朝起きて飯食ってさあ出勤しようとしたら,段々と頭痛が酷くなってきたのでバファリンを飲んで一休み。2時間程横になって夏目漱石「私の個人主義」を拾い読みしていたら回復した。うーむ,基本的にはバファリンの作用のおかげなんだろうが,漱石先生の功徳も多少はあったかも。
ワシが査読した別の某論文,採録となったとのこと。めでたい。いくら合理的判断を尽くしたと言っても,rejectって気分が悪いモンなぁ。それなりにキャリアを積んできた人が,力を込めて書いてきたものであるから,通るに越したことはないのである。
しかし今回別の論文査読もしてみて改めて思ったのだけど,最近のワシの査読報告書は異常な程「くどい」「ねちっこい」のである。所詮は×××博士号しか持っていないワシであるから,人様の論文を読む時には常に勉強させていただこうという姿勢で読み込むようにしているのだが,最近はそれなりに知識と経験を積んできたせいか,大分理解が進んだ(錯覚かも)ようで,結構面白く感じるようになってきたのである。そうなるとこのバカは調子に乗って引用文献を取り寄せて比較参照したり(ヤナ奴だね),ちみっとプログラムを書いて追試してみたり,何度も文章を読み返したりと,ネチネチ論文を突っつき回し始めるのである。
そうなると,字句の間違いというミクロレベルから,論旨の不明確さ(ワシの理解度を超えているだけかも)というマクロレベルまで,「あれ?あれ?」と疑問に思うところが結構出てくる。それを箇条書きにして,文章を整えて,何度も推敲しているうちに・・・ワシの査読報告書は,何やらもわ〜んとした怨念というか臭気というか邪気というか,そういうものが発せられる「情念の固まり」となってしまっているのである。考え過ぎならいいんだけど,どうも他の査読者のように,指摘すべきことのみをあっさり書いたものと比べると,恐ろしく「粘度が濃い」ように思えるのである。
よく考えてみれば,査読報告書なんて所詮は匿名だし,業績になるわけではないし,てきとーにやっておけばいいものではある。ワシとてそうそういつもいつもねちっこく書いているわけではないし,ワシごときが読んだところでアラなぞ一欠片も見あたらないパーペキな論文というものもあるのだ。今回2回連続「情念どろどろ」査読報告を書いてしまったのは,そういうものが書ける要素を持った(なんて持って回った言い回しだ)論文相手だったからで,そういうものに対してはどーもワシは過剰にあれこれ書いてしまうようなのだな。だけどそれは別段,論文著者を貶めているんではなく,それだけ真剣に読み込ませて頂いた,という証なのであるから,まああまり気を悪くしないで頂きたいのであります。
・・・あ,今週に入って頭痛が頻繁に訪れるのは,あの情念の固まりを3ページも書いたせいなのかも。
本日は他に,
・T君作成のWebRobot最新版をCore2Quad 6600マシンで動作させる
・来週火曜日開催の当学・産学官連携フォーラム用ポスターを作成
・I君卒研のプログラマ(MySQLでTransaction初体験)
等をこなしたが,バファリン様の効き目あらたかなせいか,一日中薄ぼんやりしていたような気がする。おかげで我が家の灯油の備蓄は切れたまま。明後日までオンボロクーラーで我慢しなきゃ。
BSマンガ夜話を見たら寝ます。
11/28(水) 掛川・?
ごほげほごほ。咳は少し出るけど,それよりは頭痛が酷くて,昨日はさっさと帰宅して早々に寝た。で,現在,録画してあったBSマンガ夜話を見ながらこれを書いている。夏目さんの批評は相変わらず鋭いなと感じるが,しかしそれはあくまで批評であって,漫画作品そのものとは違うものなんだなぁと,この年になってようやく分かってきた。バラバラに解体された絵の断片にナレーションをつける作業が批評で,解体される前のストーリーを語る絵の固まりが漫画なんだよな。夏目さんの批評が優れているのは,それが一つのアナザーストーリーになっているということなんだろうな。
著作権を巡る昨今の状況の仲裁に入った珍しい記事。しかし具体的な打開策を提示出来ているわけではないから,「まあまあ両社とも頭を冷やして」という以上の効果は期待出来そうもない。現状では互いに一歩引いて痛み分け,という線しかなさそうだが,どっちにとっても「一歩引く」ことに対する強い危機感があるから,対立が激化している訳で,今更「まあまあ」と言ったところで何の効果もない。結局この記事は無駄バイト数を費やしているだけ,というだけのものでしかないな。仮にもKOのセンセーなんだから,優秀な学生さんを動員してもいいから,もうちっと頭をひねって頂きたいものだ。
昨日は東京のホテルでダウンロードしたFedora 8を,Core2Quad 6600マシンにインストールしてみた。CentOS 5ではあれほど難航した作業があっさり完了。あ,公平のために言っておくけど,Windows XPもさくっとインストール出来たのだが,元々の目的はLinux環境を構築することにあったので,そちらは消えて頂いた。
