朝ホテルで起床後,外を見たら一面の雪景色。うっすらと白く化粧をした街はなかなか良い景色なのだが,寒いったら寒い。もうすっかり暖かい遠州になじんでしまっている自分の体が「早く帰ろう」を連発するので,AM7時台の新幹線で東京へ。MAXの2階建て車両は,上の階にいる限りにおいては快適。行きの新幹線もMAXだったのだが,下の階だったので,新潟に着くまでずーっと圧迫感を覚えていた。
AM9時から開店している丸善丸の内本店で,「Comic 新現実Vol.3」を購入。帰りの東海道新幹線車中で吾妻ひでお作品(新作・旧作)と,大塚英志が森山嘉一郎を叱責しまくる対談(?)を読みながら帰宅する。と,偶然,今日のNHK教育TVでは森山が監修したベネチア・ビエンナーレ日本館の特集をやっていた。大塚がブチ切れて卒倒していなければいいが。小林よしりんと並んで日本には必要な人材なのだから。
帰宅後,2時間ほど昼寝して散髪。実家に帰る前の恒例行事である。
夕飯後,まったりとして時間を過ごす。査読結果をちゃんとまとめなきゃいかんのだが,やる気せず。だって,突っ込むところはもう決まっちゃってるからねぇ。すんなり採録O.K.の返事をしようと思っていたら,結論部にうーんという所があって,それについての著者の見解を聞きたくなってしまったのである。ま,無難な回答が来るとは思うが。
ということで,ボチボチ寝ます。
Washington大の院生さんはどうにかコンパイルできて,自分のプログラムも動作したらしい。「シアトルに来たらビールおごります」とのことである。ああ,久々に若さあふれる言動に触れて感動するワシはもう完全に中年。しかし,こりゃ,MPICHみたいに懇切丁寧なリンク方法解説ページが必要だね。時間があったらちょちょっと作っちゃおうっと。
cs-pccluster再構築作業,W君の渾身の働きによって10台(2台増えた)全てにVine Linux 3.1がDual Ethernet Card込みでインストールされた。結線作業とNIS/NFSのセッティングは月曜日に行い,これで一区切りである。あとはわしの方で,apt-get update; apt-get dist-upgrade; 他,サーバ類のセッティングとクラスタ用ソフトウェアのセッティングをしなければならない。が,まあ繋がってしまえばリモートでも出来る作業である。へへっ,一丁上がりだぜ。
明日は新潟。帰宅は明後日。んでは久々に楽しんできまーすってなもんで寝ます。
よーっしと気合を入れなおして紀要原稿最終校正に向き合う。今ようやっと終わったところである。ちょうどA4,2段組10ページ。最大ページ数ぎりぎりいっぱいに収めたが,ページ数制限がなかったら更に4~5ページは伸びただろう。これでようやくHOKKEの準備に取り掛かれる。並列Newton-Krylov法の実装が出来るかどうかがカギ。
Zimmermannさんから,「Applet作るから,あんたのTry MPFRのソースをくれ」とメールが昨日届く。早速送ったら,「ちょっとmodifiyしといたよ」と修正したソース付きで返事がきた。仕事の早い人だなぁ,誰かさんとは大違いである。
と,今度はWashington大の院生(修士かな?)から「あんたのWingmpバイナリでリンクがうまくいかない」という泣きのメールが届く。「じゃあソース見せてよ」と言ってもライブラリの問題だと言って,エラーメッセージしか見せないでやんの。確かにgmpの関数が見つかっていないようだが,ソースを見ないことにはなんとも言えないぞ。とりあえず,こちらで確認の取れたテストプログラムとstaticライブラリ,includeファイルをセットにして「これはちゃんとコンパイルできました動きましたテストしてね」とメールしておく。さて,どうやるやら。
先週日曜日には地元の方からPC clusterについてのお問い合わせを頂いたので返事を書いておいたら,今日お礼のメールが届いた。何だか今週は見知らぬ第三者からの問い合わせが集中するなぁ。まあ,自分がやったことに対する反応があるのは良いことである。
