2/6(日) 東京->新横浜->掛川・晴

 本日は友人の結婚式。スピーチをやらされる。

「えー,本日は本当にお日柄も良く,真におめでとうございます。私と新郎は大学時代の同級生でありまして,確か,入学した最初に声をかけたのが,たまたま前の席に腰掛けていた新郎であった,と記憶しております。というわけで,新郎と知り合ったのは偶然でありますが,その後,下宿まで同じところに住まうことになってしまいました。という訳で,新郎とは学部時代の数年間,ずーっと同じ屋根の下で過ごすことになりました。しかし,いやぁ,こんなに大変なオタクであるとは,最初は夢にも思いませんでした。ただ,オタクオタクといいましても,いろんなタイプがあるものでして,一般にはクラーく一人下宿に篭って「花とゆめ」でも読んでいる奴も居れば,全く逆に人付き合いがものすごく好きな奴もおります。新郎は後者のタイプでありまして,仲間と一緒にボードゲームに講じたり,コンパを主催したりするのが大変に好きな,社会性に富んだオタクでございます。後で聞いたのですが,新婦の方とのなれ初めもその辺に起因するものであると聞き及んでおります。さて,最後になりますが,我々同級生は,毎年2回,盆と年末年始に集まって飲んでおります。勿論いつも新郎が呼びかけ人となって開催される訳ですが,昨年の8月でしたか,集まったオスの負け犬2匹と新郎が池袋で飲んだ時にこのたびの結婚についての話が出ました。その際に新郎は「子供も欲しいが趣味も続けたい」という大変に都合のいいことを抜かしておりましたので,我々は二人ががりでその野望をあきらめさせるべく,「趣味は控えるべきである」と説得をいたしました。にも関わらず,なんだか新郎は小遣いを確保したとか,つい先日会ったときには勝ち誇って言うのであります。そういう次第でありますから,新婦の方に置かれましては,新郎の小遣い=子供の養育費と考えていただいて一向に構いませんので,お子様が出来ました際には容赦なく新郎の専用回線をぶっちぎって頂けますよう,心得て頂ければよろしいかと存じます。はなはだ簡単ではございますが(どこがじゃ),これで挨拶と代えさせていただきます。本日は真におめでとうございました。」

 こうして文字に起こしてみると,我ながら感動的な挨拶である。が,実際の挨拶とは大分違うところがある。それについてはノーコメント。

 行きの新幹線で取った富士山。雪模様がまだらになっているのは溶けたってことかな?

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 2次会を終わって,秋田県公務員がラーメン博物館に行きたいと主張するので,千葉県公務員と四国銀行員らと一緒に向かい,博多ラーメンだけ食する。うーむ,何だかんだ言ってもうまい。ちょっと青臭いねぎが,癖のあるとんこつスープの中では清涼感漂うビタミン剤となっているあたりがすばらしい。しかし,豚の脂は確実に中年太りを助長することであろう。久しぶりに穿いた礼服のズボンがきついこときついこと。腹回りを何とかしなければ。

 あわただしい週末が終わり,明日からまた仕事。ということで寝ます。