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まだnVidia純正ドライバを入れていないので,GNOMEの表示はチトもたつくが,実用上は問題ないレベル。しかしWindowsでもそうだったのだが,サウンド関係のドライバが見つからないようである。
毎度恒例の行事になったBNCpackの並列ベンチをやってみる。うーんさすがQuad-coreである。バッチリ4並列の性能が出せる。
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[user01@cs-minerva mpi]$ mpirun -np 4 ./test_mpimm MPI_MUL_TIME(Dim:512x512, Procs:4): 0.812689 --------------------------------------------------------------------- BNC Default Precision : 128 bits(38.5 decimal digits) BNC Default Rounding Mode: Round to Nearest --------------------------------------------------------------------- LAM_MPI, MPI Version 1.2 --------------------------------------------------------------------- MPI_MUL_TIME(Dim:512x512, Procs:4): 11.334403 [user01@cs-minerva mpi]$ mpirun -np 2 ./test_mpimm MPI_MUL_TIME(Dim:512x512, Procs:2): 1.401398 --------------------------------------------------------------------- BNC Default Precision : 128 bits(38.5 decimal digits) BNC Default Rounding Mode: Round to Nearest --------------------------------------------------------------------- LAM_MPI, MPI Version 1.2 --------------------------------------------------------------------- MPI_MUL_TIME(Dim:512x512, Procs:2): 20.546149 [user01@cs-minerva mpi]$ mpirun -np 1 ./test_mpimm MPI_MUL_TIME(Dim:512x512, Procs:1): 3.026383 --------------------------------------------------------------------- BNC Default Precision : 128 bits(38.5 decimal digits) BNC Default Rounding Mode: Round to Nearest --------------------------------------------------------------------- LAM_MPI, MPI Version 1.2 --------------------------------------------------------------------- MPI_MUL_TIME(Dim:512x512, Procs:1): 46.027995
そろそろMPIは止めたら?という声もあるが,どうもコンシューマPC向けにはOcta-coreがすぐに出るという状況ではなさそうなので,ワシみたいな貧乏人が大規模並列をやらかそうとすると,何台かのマシンを組み合わせる必要がある。だもんで,当分はMPIも捨てるつもりはない。ま,gccもOpenMPに対応しているから,そちらもボチボチ対応させようとは思っていますが,ね。
だいぶ気分が改善したので,今日も一日頑張ります。
あ,帰ってきたら前の防衛省事務次官が逮捕されたそうな。しかしその妻も逮捕されることがあるんだ。ふーん。
論文著者校正,2カ所訂正(ワシの元原稿の間違い)して三美印刷様へ返送する。うーん,これで12月中には発行となるわけだな。昨年の今頃思い付いたネタだったから,ちょうど一年後にまとまったことになる。これからはコンスタントに査読論文を増やしていかねばなぁ。がんばり末世(古)。
編集委員さんから,「ここんとこ書き直して」というメールが届く。ご指摘のことはよく分かるので,ご要望通り査読レポートを修正して返信。ということで
と訂正致します。
勉強してからBSマンガ夜話を見て寝ます。
11/25(日) 掛川・晴
今日もいい天気である。掛川城が青空に映えている。

