まだ4月だというのに,研究費はバンバン使っちゃうは,早速の締め切りが迫っているわで,もうてんやわんや。本日じゃない昨日はずうっうっとLCDのセットアップやら,二代目PC clusterの再インストールやらで忙殺された。これじゃ全然肝心の計算が進まないので,最後にようやくちょろっと懸案のものは進めたけど。
あんまりにも忙しくて(途中,歯医者に行かねばならんかったりして),昼飯も食えなかったが,おかげで昼飯用の弁当晩飯に回し,最後のスパートをかけることができた。やっぱ弁当は忙しい労働者には必須である。世には夫婦者にも関わらず弁当が持参できないと抜かすバカどもが多いようだが,夫 or 妻が作ってくれないからなどというのは論外である。作ってくれなければ自分で作るがいい。それすらできないようなら夫婦で居る意味がないので即刻別れるべきであろう。
LCDは安かったのでSamsungの26インチディスプレイをメインマシンに取り付けた。
以前は,19インチと21インチのデュアルディスプレイ体制だったのだが,一台にまとめてすっきりした。取り外した2台は実験室の方へ移動。これで実験室に残るCRTは一台のみ。この邪魔くさいの,本年度で全部退治してくれるわ。
ちなみに右の小鳥があしらってあるページは,依頼されている某ユーザーグループ(ってもわし一人しかおらんがな)のWiki。近頃は悪質なWiki spamが横行しているようなので(おごちゃんの情報による),公開までにはまだまだ検証をせねばならぬ。あー,頭イタ。
二代目PC clusterは分散DBの実験をする都合上,CentOS 5.3 i386版に入れ替え。ついでにOpenMPIを使ってMPI Clusterrとしての性能も測ってみた。するとびっくり!
NetPIPE 3.7.1でGbEの性能を測ったのだが,以前,全く同じハードウェアにVine LinuxやらWindowsやらを突っ込んだり,MTUサイズを微調整したりしても,せいぜい500Mbps程度しか出なかったものが,Linuxをアップデートしただけで900Mbpsまで最高転送速度が上がってしまった(手前のぶっとい茶色い線がそれ)。Ethernetドライバ周りとかTCP/IP周りが改善されたせいなんだろうが,何か釈然としない・・・けどまあ,性能が上がったのは良いことである。
ついでに,出たばっかりのGMP 4.3.0の性能も測ってみた。同じMPFR 2.4.1を使い,GMPだけを4.2.4と4.3.0に変えてそれぞれの計算時間を計り,4.3.0の計算速度がどのぐらい上がったのかを計ってみたのだ。するってぇと,Pentium IVでは1.0~1.2倍程度だが,Core i7だと2.3倍程度まで上がっている。ん~,桁数が万を超えると効果の程がよく分るんだが,そんな桁数でジャカジャカ計算する必要って,あんましないんだよねぇ。せいぜい(数)千桁程度までで十分。するってぇと,整数演算ベースの多倍長浮動小数点演算ってこのあたりが限界か。もっと高性能化を図りたいなら,IEEE754浮動小数点演算ベースの多倍長ライブラリに期待する方が吉かな。
ん~,さて今日中に懸案の計算を仕上げてしまおう。つーことで,風呂も沸いたことだし,さっさと湯に浸かって寝ます。