天気を忘れてしまうほど,あれこれと目まぐるしく用事に振り回された日であった。
N大の学術講演会の締め切りに間に合わず,参加は断念。その代わり,某研究集会のポスターセッションへ発作的に申し込む。一応査読があるそうなので,通るかどうかは不明であるが,まあ一回ぐらいはやっておきたいテーマである。デモンストレーションも可能なので,ちゃんと動作するところをお披露目しておきたいし。11月中にデータをまとめて締め切り(12/10だそうな)前にupしてしまう予定。さてどうなることやら。年末はもう一つ投稿中の論文共々rejectされてしまって,べそをかくことになりそうな予感。ま,それも人生である。
今年の三年生向けのゼミは「Spidering Hacks」(翻訳版の方)を読んでいる。まだプレゼンというものがどーゆーものかが全然分かっていない学生さんを相手にしているので手間はかかるが,2回目になってようやっと少し形になってきた。一通り発表すると大分マシになるかなぁ。
ITリテラシの普及とともに,ソフトウェアやハードウェアがのように動いているのかという内部への関心は薄れ,ネットワークの設定だのプログラミングだのとなると途端に能力差が画然と現れてくる。また,社会全般の傾向もそうなのだが,ガミガミと口うるさく学生さんを叱ったり,講義で締め付けたりといったことをあまりしなくなってきていることも影響しているようだ。「柔らかに突き放す社会」が定着した感がある。教師は楽だし,学生さんも楽なんだろうが,ちょっとまずいよなぁ。嫌な嫌なイヤーな教師は絶滅しつつあるんじゃなかろうか。後から振り返ってみると,そーゆーヤな教師から得るものの方が,反面教師という側面に限らず多かったように思えるのだ。