cs-pcclusterの再セットアップ,今2台目。NIC三枚挿しのマシンにあたっちゃったのでちょっと手間取る。Windowsセットアップの利口さを思い知ったかな?>W君
ふーっと,一息つくまもなく,やること満載。明日もあれとこれとそれも片付けなきゃならない。考えると気が遠くなるのでさっさと寝ます。
春一番が吹いたようで,日中は強風ながらもぽかぽか。
メール未読大王からようやっと翻訳ファイルをgetする。月曜日に今日の約束を忘れないように釘をさし,火曜日には出勤しなかったようで捕まえ損ね,本日の朝には48ポイント太ゴシックで「ファイル忘れんな!(一応敬語)」と大書してメールボックスに放り込み,午後5時半過ぎに廊下で見かけて大声で呼び止め,その後30分ほど研究室に缶詰にした挙句にやっと・・・なのである。同情して頂きたい。まるで失踪直前の吾妻ひでおか江口寿史の担当編集者である。
やれやれと思ったら,まだ三日ほど推敲に時間が掛かると言われて脱力。ふざけんなこのタコいつ完成すんだよっ(意訳),と迫ったら3月11日(金)の午後には渡してもらうという約束を取り付けることが出来た。本人には色々言い訳があるようだが,この期に及んで聞き飽きた。もう他人のせいに出来る段階ではないのである。ともあれ,もう一頑張りであるが,その後で自分の分も含めて最終チェックをしなければならないと思うと死にそうになる・・・うーん・・・。
ということで,ワシは自分の紀要原稿の最終チェックにいそしむ。来週月曜日に提出予定。新潟行きの前には何とかなりそうである。くそーっ,もうひとがんばりじゃーっ・・・あーっ,査読があるの忘れてた~,わ~ん,メール未読大王の馬鹿~。新潟往復の時に読もうっと・・・しくりん。
あ,cs-pccluster,NIS/NFSサーバは無事インストール終了。明日は残り8台のインストール,明後日には最終セッティングの予定。今週中には大体終わりそうで何より。って,学生さんにやってもらっているのだが。やっぱ,人にやってもらうと楽だわ。ありがとう>W君。明日もよろしくね。
我ながらあっちこっちで煩がられているなぁとあきれ果てる。ま,こんだけ失敗やらかしてキーガー喚いていれば,そのうち雑用は回ってこなくなるだろう。後は自分のしたい仕事に邁進するだけである。
邁進するために風呂入って寝ます。
遠州名物空っ風吹きすさぶ日。しかし,この冬は案外この名物との遭遇が少なかったような。結局,暖冬だったのかな?
> 猫も杓子もblogばっかしになると、そんなことを考えてしまいますが、
> やっている人のご意見をぜひ。
というご質問を承ったので,以下,ワシの返事を載せる。
「猫はやっているかもしれませんが,杓子にblogは無理だと思います。
まあ,いろんな人がblog(最初はWeblogと呼んでたのにねぇ)についてblogで語ってますが,要は自己満足が基本です。他人がそれを読んで面白がったり怒ったりするのは全て余禄です。ワシは言いたいことを我慢できない性格で,blogでマスターベーションしないと精神の安定が保てないので,AVみたいなもんですかねぇ。最近は見なくなっちゃったけど。
システム的には,デザイン感覚のないワシみたいな奴でも,読みやすい版組みにしてくれる所が一番の売りでしょう。HTMLを書かなくて済むのも楽ですしね。」
コメント機能とかトラックバック機能とかもあるけど,ワシのWeblog(この言い方もしなくなったよなぁ)では使ってないのでパス。
紀要原稿一丁上がり。もう一本はボチボチ仕上げる。明日はcs-pcclusterのインストール・・・って昨日も同じことを言ったよな。ボケてますかそうですか。
今日は水木しげる御大の「神秘家列伝 其ノ参」を読みながら寝ます。
冬のピーカン晴れ,なので強風の上,寒い。
うひーとか言いながら,雑事(研究以外の仕事の意)をこなす。何とか終わった模様。
