夕食を壱番館のカレーで手早く済ませて帰宅したら睡魔が襲ってきて,そのままバタンキュー。目が覚めたらまだ日が変わる前であった。仕方がないのでこうして日記を付けているという次第。
それにしても昨日は暑かった。関東以西は秋雨前線を押し上げた蒸し暑い暖気の影響で残暑がきつく,静岡でも30度を優に超えた。
そんな日に,実験講座で使用するために一旦ばらしたCS-PCCLUSTERを再度組み立てようと,PCの移動を敢行したものだから,暑いの何のって。黒い無地Tシャツを着ていたので,作業終了後にクーラーに当たって涼んでいたら汗が乾いて白い塩がふき出てきてしまった。
と言う訳で,CS-PCCLUSTERのBefore/After。
やっぱりPC Clusterはラックに収まっているべきものであるな。
ちなみに,Test runの後,最初に繋いだ8port Repeater Hubは16portのSwitching Hubに変更された。並列DKA法でガンガン回していたら,数十分後に必ず一台のNIS/NFS接続が切れてしまうのである。MPIとNIS/NFSとを同じIP net上で使うというズボラなことをやっていた報いであろうか。で,取り替えて様子を見ているという次第である。
PC Watchのソニー副社長のロングインタビュー。GridとCell computingの話が出てくる。まだ実験段階であるだけに抽象的な言い回しが多くなっているが,ビジネスとしてそーゆー話が出てくる時代になったのだな,と感慨深い。
思えば,CPUが登場し,hippieが大型計算機のantiとしてのPersonal Computerを作り出し,downsizingが進み,アーキテクチャがPC/AT compatibleへと収斂していきつつ,Webをkiller applicationとしてThe Internetが全世界に普及して,IT革命を謳歌した途端にITバブルが弾けて今に至る訳だが,この間,高々30年足らずである。修士時代,混雑するS-810をちょろっと触っていた程度のわしが,並列分散処理を手かげることになるとは夢にも思わなかったが,それもこのような時代の変遷の影響を受けてのことである。
以前,東大を定年退官されたI先生が講演の中で「一体いつになったら計算機の環境はfixするのか」と半ば呆れて慨嘆されていたが,わしはそれを聞いて,あの元気なI先生に「老い」の影を見ると共に,「変化する環境と共にあるのが『応用』的学問じゃないのか」と,少し反発する気持ちを持ったのである。