完全に空振り。当初は紀伊半島に上陸すると思われていた台風7号は,どういうわけかドンドン東にずれていき,先ほどようやく房総半島鴨川へ上陸したそうな。首都圏の雨は激しいらしいが,静岡は新幹線どころか在来線も平常通りで,特急富士川が念のために運休した程度。一日休業日となった本日は人もおらず,誠にdownloadに最適な日となったのである。しかし,355個のファイルを落とし,700ものpackageをupdateしなきゃならんとは,FC4ってのは本当に厄介なdistributionである。所詮はRedhatの試験台ってことかしらん。
結局,Kernelを2.6.12-1にupdateしてもMarvell 88E8001のdeadlock症状変わらず,32bitでも64bitでも症状同じ。Kernel.orgに垂れこまなきゃダメかしらね。FC5は来年2月正式リリース予定だそうだから,それまで待っていればいい・・・のかなぁ。
さて,結局逃避行動止まらず,本日はFC4にLAMが入っているのをいいことに,MPI性能をチェック。姫野ベンチのMサイズ問題を解いてみる。
Pentium D 820では1PEで,575.7MFlops(32bit)→691.9MFlops(64bit)と改善。2PEでは905.7MFlops(32bit)→1469.0MFlops(64bit)となり,32bit, 64bitともDual Coreの威力は結構なものであることが確認できた。64bitで1.4GFlopsってのは,ワシのマシンながら凄いやねぇ。同じ周波数のPenium 4では479.3MFlops(1CPU)→889.1MFlops(2CPUs/MPICH2)であるから,32bit環境として使用してもちょっとは改善されていることになる。Xeon DualのSMP環境だと,507.5MFlops(1PE)→644.1MFlops(2PEs)と全然ダメである。何で? ちなみに1306.7MFlops(4PEs)→2494.3MFlops(8PEs)となるので,1PEから2PEsへの上昇率が特に低いということになる。うーむ,SMPの謎である。
ともあれ,64bit OSなら単体でもGFlopsマシンとなる可能性が開けたことになるな。Linpackベンチでそこまで行けば大したもんだけどね。
明日は夜から名古屋。日帰り予定。Webの連続交信記録も途絶えるかな? んでは。