某研究会の参加・講演受付を開始する。・・・と,メールを流して数時間後には数人単位で参加も講演も申し込みがあるのは驚き。神様レベルの御大も早々に参加登録を済ましておられる。うーむ,凄い。で,肝心のワシはと言えば,まだ模様眺めである。参加はともかく,講演はどうしよっかなぁ~,なんか喋りづらいんだよねぇ。申し込み数が講演予定数に達しなさそう,という段階になったら考えようっと。
さて,明日は本格的にcs-pcclusterを再構築せねば。しかし,インストールのやり方をすっかり忘れてしまったので,自分の文書を見直す始末。げげっ,これって高々一年前のことだったのね。もう駄目だ,痴呆症が始まっているのかもしれない。
英気を養うために寝ます。
雲は多いが,空の面積の4割程度。ちみっと朝焼けっポイから,この先の天候はあまりよろしくなさそう。春も近いかな。
ぐわーっ,一晩かかって出したベンチマークテスト結果を一瞬で消してしまったー。またやりなしだ―。午前中には何とか終えたいのだが,間に合うかなぁ。
かーっ,怒涛のベンチマークやり直しをしながら一気に紀要原稿を書き上げてしまう。途中から躁状態になってあれもこれもとぶち込んで,結果9ページ分。ページ数制限まであと1ページを残すのみとなったところで,とりあえず全部の節に文章が入った。
最初はバラバラの研究報告を放り込めばいいやと気楽に考えていたが,書いているうちにあっちもこっちも繋がり始めて,「前述の」「後述する」が至る所に挿入される始末である。あーこりゃ今週末の新潟行きの往復できっちり構成しないと支離滅裂だぜ(いつもだが)。
さて,これから職場で元自宅マシンのバックアップを取って,某研究集会のWebページを更新して買い物して風呂入って寝ます。
どんよりどよどよの日。職場にVisual Studio .NETを取りに行き,ついでに前の自宅マシン(Celeron 1GHz)を運び込む。明日はバックアップを取った後,このマシンにVineを突っ込んでみる予定。
自宅マシンにVisual Studio .NETをインストールする。あ,言っとくけどうちは研究室単位でMSDN academicに入っているから,これはライセンス違反ではない為念。
で,BNCpackをコンパイルしてベンチマークを取ってみると面白いことが分かった。同じPentium 4 2.8cGHzのマシンでも,Windows 2000 Pro SP4(Win2k)とWindows XP Pro SP2(WinXP)とではパフォーマンスがぜんぜん違うのである。もちろん後者が良い。
Windows XPにてVisual Studio .NETを使ってWindows版 GMP/MPFR(mpn_p4.lib使用)をコンパイルしたものにBNCpackをリンクして作ったbasebenchプログラムを使ってみた。で,WinXPでの計算時間をWin2kの計算時間で割ったものをグラフにすると次のようになる。
うーむ,乗算は1.4~1.7倍,除算は0.9~1.4弱倍,Win2kの方が計算時間を余計に喰っていることになる。Win2kからXPってマイナーバージョンアップのイメージしかなかったのだが,このように同じGMP/MPFRのバイナリを使ってこれだけの違いが出るってことは,呼び出している関数やメモリ処理がそれなりに高速化されていると見ていいだろう。M$もやることはきっちりやっているのね。あ,ちなみにこのデータは紀要原稿に使用予定である。
GMPのML,spam攻撃を避けて,TMDAを使ってfilteringすることにしたらしい。ふーん,sendmailやqmail等,代表的なMTAでの設定方法がきちんと書いてあるな。試してみる価値ありそう。
ここんとこ超朝型である。近頃太ってきたこともあって,どうも睡眠時無呼吸症候群っぽいようある(違うかもしれんが)。夜中の変な時間に目が覚めてしまうことが多いのであるが,午前3時~4時ぐらいだと,二度寝するには中途半端なのでそのまま起き出し,ダラダラとWeb猿状態で朝を迎える,ということになる。で,超朝型という次第。小学生の如く,夜の九時には寝てしまうようになってしまったので,その影響も大きいのだろうけど。
