6/20(水) 掛川・晴時々曇

 気象庁が梅雨入り宣言をした途端に,夏到来?というぐらいの気温と天気が続く。といっても高気圧ガールが鳴り響くほどの「夏さ」はないので,やっぱりまだ季節は梅雨,なのである。

 Amazonの新機能,「商品プレビュー」を追加してみた。うむ,なかなか便利だが,タダでさえ少ないBK1利用者が更に減りそうである。

 「臭いものに蓋」という慣用句がある。蓋をしたい気持ちはよく分かるし,ワシもいろいろと「蓋」をしてきたものだが,「臭いもの」になるという経験はあまりなかった。で,実際になってみると,臭いもの自身にもいろいろと考えるところがあり,「何故臭いのか?」「臭くならない方法はなかったか?」「この染みついた臭いを取り去る方法は?」という疑問から,「臭いのは自分だけが原因ではない」という自己弁護まで,全てがない交ぜになった複雑な気持ちになるものなのである。まあしかし「臭いもの」が自己主張するとかえって臭気が増すので,ここは黙って蓋をされるのがbetterなのであろうと,ムリヤリ自分を納得させてしまったりする。で,一言「臭くてごめんなさい」と言って蓋をされた後は,自分の責任をちゃんと考えるべく,暗くて狭いところで反省するしかないのであるな。

 唐沢俊一さんの引用問題(でしかないよな,これ),話し合いは当事者と出版社の弁護士との間で続いているようだ。この場合,臭いのは唐沢さん自身だが,既に「臭くてごめんなさい」という謝罪はなされており,臭いもの自身としては黙って頭を垂れるほかなく,そのほかの問題解決のためには,出版物の責任者である幻冬舎(の代理人)と話し合う必要があるということなんだろう。決着が付くことを祈るのみ。ワシの予想では,絶版措置までは至らず,本文の該当部分の改訂と謝罪広告(Webのみもあり)で収まるのではないかな。漫棚通信さんも大人の対応を取っているから,この辺りが無難な線かと思う。示談金?,んなもん,あったとしてもお互い黙っておくのが普通でしょ。
 今回の騒動でむしろ面白かったのは,唐沢俊一さんは沢山敵を作ってきたのだなぁということが分かった,ということである。ワシが見る限り,別段,悪いことはしていないと思うのだが(談志の影響で偽悪的な所はあるけど),雑学という他人のデータを収集しなければならないジャンルの仕事をしつつ,メディアへの露出が多くなってきた上に,美人の奥さんを貰って(ほんと,ソルボンヌK子さんは美人である),毎日うまいもの食ったり飲んだりしていることを日記で公言していると,なるほど世間のジェラ心を煽って反発を招くのであるなぁとつくづく思い知らされた。イヤミを言いたい気持ちは分かるが(ワシも書いているけど),合理的に考えると,あんまし怒る側には理屈が通っておらず,感情的なものが大部分というのが正直なところではないかな。いわゆる揮発性の雑音に過ぎない。
 それはそれとして,「新・UFO入門」は面白いと思いますぜ。今回の件があったので急いで買ってきて今読んでいるところだが,やっぱり唐沢俊一は面白いと,ワシは思います。

 では行ってきます。
 ただいま。

 先週すっ飛ばしてしまったX window + GNOMEの環境は試行錯誤した挙げ句,nVidiaのドライバを再インストールすることですんなり解決した。VMwareで3つのVMを同時に動かし,そのうち一つでシビアな複数プロセス動作,しかもMySQLへの書き込みが頻繁に発せする奴を動かしていたせいでXがおかしくなってしまったのは確かだが(GNOMEを起動して何かGUIアプリを動かすとXがCPUを100%食ってfreezeしてしまう),どこで元々入れてあったnVidiaドライバが飛んでしまったのか,訳がワカラン。
 まあ動いたからよしとするか。しかし・・・やっぱりLinuxの維持管理にはある程度の年期が必要ですな。

 SD誌がMySQLの特集を組んでいたので,久しぶりに購入した。ふーん,SennaとかMeCabなんてのがあるんだ。勉強は常に必要ですな。

 ちょっと計算して寝ます。