概要ぐらいしか知らない。だもんで,ノーベル賞を取ったからといって,ワシがすぐに読みたいと思うかというと,多分それはないだろう。しかし世俗的な関心の持たれ方には興味があるのだ。
大江健三郎は受賞後はかえって無視されるようになってしまったようだが,村上に関しては多数の読者の支持があり,それはなさそうである。下世話な言い方だが,これだけ情報化社会が定着した日本では,「大衆に受ける」ってのは重要なことなのだなぁ,と感じる。売れなくてもいい,受けなくてもいい,っていう態度ももちろんアリだとは思うが,こーゆー開き直りは怠惰と能力不足の言い訳に使われがちなので,そのままストレートに受け入れていいものかどうかは慎重に判断する必要がある。少なくとも合理的判断に基づいた一定数以上の支持者がいて初めてクオリティやオリジナリティが保証されたと考えるべきだろう。大江健三郎だって,出版社が赤字にならない程度の読者がいるからこそ,新作が出続けているのだろうし。
ここんとこ「第三者評価」って奴に興味があるので,少し文献を漁ってみようかなぁと思っている。村上春樹に関しても,今から定量的な評価基準値を調べておくと,今後受賞した際にはどれぐらいそれが変動したかを調べられて,面白いんじゃないかなぁと夢想していたりするのである。
ま,そーゆー興味の持ち方な訳である。ワシはつくづく文学的な人間ではないなぁと思う次第である。
今日も一日頑張ろうっと。
頑張りました。で,帰ってきたら黒川紀章が死んでたりする。最近は東京都知事選・衆議院選挙・参議院選挙に相次いで出馬していたが,あの政治狂いは死に際のもがきだったのかなぁと思えてくる。どう見ても,正気で当選を目指して運動しているようには見えなかったもんなぁ。奥さんはさすがに覚めて見ていたようだが,止めようがなかったんだろうな。・・・普段なら手を合わせるところだが,死に際の態度が見苦しかったので,あんまり冥福を祈る気にもならない。静かになってホッとした,というのが正直な感想である。
風呂入って寝ます。