で,お猿さんになってLCDの方でFirefoxを弄っていたら,GCC 4.0が最終段階(Stage 3)に入ったという記事を見かける。ふーん,正式リリースは4月15日予定か。C/C++は,ワシのBNCpack/MPIBNCpackのコンパイルに支障がなければどーでもいいが,Fortran9xは気になるな。何せ,ユーザが減ったせいもあろうが,Fortran9xは商業ソフトウェアばっかりになってしまって,しかもワシみたいな貧乏人にはド高い値段なので買えず,疎遠になっていたのである。ちみっと弄るのもいいかなぁ・・・とは思うが,今更Fortran用のinterfaceを書いても誰が使うんじゃい(イヤ,一名,ご希望は伺ってますがね・・・)。
秋葉原クロスフィールドに入る大学・企業が決まったようだ(PC Watch)。そのちょっと前にはつくばエクスプレスの運賃も発表されている(PDFファイル)。既存のバスより安い,というのはかなり思い切った設定である。
元々,つくば人種は秋葉原と恐ろしく相関関係が高いと思われ,しかもダイビルには前述のような拠点も集積されることになる訳で,開業早々,つくばエクスプレスは技術(とそれ以外も含む)オタク列車と化すことは疑いない。オタクはreasonable feeに極めてsensitiveだし。
朝飯も食い終わったので,そろそろ出勤します。
ただいま。原稿は進まないわ,被害妄想気味になってあっちこっちにメールを送りつけるわ電話はかけるわ,ちょっとノイローゼ気味かも。3月の骨休めまで無事に過ごせるか不安。それもこれもメール未読大王が(以下1Mbyte削除)とにかく今日はもう横になって休みます。
天気なんか気にしていられるか,というぐらいめまぐるしい日。といってもワシだけが忙しいわけではなく,同じ職場の方,全員がドタバタと走り回っていた。
合間にメールを今日も一杯書く。おまけに,自分の首を絞めるような提案まで行う。ワシって馬鹿?馬鹿です。そうですかすいません。
明日こそ紀要原稿を上げねば。ということで英気を養うために寝ます。
ちょびちょびと雨が降るはっきりしない天候。春も近い? となれば,花粉も近いんだろうな。今までは無縁だったが,ワシはホコリアレルギーが少しある。今年の高濃度の花粉に反応しやしないかとビクビクしているところである。
本日は卒研発表会の後で打ち上げ。明日は実験室のカギ引渡しと模擬面接,卒研テーマ決定。次週からは軽く卒研環境を整える作業に入る。大掃除・机移動・cs-pcclusterの再セットアップとやることは一杯ある。その前に外置きするサーバのセットアップと,NIS/NFSサーバの立ち上げもある。これは土日に片付ける必要がある。もう一本の紀要原稿も仕上げなければならないが,まだ「初めに」を書き終わったところで頓挫している。死にそう~。
Solaris10ファーストインプレッション(PC Watch)。へぇ~,色々盛りだくさんなのね。時間があったら試してみたいが,残念ながらそれどころではない。
ボチボチ集合の時間なので,これで。
ただいま。明日もせわしいので,早く寝ます。
今週に入ってメールばっかり書いている。来週には少しは減るかしらん? 減ってほしいなぁ・・・急増する可能性もあるが。
今日は一日ブリブリ怒りっぱなしである。メール未読大王が来られたので,早速,懸案の翻訳について問いただす。
「XXの件なんだけど・・・」
「翻訳は?」
「XX日にどうだろう?」
「ですから翻訳は?」
「XX日は忙しい?」
「翻訳を頂ければお付き合いします」
「・・・XX日には何とかします・・・」
なんだか,借金の返済を迫る高利貸しのようである。しかしまぁ,こっちも小生御大にせっつかれて死にそうになるのはイヤなので,仕方がないのである。半分楽しんじゃっているところが我ながら怖いが。
あー,なんだかS大の諸君が大挙して成績を見に来られているようである。返信は明日以降にしますんで,しばらくお待ちください>メールをくれた人
