風邪が長引いている。ううずるずる。ここんとこ鬱っぽい状態が続いていたが,風邪のため不調に拍車が掛かっている。こういう状態の時には自殺衝動ぐらい出ても良さそうなもんなのだが,食欲だけは全く落ちないせいか,全然「死ぬ」という選択肢が浮かんで来ないのである。純文学から縁遠いのはそのせいか。筒井康隆も純文の一種だと思ってたんだけど,あれは別種と考えるべきなんだろうな。
ちょっと元気が出たので,Tutorialの増補案を練る。次年度からゼミで使うテキストにしようとしているのである。困ったことに,ワシの興味のある計算をしようにも,それに相応しい和書が全然ない。多倍長計算に限っても,扱っている本はかなり限られる。ましてやPthreadやMPIについても記述されているものなんて皆無である。仕方がないから現状のものに増補してテキストにしてしまおうという魂胆である。どなたかこの分野の第一人者に書いて欲しいもんだが,そーゆー方々は英語の論文を書くのに忙しくて,パンピーは相手にしていられないのが現状である。というわけで,ボチボチ執筆していく予定。2年もほったらかしだったもんな。何とかせにゃ。
本田透の「萌える男」が出たので早速読んでいる・・・う~ん,間違ってるよなぁ,という思いが沸々と込み上げてくる。大体だな,「思い起こせば,同年代の独身女性と一緒にいて心が癒されたという記憶がまったくない。『喫茶店で2時間もたない男とはつきあうな!』的な厳しいチェックの視線にさらされ,オタク趣味を咎められ,金を稼げと叱咤され,果ては役にも立たない陳腐な人生論を長々と説教され・・・という経験を十数年も積み重ねてくると,「恐ろしい」という感情ばかりが蓄積されていく」(P.47)・・・って,あんた一体どーゆー女と付き合ってきたんだと言いたくなる。それはホントに女か? 団塊世代のオヤジじゃねーの? そーゆー特異な恋愛(?)経験のルサンチマンで論をごり押しされたらたまんねーぞ。
まとまった反論は,多分,「萌えるひとりもの」氏がやってくれるだろうから。ワシはこれ以降,本書に関しては無視を決め込むことにする。
それよか,小林信彦の「テレビの黄金時代」の方が純粋に楽しめそうだ。しかしこれは後のお楽しみとして取っておこうっと。
寝ます。