図書館で新聞と雑誌,新入荷本を眺める。このblogのぷちめれは原則自分が購入した(私費・研究費等)ものだけを紹介するようにしているが,それは後で引用したり事実確認したりするため,手元に現物がないと困ることがあるからである。しかしまぁ,徒歩圏内にある図書館にそれがあるなら,ぷちめれ対象に加えてもいいかなぁ。地方税払っているし,結構紹介したいものも出てきたし。
「結婚して幸せになるとは限らないから,大丈夫大丈夫」(by 吉田戦車)「妙齢おねいさん道」伊藤理佐
「いいひとたちは帰ってこなかった,と。」「新版・夜と霧」
図書館帰りは,ここんとこ三日と空けずにチェックしているマンション建設現場へ。

職場からの帰りに車で乗り付けたり,休日となれば土日両日,ガレージや玄関から中をじろじろのぞき込んだりと,人間相手なら速攻で警察にしょっ引かれること間違いなしのストーカーぶりである。昨日も営業さんから,「何度もご覧頂いているようで」と言われたが,さぞかし「マンションストーカー・KOUYA」の名はディベロッパー社内で語られているのであろう。ほほほ,文句があるなら予定通り完成させてごらんなさい。
昨日は通りに面している玄関側と,反対側のガレージ方面の両面から2台のコンクリートミキサー車によってコンクリート打ち作業が行われていたが,ここんとこ年末のエロ特集に備え,その手の本ばっかり読んで脳内が爛れているワシは,「3Pみてぇ」と思ったものである。
掛川は毎年年末になると,どう見ても必要とは思えない工事がどっと増える。駅前通りでは側溝の新設工事が行われていた。

そのあおりで,太く育った街路樹が無惨にも次々と切り倒されている。


立派に育ったせいで,太い根が歩道を覆うアスファルトを持ち上げていたから,歩行の邪魔になっていたことは確かであるが,町の景色にとけ込んでいたものをバッサリと削り倒すのはいかがなものかと思う。ワシは別段自然保護に関心があるわけではないし,所詮は人工的に植えられた街路樹ではあるが,不要不急の工事のせいで親しんでいた景色の一部が破壊されるのは納得いかないよな。
査読報告書は再チェックの上,朝一で編集委員に送りつける。これで今年の査読仕事は終了・・・だよな。HPCS2008の方はワシの所に回ってこなかったので,来年は査読作業が少なくて済みそうである。今年は自分の論文が2本掲載されたので,もう一本今年中に仕上げることが出来れば,査読論文数と同数となる。
人の論文に難癖をつける作業は,論文を作り上げる作業よりずっと簡単なことである。眼高手低という言葉がある通り,批評眼を身につけることは情報過多な昨今,文章を読むことが出来れば難しいことではない。しかしまぁ学者という立場に一応身を置く人間としては,criticizeよりはcreateに重きを置きたいと思う。
とはいえ,「査読論文は一人で書くものだ」と言い放っていた三島親父ですら,単著論文を書かなくなって久しい。それだけコンピュータを使う作業が必要な応用数学の論文ってのを生産するのは難しくなっているとも言えるが,やっぱり50過ぎになれば知識はともかく体は動かなくなってしまうので,まともな論文を書くためには若手の手助けが必要になるということなんだろう。今年のワシの掲載論文は「敬愛する」三島親父の言に従って
であるが,それはまだ体力があるから出来ることで,そんな芸当が出来るのはせいぜいあと10年というところだろう。この先しばらくは頑張って業績を残すべく,頑張りたいと思います,はい。
昨日は煮えたぎった湯船に浸かることが出来ず,寒いのに湯をかぶるのみ。そのせいか,鼻水が止まらない。風邪をこじらせないうちに,明日に備えてさっさと寝ます。
11/24(土) 掛川・晴
昨日とは一転して暖かい日。それでも上着なしでは日中も少し寒いか。
今後のマンション購入に関する日程打ち合わせのため,11時に販売センターに向かう。えーっさえーっさえっさほいさっさのリズムに励まされつつ,掛川駅を南から北へ横断する。

打ち合わせは90分程。結局,引き渡しは2月上旬ということになった。現場監督の方の説明(言い訳?)を聞くと,どうやら検査が厳密になってしまって完成が更に伸びた,ということらしい。まあ市川でコンクリを打ってから鉄筋が足りなかったという事件もあったぐらいであるから,日程が早まったと言われるよりは不安が少ないからよしとしよう。しかしこれだけ検査によって日程が延びるってことは,逆に言えば,今までの検査は検査と言えるような代物ではなかった,と白状しているようなモンである。
しかし,2月上旬といえば,入試だの変則的な講義スケジュールだの補講だの定期試験だのと,調整不能なややこしい行事が多い時期である。しかも引っ越しもしなければならないから,来年1月下旬から2月中旬まではドタバタすること確実だ。無事乗り切れればいいが。
ここんとこ週末の恒例散歩コースに組み込まれている掛川中央図書館に立ち寄って,自分では絶対に買わない文芸誌や単行本をチェック。新刊の入荷,案外早いのは感心。これなら漫画以外の本はあまり買わなくても済みそうである。2月からは借金生活に突入するし,ボチボチ群ようこ先生よろしく本を買わないように心がけるべきであろう。
昼ご飯は一号線沿いの吉野家で,ワシにとっては定番の「並・卵・味噌汁」を頼む。「豚丼ですか?牛丼ですか?」と店員に聞かれ,ああ吉野家は牛丼以外の商品を増やしたんだっけ,と気がついた。