ボチボチぷちめれを再開しないと,本が溜まって仕方がない。とはいえ,再来週はHOKKEのために札幌入りするし,来週は3年生の卒研準備やら翻訳作業(メール未読大王次第だが)やらやることが目白押しで書いている暇がない。あーん,みうらじゅんの世紀の大傑作も紹介できないよー。誰のせいだ~,くそぅ~。あ~ん。
怒るのも疲れたので寝ます。
連休初日なれど,出勤する。某公務員から押し頂いた原稿ファイルをいそいそとTeXに変換し,パコパコと図を張り込み,最後はきれいなTTFで出力したPDFをuploadして「チェックよろしく~」と公務員様にメールして終了である。何だかかんだ言っても4,5時間かかった作業だが,自分で文章を考えなくていいので非常に楽。ワシの役割はIT秘書みたいなもんである。そっかー,複数著者の論文ってこうして楽してんのね~,と納得する。
いそいそとIT秘書業務にいそしんでいたら,つい先日80歳の誕生日を迎えたばかりのG.Dahlquistが亡くなられたという報告が,小生御大からなされる。ご冥福をお祈りする・・・が,ワシはちょっとびっくりしているのである。亡くなられたことではなくて,「まだ」80歳でご存命だったことに対して,である。とっくに歴史上の人物になっていたと思っていたのになぁ。まあ,J.C.Butcherもまだ70歳ぐらいだし,数値解析って若い学問分野なんだな。
IT秘書業務を終えたところで一安心してしまい,今日の仕事を終えた気分になって帰宅。学部時代の指導教官の退官記念パーティ出席の葉書を出す。これ,名古屋の某御大の退官記念講演会の翌日なんだよな~。続くよな~,全く。そーゆーお年頃(ワシもワシの先生も)なんだから仕方がないのだが,いっそがしいことこの上ない。毎月一本は講演予稿を書くペースになってしまっている状況で更にこの手の浮世のお付き合いがあるのである。この先,ワシが定年(つーか引退)するまで単調増加で用事が増えるのであろうか。あーめんどくさっ。
めんどくさくなったのでさっさと寝ます。
[ BK1 | Amazon ] ISBN 4-06-300279-9, \467
いつ終わるか分からない,ひょっとして作者が死ぬまで続くかと思われる大長編マンガには法則がある。
まず,「マンネリ」でなければならない。といっても読者を飽きさせない程度のエンターテイメント性は最低限必要である。水戸黄門に由美かおるの色気(ワシにはさっぱり分からないのだが)があるようなものか。さらに,見せ場が必ずあり,この見せ場に至るまでの道筋が「マンネリ化」することが欠かせない。水戸黄門ならば印籠・・・といった手垢がついた分析は,どこかで見たことがあろうし,誰もが知っていることであろう。しかし,この分析には欠けている点がある。著者のモチベーションが維持され,適度なテンションが作品に満ちていること,これは「マンネリ」とか「見せ場」という要素以上に必要なことである。そして,これが常人には容易に真似の出来ないことなのである。
大体,Web日記やblogだって,一年以上続いたものがどれほどあるか,尻切れトンボに終わったものを挙げれば,もうキリがない程である。続かない理由は色々あろうが,要はテンションが続かなかったということに尽きる。個人のWebページの寿命が大体三年と言われているのに対し,会社等の組織のWebページが長続き(更新されないのも多いけどさ)しているのは,書いている人間が複数いたり人事異動があったり,つまりは複数人が携わっているという要素が大きいのだろう。個人が一つのことをやり続けるのは,当人がどう思っていようと,それは大変なことなのである。
という訳で,クッキングパパである。あの競争熾烈な青年週刊誌モーニングにあって79巻を達成した偉大な大河マンガである。間違ってもグルメマンガなどと言ってはいけない。大体「グルメ」なんぞは「大切な食べ物にうるさく文句たれる人」(by 川原泉)であり,スノビッシュな陰険野郎にこそ相応しい言葉である。その意味では「孤独のグルメ」はいい意味で陰険野郎を見事に描いた傑作である。しかし,クッキングパパは料理することを幸いとする人々を描いた作品であって,出されたものに「うるさく文句たれる人」は殆ど登場しない「白マンガ」(by BSマンガ夜話)である。
