10/31(水) 掛川・曇

 書類書き進まず,悶々とするのみ。思わず逃避行動をとってしまうワシをどうぞお許し下さい>神様仏様アラーの神様八百万の神様

 送付原稿,読んで頂けたようだ。とりあえず一安心。しかし2000文字でこの原稿料かぁ。実入りがいいんだか悪いんだか分からんが,ワシにとっては「へぇ〜」という金額である。しかし筆一本だけで飯を食うってのは大変だよなぁ,とも感じる。旧帝大専任の椅子をけっ飛ばして自由業に転じ,旺盛な執筆活動を続けている小谷野敦先生は偉大だよな。そういや,いつの間にか森博嗣もN大を辞めてたんだな。こっちも偉大である。
 著者プロフィール抜けの論文原稿,奥村さん本にも紹介されていた三美印刷さんからダイレクトに要請が来る。んっとに使えない学会事務局だこと。まあ元はといえばワシが悪いんだけどさ。ともかくこれで二安心。

 脱ゆとり教育の動き。まあこれで普通に戻ったということか。しかし別段,理系離れが止まるはずもなく,結局,あの騒ぎに乗っかった方々はこれからどう活動していくんだろうか。結局,熱に浮かされて騒いだだけじゃないのかね?

 いっ平が三平襲名とのこと。「一平」だから2階級特進ってことか。
 まあ大名跡が受け継がれるのは結構なのだが,正蔵もいっ平も,芸の面では今ひとつなんだよなあ。人気はあるし,一生懸命やっているのはよく分かるのだが,その一生懸命さが見えるだけ,まだまだ,という感がある。彼ら兄弟の落語を聴いていると,ワシなんかは痛々しくていたたまれない気分になることがある。案の定,おかみさんは最後まで反対だったようだ
 しかしまぁ,先代正蔵(彦六)が面白くなったのも晩年になってから,つまり木久蔵(現・木久扇)がよくやるあの物まねのように,声が震えるようになってからということらしいから,落語で味が出るまでにはまだ時間がかかるってことなんだろうな。ともかく,プレッシャーと戯れながら,末永くやって頂きたいものである。

 爆笑問題・太田がKY,という記事。でも小倉智昭がカツラだってのはWikipediaにも書いてあったけど(今はなくなっている),別段秘密じゃないだろう。それとも最近はタブーになっているのか?
 爆笑問題といえば,談志家元がべた褒めしている芸人であることで有名だ。その談志は,一番弟子の志の輔を評して,「狂気が足りない」と,情熱大陸でコメントしていた。この狂気ってのを具体的に例示して「(NHKの)ためしてガッテンに出ているうちはダメです。・・・つまり,そこに置いておけないことをしてしまう,しでかしてしまう。早い話が追い出されてしまう」とも言っていた。
 してみれば,家元には太田に「狂気」を見たのかもしれないなぁ,とも思う。その狂気が少しずつ出てきた結果,このKYになったのかもしれない。そう考えると,ぼちぼち太田も家元路線を歩んでいるのかもしれないなあ。先が楽しみである。
 ちなみに,相方の田中裕二だが,なんかずいぶん過小評価されていて気の毒である。ま,本人は恬淡としているからあまり気にしていないのかもしれないが,演技者としては大成するんじゃないか。ワシは,NHK・BSでやっていた「モンスターズ・インク」の吹き替えで,ホンジャマカ・石塚と田中が競演しているのを聴いたが,いやぁ,上手かった。有名人の声優って失敗する例も多数あるのだが,「ウォレスとグルミット」の萩本欽一のようにベストマッチになることもたまぁにある。声優・田中もそれに匹敵する出来だった。
 してみれば,狂気の太田を御しているうちに,いつのまにか田中もレベルアップしていったということなのかもしれないなぁ。

 声優つながりで,もう一つ。「考える会」の活動が実って,映画ザ・シンプソンズのDVD版はTVシリーズのベテラン声優陣が担当することになったらしい。大人の対応を貫いた地道な活動の賜物である。大いに見習うべし。

 小島よしおって,なんかデジャブだなぁと思っていたが,ああそうか,トニー谷なんだな,と気がついた。インテリが突き抜けた結果の下品な芸,という共通項があるからかな。まあ早大ってのは,大学にいるうちに,エネルギーが満ちてはち切れるという意味での「バカ」になるところらしいので,ああいうのが出てくるのも必然なのだろう。「そんなの関係ねえ!」と言われるかもしれんが。

 ということで,近頃芸能ニュースに詳しくなりつつある幸谷です。・・・いいのか>ワシ