9/20(金) Madrid -> 成田(予定)・晴

 つーことで,Windows 8.1をDLして手持ちのNote PCに突っ込んでみた。

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 Update Installってのは初めて。いつもなら必ず面倒でもClean Installなんだが,旅先なので色々インストールしてあるアプリを一から入れ直すのが大変なのと,Windows 8からのupdateなので,まぁトラブルは少ないだろうと判断。やってみたらすんなり終わって動作も心持軽くなったかも。スタートボタンは復活したけど,これって意味あるのかね?

 以下の文章を書いているのはRenfe車内。来る時の列車より新しいようで,各座席には電源付。

power_connec_in_renfe.JPG

 日本から持って来た文庫本をトランクにしまっちゃったので,退屈しのぎに日記を書いているという次第。せっかく電源があるんだから使わないと損という貧乏人根性。
 にしても,列車のシステムが分からんのでちょっと迷った。Coche(Carの意味らしい)番号が切符に書いてあるのだが,いざ乗り込もうとすると番号表示が消灯して不明。切符切り(QRコードチェックのみ)のおねーさんに「セニョール,そっちじゃない」と言われて乗り込んでみると,この編成に対して一意な番号が振ってあり,列車番号は不要ということらしい。日本の新幹線の完璧な統一性が異常なのかもしれん。
 異常と言えば,列車内でのケータイの使用に関しても,こっちはおおらかというか,気にしていないというか,でかい声で使う人が多いな。フランスの時も感じたけど,日本の場の雰囲気に合わせろという同調圧力は異常かもしれん。ワシの隣のおっさんのヘッドホンのシャカシャカも日本的基準からいえばやたらに気になるのだが,いいのかな,エスパニョール的には。
 異常と言えば(しつこい),例のMadridでのテロ事件の影響か,少なくとも高速鉄道に乗る時は改札した上で,持ち込み荷物を全部X線探査機を通す必要がある。Valladlidのような田舎都市ではきちんと係員が内容を見ていたようだが,Madrid-Chamartin駅では見てんだか見てないんだか,発車時間まで間がないので詰めまくった乗客の荷物がドガシャカにベルトコンベア上に積み重なっても気にしてなかった感じ。見てないんじゃないか,あれ。

 つーことで,本日は自分の講演を午前中に終えて,さっさとMadridへ移動する日である。公園についてはワシの声だけはでかいイングリッシュトークのおかげで一応伝わったようで,chairpersonから「もちっと精度と次元の関係は気にしながらやれ」と的確な突込みが入った。中国人の方の質問は意味が良くわからなかったな。

 昼はT大のDr.さんに誘われてH先生ともども大学近くの地元レストラン(つーか,Bar的な小さい店)で飯を食う。店員さんがちっとも英語を使ってくれないので,三人がめいめい適当に14 euroのセットを頼む。やたらにボリュームがあったのだが,まぁ値段的にはそんなもんなのかしら。円安のせいで余計に高く感じるのかも。

 しかし,フランスもそうだったが,スペインも都市間の移動で見るのは畑ばっかり。平らな土地が多いところは皆畑にしちゃってるのかな。工業はどこ行ったという感じ。まぁそれを言うと,日本でも太平洋ベルト地帯を除けば森ばかりというのと同じかな。

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 今日は時差ボケ解消のために夜中の2時起床。これでも日本時間だと午前9時なんだよな・・・にしても隣のおっさん,うるさかったな。あっ,Segoviaで降りるようだが,シートテーブルほったらかしじゃねーか。単にマナーの悪い中年だったようだ。これがエスパニョール的スタンダートってことじゃないんだな。

 さて帰国したらもう土曜日か。新学期の準備しないとなぁ。