ワシはマンガのコレクターではないので,クッキングパパを全巻集めたりはしない。登場人物が不老不死になる数多の大長編マンガの中にあって,このマンガの登場人物たちはみなちゃんと年を取っていく稀有な作品であるため,主人公が家長である荒岩家の様子が気になって時々覗いてみたくなるのである。で,久々に拝見させて頂くと,ああ,あの小さかった娘さんは元気に野山を駆け回っているわ,小学生だった息子さんはもう高校生だわ,夫妻は厄年を越えようかという年齢になっているわで,全く月日の過ぎるのは早いものである,と感慨に耽ってしまった。・・・マンガでだよ?。マジにこれって数十年後にはサザエさん並の貴重な文化財として扱われるのではないか。
今回特に感じたのは,善き小市民としての日常を描く,白マンガ性である。それが一番よく分かるのがCOOK.774「串カツが食べたい!!」である。道路交通法が改正されて飲酒運転に対する罰則が厳しくなったため,いつもは串カツを肴に晩酌をしてから一休みし,酒を抜いて帰宅していたおじさんが,それを控えるようになった・・・という話である。どういうオチが付いたかは単行本を読んで頂くとして,誠に清く正しい解決策が示されることになる。これをどう見るかは人によって異なるだろうが,組織の勤め人で扶養家族もいる大多数の中年日本人なら,「正しすぎるよなぁ」と頭の片隅で思いつつ,これを肯定する,いや,こうするべきであると言わざるを得ないであろう。異論はあろうが,今の日本は,正直に法律に則って生きた方が,小市民的生き方がしやすいようになっているのだから。
小市民的生き方における幸福感を「おいしー」という一言と表情にして「マンネリ」的「見せ場」にしているこの作品は,誠に清く正しい白マンガである。大人になって丸くなった,いや,丸くならざるを得なくなった人には,善き小市民のバイブルとして,是非お勧めする次第である。
非常勤講義終了。採点が待っている・・・う~,もう一がんばり。
久々にブッチ切れて,捨て台詞を残して去る,という醜態を演じる。うーん,久々である。二十歳代ではしょっちゅう切れていたが,三十路過ぎてからは大人になったせいか,めったにそーゆーことはなかった。
しかし,ここんとこ4ヶ月もメールが使えないと公言する馬鹿○○やら,何だかワケワカの○○○○やらに振り回されてイライラしていたところに,立て続けに三連発の大ミスを相手がかましてくれたもんだから,堪忍袋の緒が切れてしまったのである。んっとに,これが天下の○○○○かぁ?と言いたいぐらいの馬鹿ミスだったし,ワシひとりが迷惑を蒙ることならともかく,ひょっとすると何の落ち度もない第三者が多大な被害を受ける可能性もあったことなので,これは一発言っておかなくてはならないと意見を言いに行ってドカン,という次第なのである。ふー,ちょっとヤナ気分は残っているが,言いたいことは言ったので,まあすっきりしたかな。捨て台詞を食らった人は気の毒だが,自分のミスなんだからちゃんと引き受けて頂きたいものである。・・・と大ミスをやらかした自分に対しての戒めもこめて書いておこう。
ふーん,あの人もGMPを使っているのか。と,ちょっと感心する。伊達に偏差値の高い大学にいるわけじゃないのだなぁ。
自宅のNATルータを無線LAN対応のものに交換する。今まではNATルータの下に無線LANルータがぶら下がり,一家に(って一人しかいないのだが)二つのSubnetがあるという無駄な構成になっていたのを修正したのである。前のNATルータを通すとFTPのuploadがうまくいかず,MTUを小さくしてようやく通過させていたのが,今度はちゃんとデフォルトのMTU(1500 octet)でもuploadが可能になった。一体,どこが悪かったのかなぁ?