こうしてワシの脳みそはスポンジ化していくのであろう。それはそれで楽しいかもしれない。周囲は迷惑だろうが。
スーパーで一週間分の食料を買い込んで,昨日下書きを終えた査読レポートを清書する。・・・思いの外難航し,書いている間に文字通り風呂を沸かしてしまう。つまり・・・沸騰させてしまったのである。で,今は冷ますべくこのblogを更新しているという次第。
と叫びたい気分である。今年3本目の査読作業だが,最長記録じゃないかしらん? 「採録するに値せず」との一言でrejectするほうが数倍楽である。あーめんどくさ。来年は自分の論文をもっと書こうと,昨年同様決意する。まずはフランス帰り以来懸案となっている論文をなんとかせにゃぁ。絶対年内に投稿してやるぅ〜。
うー,まだ風呂が冷めない(変な日本語だ)。早く沸騰しないフルオートの風呂を使える身分になりたいものである。
もう少し待ってから風呂入って寝ます。
11/23(金・祝) 東京->掛川・晴
昨日はblogを書いてベッドでうだうだしていたらそのまま寝入ってしまった。風呂に入ろうと湯を張っていたのだが,それも無駄。朝方,隣室の迷惑を顧みず,改めて湯船に浸かって人心地付く。数日前に寝違えたのか,それとも肩こりが凝り固まってしまったのか,首の付け根あたりに痛みが走るようになってしまっていたのも少し解消した。あー,ホントなら今頃はささっとシャワーを浴びることが出来る自宅を持っているはずだったんだけどな〜,まだ湯温の調整も出来ない築30年のアパート暮らしだもんな〜。ホテルに泊まったときぐらい,風呂を贅沢に使いたいものである。
このホテル,有線LANが使えるのだが,回線速度が異常に速い。平均20Mbpsは出ている。この機会にと,Fedora 8のDVDをダウンロードするも,3GBのファイルが20分程でワシのMacBookのHDDに収まってしまう。うーむ・・・早く光ファイバーを引きたいぞ。
今日も東京はいい天気である。

さて,今日は一日東京でブラブラするか。
ただいま。確かに東京をブラブラしたが,両国を出発してからは,有楽町→八重洲ブックセンター→大丸東京店→東京駅,と,「東京駅周辺」に範囲は限定されている。狭義の東京ブラブラということになるな。
まず,有楽町から銀座の画廊へ。とても小さい所だが,開店一時間前にわざわざワシが購入希望の作品3つを展示して下さっていた。かたじけない。

うーむ,さすがでかい作品は迫力が違う。本物を見てますます惚れてしまった。小さい方は思ったより小振りである(変な日本語だ)がこれもよし。予定通り全部購入させて頂くことにして,問題は額縁である。岩絵の具をコテコテと厚塗りし,折り曲げてあるキャンバス(とゆーのか?)の縁まで描いてある作品なので,ホントは額縁なぞせずに飾りたいのだが,どーせほったらかしにしておくとホコリだらけになること間違いなしなので,あんまり作品の邪魔にならない地味な色で細い縁の額縁を選んで入れて頂くことにする。12月ぐらいに小さい作品の代金とでかい作品の手付け金を支払う予定。
しかし・・・こーゆー高尚そうな作品がワシの棺桶((c)津野海太郎)にフィットするのかしらん? まあロクに見もしない40インチの薄型TVを置くよりはいいだろう。
画廊から少し歩いて八重洲ブックセンターへ。最近は丸の内の丸善ばっかりだったが,久々にこちらを覗いてみると,SUICAもEdyも使えるようになっている。どっちか一方という店が多い中,ちょっと感心。
5冊程新刊を買い込んで,店内の喫茶店で小休止。昔から無愛想な店だったが,客が来てもいらっしゃいませの一言もなしなのは感動的ですらある。バカ丁寧な接待マニュアル通りのチェーン店が多い中,ちょっと感心(別の意味で)。カフェオレとスコーンとなごみ系の本が揃うと,ワシの年も知れようというものである。

ここに写っている本については明日にでもぷちめれでご紹介する・・・必要もない程,有名になってしまっているが。
大丸も東京駅の改札内地下も,新装開店から一月経っているにも関わらず,すごい混みようである。ただし,大丸の紳士服売り場は閑散としていた。休日の中年男のデフォルトは,奥さんに導かれて荷物運びの役目を果たしつつ,何の興味もない婦人服売り場をウロウロする(させられる)ことであって,ワシみたいに自分に必要な物を探索するという自由は無いのが普通なのであろう。しかしどっちに男の幸せがあるかと考えれば,結論は言うまでもない。言わせるなよ。
さて,今日はぷちめれと査読報告書の下書きを書いたら風呂入って寝ます。