朝から晩まで,途中数々の邪魔が入るのもものともせず,情報数学基礎のテキストをガンガン打ちまくる。午後6時過ぎには何とか60ページ近くの第0次原稿が出来上がる。しかしまだまだ,あと5~6回は手直しした上で,2~3回は推敲しないとな。元にした教科書とは様変わり,完全オリジナルな代物になってしまった。なるべく読み物らしく書き連ねたいのは山々だが,それをやると100ページあっても足りない。知っておいて欲しい定理や例題を簡潔に書こうとすると,味も素っ気もない「定義→定理→証明(今回は殆ど省いている)→例題→練習問題」という記述法が一番良いことが良く分かる。
そもそも定理→証明という記述方法の原点は,「俺はこんなすごい定理を知っているんだぜー」という自慢をしてから,疑い深い向きに「何故だと思う? それはな,こうこうこうなって・・・」という解説を行うというところにあると勝手に想像している。だから,こういう記述方法をとる輩は全て「鼻っ柱の高い奴」の子孫であるということになる。
それはともかく,,要点だけを抜書きしてしゃべるしかない短時間の講義では,このようなあっさりした記述の方が教師としてはありがたいのである。定理の効用(適用例)を説明して,そのありがたみをとくとごろうじてから,証明自体が「うまい説明」になっているものだけを紹介することができるからである。「情報数学基礎」は,一年生のうちに知っておいて欲しい事柄をなるたけ詰め込みつつそれでいて丁寧に説明する必要がある科目なので,「教師の説明は丁寧に,教科書はできるだけシンプルに要点のみ」という方がいい・・・と判断しているんだけどなぁ,どーなんでげしょ?>学生諸君
風呂入って寝・・・ようとしていたところで,「トリビアの泉」を見ていたら,掛川花鳥園の飼育課長さんが出演していた。ワシは一度,あそこに友人を連れて行き,恐怖のどん底に陥れたことがある。ヒッチコックの「鳥」を体験したい方にはお勧めのスポットなので,トリビアの泉の視聴者は是非ともご来場いただき,たんまり税金を落としていって頂きたいものである。
今度こそ寝ます。