三連休だがやること山積み。シコシコと片付けるしかない。ということで寝ます。
暖かくもないが,寒くもない一日。そろそろ年度末も近いので,残予算(殆どないけど)を使いきり,確定申告書を作成する。
管理しているサーバが繋がっているHubがおかしくなる。突然,ブチブチと通信が途切れるので,あれこれいじってみても駄目。結局,Hubを交換したらあっさり繋がった。
故障したHubはワシが今の職場に着任した時に買ったものである。ボチボチそういう時期なんだなぁと感慨深く思う。
明日は非常勤ラストなので,それに備えて寝ます。
夕方には霧が出ていた。寒くなってきたのかな?
今日はCell processor(PC Watch, /.J)の話題で持ちきりである。一般紙(朝日,日経)にも記事が掲載されている。「スーパーコン並」という表現がよく出てくるが,どーもなぁ,よくわからん。後藤さんの記事には単精度(32bit)での計算が高速に並列実行できると書いてあるが,今時単精度?という気がしないではない。プロセッサの内部バスがそんなに高速なら64bit(倍精度)でも楽勝のような気がするが,ひょっとしてSSE相当のSIMD命令しかないのかな? PCにも使える汎用プロセッサを目指すなら,SSE2以上の命令は欲しい。
これを使ったPlayStation3はまもなく登場するのだろうが,さて,Appleは次のごついデスクトップマシンにこれを搭載するのであろうか? もし出てくれば,浮気しようかな・・・なんてったって,Many-Coreだもんなぁ。
さて,IntelのSmithfieldも予定通り,第二四半期には登場するらしく,もう生産開始だそうな(PC Watch)。順番としては,まずP945chipsetを搭載したMother Boardが出て,その直後にSmithfield登場ということになるんだろうな。4月以降はAkiba PC Hotlineから目が離せないなあ。もう予算も確保してあるし(さほど高くないのが嬉しいね),さて国立某N大学のXeon Dualマシンと競争してどうなるかな? 今からワクワクしているのである。
ワクワクしたところで寝ます。
本日は友人の結婚式。スピーチをやらされる。
「えー,本日は本当にお日柄も良く,真におめでとうございます。私と新郎は大学時代の同級生でありまして,確か,入学した最初に声をかけたのが,たまたま前の席に腰掛けていた新郎であった,と記憶しております。というわけで,新郎と知り合ったのは偶然でありますが,その後,下宿まで同じところに住まうことになってしまいました。という訳で,新郎とは学部時代の数年間,ずーっと同じ屋根の下で過ごすことになりました。しかし,いやぁ,こんなに大変なオタクであるとは,最初は夢にも思いませんでした。ただ,オタクオタクといいましても,いろんなタイプがあるものでして,一般にはクラーく一人下宿に篭って「花とゆめ」でも読んでいる奴も居れば,全く逆に人付き合いがものすごく好きな奴もおります。新郎は後者のタイプでありまして,仲間と一緒にボードゲームに講じたり,コンパを主催したりするのが大変に好きな,社会性に富んだオタクでございます。後で聞いたのですが,新婦の方とのなれ初めもその辺に起因するものであると聞き及んでおります。さて,最後になりますが,我々同級生は,毎年2回,盆と年末年始に集まって飲んでおります。勿論いつも新郎が呼びかけ人となって開催される訳ですが,昨年の8月でしたか,集まったオスの負け犬2匹と新郎が池袋で飲んだ時にこのたびの結婚についての話が出ました。その際に新郎は「子供も欲しいが趣味も続けたい」という大変に都合のいいことを抜かしておりましたので,我々は二人ががりでその野望をあきらめさせるべく,「趣味は控えるべきである」と説得をいたしました。にも関わらず,なんだか新郎は小遣いを確保したとか,つい先日会ったときには勝ち誇って言うのであります。そういう次第でありますから,新婦の方に置かれましては,新郎の小遣い=子供の養育費と考えていただいて一向に構いませんので,お子様が出来ました際には容赦なく新郎の専用回線をぶっちぎって頂けますよう,心得て頂ければよろしいかと存じます。はなはだ簡単ではございますが(どこがじゃ),これで挨拶と代えさせていただきます。本日は真におめでとうございました。」
こうして文字に起こしてみると,我ながら感動的な挨拶である。が,実際の挨拶とは大分違うところがある。それについてはノーコメント。
行きの新幹線で取った富士山。雪模様がまだらになっているのは溶けたってことかな?
2次会を終わって,秋田県公務員がラーメン博物館に行きたいと主張するので,千葉県公務員と四国銀行員らと一緒に向かい,博多ラーメンだけ食する。うーむ,何だかんだ言ってもうまい。ちょっと青臭いねぎが,癖のあるとんこつスープの中では清涼感漂うビタミン剤となっているあたりがすばらしい。しかし,豚の脂は確実に中年太りを助長することであろう。久しぶりに穿いた礼服のズボンがきついこときついこと。腹回りを何とかしなければ。
あわただしい週末が終わり,明日からまた仕事。ということで寝ます。
非常勤講義最終日。来週木曜日に定期試験をやっておしまいである。最後の最後まで計算間違いしまくる教師というのはいかがなものであろうか。反省するも,したところで間違いがなくなるわけではない,というところが難しい。
HOKKEの原稿をでっち上げる。安定性解析は出来たものの,よくよく見たら馬鹿みたいに簡単な問題であった。・・・数値計算的な面白みが激減し,とってつけたような内容となる(いつものことだが)。明日午後にチェックしてそのまま投函予定。3月の発表までに少し解析ツールの充実を図るとするか。
某先生より,「年度末で予算が余ったので10万程で買えるNote PCはないか?」というお問い合わせを頂く。で,その返事↓
『私が使っているのはPanasonic Let's Note R3(2004年夏モデル)ですが,20万以上します(必需品なので自腹購入です)。頑丈で軽く,バッテリーも長く持つのでお勧めなのですが,高いのが難点でしょうか。
10万前後のものですと,どうしてもサイズが大き目のものに限定されますが,通常の使用では問題ないかと思います。私が検討して「いいな」と思ったものとしては
Sony VAIO Type B
EPSON Direct Endeavor NT340
IBM ThinkPad R50e
あたりでしょうか。 ご参考になれば幸いです。』
コンパクトなマシンをご希望のようであったが,一昔前に比べて1 spindle typeはバリエーションが減ったように思われる。そこそこのスペックで小型となると20万以上してしまうのが普通のようで,ご希望に反してごっついマシンをご紹介することになってしまった。それでも一頃に比べれば安くなったのだが。
あー,調べていたらまた買いたくなってきたぞ・・・いやいや,今年はSmithfieldがあるのだし,Yonahはまだまだ先である。自腹マシン総Dual Core化計画は慎重に事を運ばねばならないのである。
寝ます。
バンザーイ
バンザーイ
バンザーーイ
数値微分 + Newton + Lanczos + DKAでODEの安定性解析をやっていたが,ようやっと結果が出た。ううう,うれしい~,かなりきれいなパーペキ漸近安定と出た!(占いみたいだね)。感激もひとしお。ああ,やっとこれでHOKKEの原稿に取り掛かれるぞ~,明日は原稿書きだっ!
安心したので寝ます。